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以下未視聴の方でネタバレ回避したい方はお戻りください。
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以下では考察の答え合わせと自力では拾いきれなかった考察の紹介をします。
【けものフレンズ 答え合わせから】
◆サンドスター
①由来:
1期では明かされることはありませんでした。設定の最大の仕掛けであり、けものフレンズの世界観を作る根源ですが、所与とされています。これを「実はこういうものでした」と説明しようとすれば、どこかで齟齬が生じる可能性は高く、所与としたほうが素直に作品を楽しめます。何でも説明しろというのは野暮というもの。所与と割り切って楽しむのが吉。
②機能・仕組み
人類はサンドスターについて、まだ多くのことを解明はしてないが、どのような作用があるのかはおおよそ理解し、これをじゃぱりパークの設計に利用している。いかにも人間らしい。昔の人は火の原理を知らなくても火を利用したようなものか。
サンドスターの効果は、動物やその遺物に触れると、フレンズという人間を模した特殊な存在になる。無機物に触れたサンドスターは、その対象によってセルリアンとなる。他のサンドスターの存在も示唆されている事から、未確認のサンドスターが存在している可能性は十分にある。
また、野生解放の特性を得たり、フレンズの身体を一定の負荷から守っているような描写もあることから、ガード機能もあるかもしれない。衣服についてもサンドスター(後述)の効能が効いているとのこと。
◆フレンズ・セルリアン
フレンズ、サンドスターで触れた重複部分は省略。フレンズ化すると、フレンズ化前の性別とは関係なく、性別は女性となる。個体によってはフレンズ化前の記憶を持っている。フレンズには代替わりがある。野生解放の特殊性質があり、種の特徴に沿った特別な技や能力を強化できる。この際、瞳の色に変化が起きる。
セルリアンは、特定の無機物にサンドスターが触れることで生まれるが、核のような石があり、これがセルリアンの最大の弱点である。セルリアンは、サンドスターをエネルギーにするようで、これが理由でサンドスターを体内に備えるフレンズを襲っている。黒いセルリアンは、サンドスターローという、サンドスターと共に噴き上がる黒い瘴気のようなものを吸収し、身体を膨張させ体型まで変化させるという、パークで最も恐ろしい存在である。
(黒い)セルリアンは、溶岩を媒介にしているらしく、2つ目の弱点として(海)水に弱く、海水を浴びると溶岩に戻ってしまう。1期目では、作中には登場しなかったものの、自分をフレンズと思っているセルリアンや、移動速度がとても速いセルリアンの存在が示唆されている。
◆かばんちゃん
1期のメインテーマともいえるかばんちゃんの秘密について。かばんちゃんは、帽子に付着していた髪の毛から生まれた、人間のフレンズである。断定はできないが、最終話の流れからして、未来さんの髪の毛を媒介にしたフレンズと考えられる。これは、観覧車に乗っていた未来さんの帽子が風で飛ばされていることから、そのように連想するほうが素直といえる。
人のフレンズたるかばんちゃんは、セルリアンに吸収され本来の姿に戻ると、オリジナルたる人に戻る。これについては、いくつかの可能性も考えられたものの、最も視聴者の意に沿う形になったかと思いますし、私もこのように着地して欲しいと願っていたのでよかった。
仮に未来さんの髪の毛由来のフレンズであった場合、何故かばんちゃんの容姿と未来さんの容姿が大きく異なるのか、整合性のある説明は難しい。実は未来さん由来ではないかもしれないし、あまり細かい事は突き詰めず、各々が望む姿で楽しみたいとろこ。
未来さんとかばんちゃんの容姿に関して、最大の相違は髪の毛の色と髪質にあります。癖毛で黒いのがかばんちゃん、ストレートで明るいグリーンが未来さん。若い時分の姿がかばんちゃんで、大人になった未来さんが髪の毛にパーマや毛の色を染めていたという仮定も十分可能です。
また後に知った情報によれば、アプリ版にはカコという研究者が存在し、かばんちゃんの髪はむしろカコさんに近いとされ、カコさんの遺伝子をもって生まれたのがかばんちゃんではないかという説もあります。これはアニメ版だけしか知らない人にはたてられない仮説です。いずれにせよ、作中では断定は不可能で、アニメに描写された範囲で想像すれば、かばんちゃんは未来さんのフレンズと想像するのが一般的な楽しみ方だと思います。
◆人・未来さん
ジャパリパークの島外には存在している模様。未来さんは、もともとパークの職員であり、一時島外に退避していたが、ジャパリパークに発生したセルリアンの退治と原因究明を兼ねて、再び飛行機で来たチームの一員のようである。
当初は、島で亡くなった可能性が高いと思われたが、無事島外に避難している。セルリアンが人の側で良く見かけられていたのは、人がセルリアンを退治するために近寄っていたからである。
◆ジャパリパーク
パークは人間がサンドスターの機能を利用して設計されている。動物や植物を観覧させる触れ合い型のテーマパークである。サンドスターにより温度、湿度、気候が調整され、それをラッキービーストが補助する事で運営されており、パークには巨大迷路といった開発中のアトラクションなどがある。
島外の付近にある別の島にもジャパリパークがある様子であり、サンドスターの効果がそこにも影響して、フレンズも存在している可能性がある。
◆ラッキービースト(ボス)
パークのガイドロボである。フレンズに食糧の供給を行ったり、パーク内施設の補助を行ったりしている。セルリアンが大量発生した”昨日の事件”の時は、まだβ版のプロトタイプであることから、本格的に生産ラインにのってパークに配備されたのは、昨日の事件の後で、ミライさんが去った後の事と推定される。人がいなくなったパークの生態系維持を務める。機体は複数ありそれぞれの地方にいる。フレンズからはボスと呼ばれている。ラッキービースト同士で通信機能を持っている。情報の共有については曖昧。
羽根or人を認識すると、ガイド機能が作動しパークのガイドを始める。フレンズについても認識しているが、人に害を及ぼすような危険な場合を除き、フレンズとは会話をしないように設計されている。
これは、パークの生態系維持に影響が出ないようにするためである。アトラクション中は手助けはしない。未来さんの録音録画モードが発生するのは、場所に起因している様子である。
サンドスターローの濃度が上がると、ガイド中の人間に避難するように指示を出す。また虹色の明滅は通信機能で、別の機体に同時アナウンスし、必要な判断をくだす機能。これによりかばんちゃんの危機をフレンズに連絡し救助を求めた。ボスの知能はAIのレベルを超えて、特にかばんちゃんと一緒に旅をしたボスは、人の感情を持っているように見られ、何か特別な機体であるかのように思えます。未来さんが本当に画面の向こうから話しかけているんじゃないかとさえ思えてしまうほどに。
◆異変
現段階では、はっきりとしない事が多いのでまだ仮説の域を出ませんが、時系列で追うと未来さんが来たタイミングと、サンドスターの山にあった爆撃機が出撃した異変は、おそらく別物ではないかと推測される。これは未来さんが五合目付近で「あんなもの=戦闘機や砲弾」を見て驚い様子から、その事態について知らなかったと思われます。そのため時系列は別々の可能性もあり得る。
過去① 島で何かの異変が起きてあるいは確認されてそれを掃討するために爆撃機出動
する事態にまで発展した。サンドスター関連であると思われる。
過去② 過去①から一定期間経過したあとサンドスターを利用し島をジャパリパークとして
利用を始めたがトラブルが発生しセルリアンが大量に出現した。
過去①と②を作戦別に同時並行で行っていた可能性はあるものの、時系列を分けると、
過去①の事態は、戦闘機などでは解決するものではなく、逆に反撃にあって撃墜。この事態は、四神を利用することで無事収束させた。この時ジャパリパークが運営されていたかは不明であるが、戦闘機が出るくらいなので、まだジャパリパークは存在していない可能性もある。
過去② 過去①を解決し島はジャパリパークとして利用運用されていた。しかし、四神の石板がサンドスターの大規模な噴火で、所定の位置から飛ばされ、サンドスターローを濾過するフィルターに隙間ができ機能しなくなったために、パークにセルリアンが大量に出現。
島は一時隔離され、人間は退避することになった。ほどなくこの原因を究明するべく現れたのが、未来さんらの人間のチームのようである。未来さんは全域調査の結果、原因がサンドスタローを濾過するフィルターの機能障害にあることを突き止め、機能障害を直すためのカギである、重要なもの(四神の石版)を探そうとする。しかし、巨大セルリアンを倒せず島外へ退避する事になった。
ツチノコや未来さんが話している例の異変は、おそらく過去②で、フィルターの機能障害発生で大量のセルリアンが出現したものと考えるのが合理的である。
◆アライさんとフェネック
アライさんはサバンナ地方に落ちていた帽子を発見、羽根に反応しだしたボスが話しだす。その最中にサンドスターが噴火し、帽子に付着した毛に触れカバンちゃんがフレンズ化する。黒い影が現れ、その様子を見て驚いたアライさんは足を滑らせ崖から落ちる。登ってきた時にはカバンちゃんが帽子をかぶって移動していくところで、フェネックに声をかけて一緒に追いかけることになった。
【視聴中気づくことができなかった仕掛けなど】
アニメ考察組の集中力というものは、本当に恐れ入ります。私個人は会話を中心に考察してはいましたが、極力画面で気づいた事は拾っていたつもりでした。それでも拾いこぼしが多かったようです。アニメは書物とは違い画がありますので、この画に散りばめられている遊びや仕掛けを拾っていくことは本当に大変です。
トキに運ばれていた時に観覧車が見えていた事、ヒトが絶滅したと聞いた時にかばんちゃんの目の光(専門用語でハイライトというらしい)が消えかけた事、サンドスターの山に砲弾が散らばっていたことや、最終話のCパートにつづくの文字がうっすらと施されていた。正直まったく気付きませんでしたw
製作者側からの情報では、フレンズの衣服は、それを衣服として脱げると気付いた時点で、脱げるという不思議な仕組みになっているそうです。サンドスターがもともと不思議な仕組みですので、なんら問題ない。キリッ
【12話心情感想】 作品全体の感想は後日
一視聴者として期待していた物語の締めくくり方として、本当に言葉もないくらいに楽しませて貰い、これ以上ないというくらいの完璧なフィナーレであった。視聴後の満足感でいえば、鋼の錬金術士(原作準拠)を見た時と同じような満たされた気持ちである。
11話も1話の中で感情があっちこっちにいくような展開だったが、12話も本当にジェットコースターに乗せられているかのように、気持ちが分刻みでいったりきたり、すっちゃかめっちゃかになった。本当になんて作品を作ってくれるんだ!(ありがとう!)・°・(ノД`)・°・
視聴開始直前、かつてないほどの緊張を覚える。何が起きても動じないように目を閉じ瞑想。可能性が低いと理解しながらも、それでも、あの回避不能の状況を打開する何かが起きるのではないかと、一縷の望みに賭けるよう気持ちで放送開始を待つ。
開始直後、サーバルちゃんは救出されていたが、かばんちゃんはやはり取り込まれていた。
サーバルちゃんの記憶に障害はなく安堵したが、キンシコウ達が側にいることで例の瞬間からかなりの時間が経過していると察してしまい、視聴開始わずか1分で大ダメージを被る。この時は本当に頭を抱えたい気分になった。更にヒグマから諦めろ宣告が出され、追い打ちでフロントスープレックスを受けたような気分に。
しかし、ここでボスがサーバルに向かって話しだす。『!!??』 フレンズに話しかけるボスに驚くと同時に、かばんちゃんを救出にいくよう伝えられた事で希望が芽生える。そう思うや否や、ボスから「三人での旅楽しかった」と死亡フラグがたち、一瞬の喜びも束の間、再び暗い気分に叩き落とされる。
巨大セルリアンをみたヒグマの最強すぎる宣言に事態の深刻さを痛感する。さらに、かばんちゃんのバッグがセルリアンから落下(もぅムリなのか・・・ブワッ)。それを見たサーバルちゃんが、かばんちゃんとの思い出を叫びながら必死の抵抗。絶望的な状況に目がしらが熱くなり鼻をかむ。
そこに博士と助手が登場!( ゚д゚)ウォォォォと盛り上がる。緊急招集から時間が経過し余裕ができたことで、博士と助手が間に合う時間ができたのである。しかし、セルリアンが強く、博士と助手の攻撃を受けてもたいしてダメージがない様子で、「他のフレンズはどうした!」と、焦燥感が出てきたところで、OPの音楽が流れ始めフレンズが大集結。ウオオオオオーキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
待望の王道中の王道の胸熱展開へと至る。1話~11話で出会ったフレンズ達が一斉に攻撃を開始するシーンは涙でよく前がみえないけど、嬉しくて自然と笑っていた。
ビーバーとプレーリードッグは穴掘りでセルリアンを足止めしたり、サーバルちゃんは紙飛行機でセルリアンの注意をひきつけたりと、各話のエピーソードの拾い直しを結びつける演出が良く、「うんうん」と鼻水タラタラ流しながら頷いていた。
ようやくセルリアンに取り込まれたかばんちゃんを取り戻したシーンからは非常に緊張した。事前の予測では、この先どうなるかはいくつか可能性が考えられ、必ずしもハッピーエンドに収まる展開になるとは限らない。
大別して「遺物に戻るor人間に戻る」→「記憶を失うor記憶は無事」、私の願望通りであれば、整合性に説明不足が多少あるものの、人間に戻るだけで御の字であった。記憶についてはもう本当にどうなることかと思ってハラハラしていた。記憶も無事と分かり、サーバルちゃんが抱きついた瞬間はウルウルの鼻チーン。本当よかった;;
なんて胸をなで下ろしたの束の間、序盤にあったボスの死亡フラグ回収の展開にまた絶望。
「たつき、なにするだああぁぁ!うわぁぁぁ!!」と叫びたい心境になっている間に、ボスがセルリアンと共にあっという間に轟沈。
嬉し涙が一転、絶望とともに悲しい涙に。悲壮感につかる間もなく、砂浜にラッキービースト登場しボスが無事だ!と一瞬喜ぶも別機体。ボスの遺物らしきガラスと燃えたバンド・・・「あんた何て事してくれるんだよーー」と天津向のように叫びたくなる衝動を抑えるのに必死に。
かばんちゃんもサーバルちゃんも無事だったのに・・・もう疲れたよ・・・暗い気持ちになりかけたその時、「おはようカバン」と声がする。思いがけず『!!!!????』サーバルちゃんと同じようなリアクションを取ってしまったw
場面は切り替わり、かばんちゃん、サーバルちゃん、ボスの三人が無事だと分かり、ようやくこの感情のジェットコースターが終わる。Aパートだというのにもう放心状態。なんて作品だよ・・
物語はいよいよクライマックス。かばんちゃんが島を旅立つことに。この三人での物語の続きをいつまでも見ていたいと思っている私には、サーバルちゃんが見送る側にたっていることが、非常に胸を締め付けられる。
出発したかばんちゃん・・・・見送ったフレンズが次々と画面からフェードアウトしていく中、ついにサーバルちゃんも画面から消え、この物語も終わってしまうんだなと、どこか寂しい気持ちをもって見ていた。
すると、「キコキコキコキコ」と何やら音が。山で使った例のやつを使い追いかけ出したではないか。涙で前が見えない・・・・嬉しい最高すぎるこの展開。 Cパート、電池切れでボスポンコツを合間に挟み、ふふとなった所でサーバルちゃんが「もうちょっとついて行こうかな」 ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ フォォォ
ありがとうたつき監督!本当最高です! 顔クシャクシャにして笑いながら、例えようのない嬉しい楽しい心温まる?そんなたくさんの気持ちに包まれながら力尽きて爆睡。
1話の中で嬉しかったり絶望したり、また嬉しかったり絶望したりを何回繰り返させる気だというような終始ドキドキハラハラしてみていたけれど、最後は大団円に終わる。二期も含みのある終わり方で、まだまだ続きが見たい私としては本当に最高の締めくくり方だった。
サーバルちゃんに加え、次の島での冒険はアライさんフェネックもついてきていそう。ボスの機体もなんとかなるといいけど。
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<追記>
海外のリアクション動画
前回確認した時は、1話から継続していたリアクション動画をあげていた人は二人だったが、今回放送後の確認では三名ほど増えていた。後追い一気視聴で追いついた組のようだが、前者二人と比べると作品と共有した期間が違うため、随所で反応の違いが見られるのが興味深い。
継続視聴組では、男性のリアクションが察しもよく、また作品に対する理解も深い様子でお勧め。こうしたリアクション動画を見ていると、ひとりで見て感動した時よりも強い感情を呼びさまれるから不思議である。女性が泣いてる姿は、それが呼び水となりこちらも泣けてしまうなど、人間の感情というものはつくづく理屈ではないと思う。