このすば2 各話感想  色褪せない爆笑のファンタジーアニメ | ながめせしまに@無為

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これ知るを知るとなし、知らざるを知らざるとなす。これ知るなり。

この素晴らしい世界に祝福を2 

 他の作品では滅多にないのですが、「このすば」に限っては繰り返し視聴しなければ気が済まないという中毒性のようなものがあります。

1回目 そのまま視聴

2回目 海外のアニメ好きのLiveReactionの人達の様子を見つつ視聴

3回目 まとめサイトをチェック&他のファンのコメントを見ながら視聴

気に入った回はさらに視聴を重ねる。

 

 私が最近はまっているのが、海外のアニメ好きのリアクション動画を見ながらの視聴で、翻訳で笑うポイントがズレているかもと懸念もありましたが、概ね笑い所が日本人と変わらないことが分かります。

 

地味に凄い事だと思う。日本独特のネット関連のジョークは伝わらないようなこともあるようですが、このすばは分かりやすいコメディですので、海外の人達が画面のむこうで爆笑をしているとつられて笑ってしまいますし、ここ面白いよねという具合に妙な満足感を得ながら楽しむことができます。

 

 

1話  この不当な裁判に救援を 85点 

 復活の呪文から、スターウォーズ風に1期を回想しつつ導入。いきなり仕掛けてきます。2期はキャラデザがほっぺが膨らんでいたりと、1期とはキャラのデザインがやや変わっているとアナウンスにあったように、どことなく違和感を感じます。

 

声優さんの楽しそうな演技は健在で、これを見るとこのすば帰ってきたなぁとにやけてしまいます。少したれた感じの胸や、履いてないアクアも健在。

 

牢屋にいるカズマを助けにくるアクアがとっても可愛い。しかし知能指数に問題を抱えているこの愛らしい女神には、そんなミッションを果たせるはずもなく、一晩寒い外で体育座りでカズマの脱出をまっている様子も愛らしかったです。 

 

 セナとの尋問の様子も面白かった。立場逆転で攻勢に出るカズマ。口にしてはいけない一言で、再度立場が逆転。状況がコロコロと変化し、一見退屈になりそうなシーンでも、このすばらしい楽しさを見せてくれます。

 

裁判ではセナのイナバウアー的なポーズが印象に残りましたが、面白かったのはめぐみんやアクアは安定の役立たず(むしろこの裁判の原因の大元)、御剣の証言が強制打ち切りなど、随所に笑いを入れてくるので飽きずに楽しめました。
 

 最後の最後でカズマはジャージ死守しましたが、めぐみんは杖を、アクアはお酒を強制徴収。そしてアクアの大泣きで締め。アクアの泣きを見るとそれだけで面白いw

 

2期のOP(1話ではED)は1期の方向性と同じく、異世界で大冒険している様子が描かれ面白い。黄金のリンゴをGETするクエストをしている様子。ダクネスが爆弾岩を叩くシーンがめちゃくちゃ可愛い。

 

2話 この紅魔の娘に友人を 95点

 アクアがひどい目にあうほど、このアニメは50%増しで面白く感じます。

「調子にのる→ひどい目にあう→大泣き→反省せず調子にのる」、この様式美はもはや不可欠。

 

新キャラではチョム助が初登場。かずまさんのあそこをうまくカバーしてました。ゴッドブローこそなかったものの、1期の2話でやったカエルクエストが再び見られて大満足。アクアとセナで交替でカエルの口から出し入れされてるところで大爆笑。アクア様が(唾液まみれで)大変輝いていた。これには海外勢もお腹を抱えて大爆笑していました。

 

 本編では初登場の新キャラゆんゆん。お気に入りのキャラがようやく出てきて満足。めぐみんと友達になりたいのに、なかなか素直になれないシャイなキャラ。作中では珍しい良識キャラですが、本編初登場の際の魔法の演出は、違う作品かと思うくらい圧倒的強さでクール。

 

過去のトラウマシーンは原作を読んでいると笑えるのですが、ゆんゆんの友達いない設定は、海外勢には笑いどこというよりは、本当に可哀そうという感じで受け止められ、日本人とは異なり真面目に気の毒な憐れみを誘っているのが印象的。

 

OVA時より可愛くなっており、またこめっこがチラっと登場するサプライズシーンありテンションがあがる。めぐみんとの混浴では先制して脱ぎだすカズマには笑った。パンツ穴あいてるしw アクア様のおかえりって言ってほしいんですけどー、は本当に100点満点をつけたいくらいよかったw

 

 

 3話 この迷宮の主にやすらぎを 90点

 絵がだいぶ綺麗になってて、1話で多少感じた心配はどこそこへ。少し崩れてもまったく気にならないこのすばですが、綺麗な絵でもそのもち味はまったく減速せず、むしろ加速して楽しめます。

 

そして今週もひどい目に会うアクア様。3話目も輝いてます。夜中隣でゴソゴソ(シコシコ)と音をだしていても、知らないフリをしてくれるアクア様はやはり女神。しかし今週は本当にアクア様が女神となるシーンがあり、このすばらしからぬホロっとくる心温まる話もありと、アクア様が色々な意味で輝いていました。

 

 アクアは普段はヒキニートなど散々な呼び方してるものの、ピンチになるとカズマ様と様づけになる。カズマもピンチではアクアを先生と呼んだりして、本当この二人は夫婦ばりのコメディを見せてくれる。

 

海外勢が今回一番爆笑していたのは潜伏発動したカズマのシーンでした。千里眼や潜伏の演出格好よかった。1期ではカットされてしまって残念ですが、ダストが今期は随所で登場して笑わせにきます。ダストのスティールのシーンは本当面白かったw

 

 

4話 この貴族の令嬢に良縁を 90点
 冒頭から夫婦漫才からのアクア様の大泣き。アクア様今週も輝いています。4話は、2話3話とどこいった状態になったダクネスが帰還。悪い貴族に捕まっていたわけではなく実家にいた模様。ダクネスを体よくパーティーから追い出すことを目論むカズマは、伊達にクズマと呼ばれているわけではないw 

 

 1期はドM面ばかりが強調されていましが、今回は感情を爆発させ怒ったりドジったりするダクネス。

茅野さんの演技も突き抜けた感じがして、これまでにないダクネスを見るよう思いで、ダクネスの好感度が急上昇。

 

しかし、ダクネスの願望がもう救いようがない領域に達してしまっていて、清々しいまでになってしまっているw カズマに悪戯され、変な声をあげてしまうララティーナ可愛い。アクア様のメイド服も可愛かったです。池の鯉を呼び寄せる謎芸もよかった。 こういう何気ない遊びのシーンを入れてくれるのは嬉しいです。

 

 ダクネスにスポットが当たるダクネス回では、今まで一番面白かったように思います。海外勢のリアクションではダクネスに力負けしているカズマさんがウケがよかったです。ダクネスがお仕置きが欲しくて、わざと力を抜きだしたあたりはあまり伝わってなかったようです。

 

5話この仮面に騎士に隷属を  88点

 魔王軍バニル初登場。前回のダンジョンで、ダンジョンもトラウマになったアクア様w 自ら爆弾人形に当たりにいくぶれないダクネス。攻撃が当たることに快楽を得るダクネスw 4話に引き続き輝いているダクネス。ダクネスおもろいww

 

主要サブキャラのバニルを担当する声優さんは、名前だけではあまりどんな声だったか思い出せなかったため、やや不安を感じていましたが、このアドリブが飛び交う現場の中でも見劣りしない素晴らしい演技でした。 『やかましいわっ!』 のくだりは本当に面白かったw

 

 海外勢にも、今回はダクネスとバニルのこの一連のくだりが一番ウケていました。ドM属性のダクネスに、作中最強キャラの一角たるバニルにさえ手を負えない様子がおかしくて笑いがとまらない。

 

悪魔系には容赦のないアクア様とバニルの対立という新しい構図も面白いですが、やはりアクア様はひどい目にあって泣かないと物足りない。「ララティーナ可愛いよララティーナ」が冒険者の間で広まって、恥ずかしがるダクネスはとても可愛かった。こんなにダクネスが輝きだす日がくるとは。
 

 

6話 この煩わしい外界にさよならを 80点

 ごねるアクア様と、大金を手にして冒険に出たくないカズマからスタート。

久し振りのクエストらしいクエストに出かけた一行。良かれと思ってやる行為が足を引っ張るアクア様は、カズマに叱られてついに発狂w

 

このシーンはアクアの作画が凄いと話題になっており、また泣くというよりは発狂しているアクアの演技も海外勢にかなりウケていました。日本のまとめサイトではカズマの狙撃(ソ・ゲ・キ)シーンの作画が凄いと話題になっており、進撃の巨人でも活躍した人だそうです。あまり作画については詳しくないので分からないのですが、作画重視のファンにはご褒美だったのでしょうか。

 

 後半は久しぶりのエリス様登場でしたが、エリス様は女神ですから(当然パッド以外は)おかしな言動はないので、このすばの世界観ではかえってういてしまうという、何とも不思議な位置づけw キャラ人気投票では上位ですが、アニメ組には、まだそこまでキャラがたっていないかな。

 

最後はカズマのエクスカリバー(意味深)をを見て、失笑するアクア様。隣で恥ずかしがるダクネスとは対照的でしたが、しっかりオチをつけて終了。海外勢もこの最後シーンは爆笑してる人が多かったです。

 

毎度高得点のこのすばですので少し物足りないような気もしますが、それでも毎回笑わせてもらい安定して面白い。

 

 

7話 このふてぶてしい鈍らに招待を! 98点

 出だしはカズマとアクアによるエセセレブコントでスタートw 冒頭から飛ばします。屋敷を訪れたバニルは、アクアが仕掛けた結界で瀕死になりつつも、意にも介さない様子でアクアを煽りまくり、アクアとの喧嘩コントが勃発w 

 

1話は何だったのかというぐらい最近アクア様が可愛いのですが、今回はアクア様のマジギレの顔が見られてうれしい。

 

引き合いに出されたダストは、町の湯場を覗いてしょっぴかれていて名前に恥じない屑ぶりw ダストは短い登場シーンで確実に笑わせにくるので、かなりお気に入りになりつつあります。 このままダストには屑ぶりを発揮して、この方向性でキャラをたてていってほしいw 

 

 カズマが開発した地球のアイテムの知的財産権をバニルが買い取ることで、大金持ちフラグがたったことが冒頭のエセセレブコントに繋がっていた模様。

 

まだAパートだというのに笑いすぎて可笑しいというのに、後半はさらに面白かった。知能の低いアクア様と最強クラスのラックを持つカズマのじゃんけん勝負のコントは、お腹よじれそうでした。

 

アクア様の大泣きの様式美がたくさんみられて本当に最高。そしてこのすばが始まって以来の大事件。ついにカズマが始まりの街アクセルを出ることに。今回は海外勢も終始爆笑している様子ですが、アクア様とカズマのじゃんけんのくだりと、走り鷹鳶のくだりでダクネスが自らダメージを受けに向かうくだりが、最もウケていた様子でした。

 

8話 この痛々しい街で観光を 90点
 冒頭カズマのナレーション森本レオでスタートw不意をつかれたww王様のレストランを思い出しました。もうこの演者の皆さんはやりたい放題だなb(褒め言葉) 

 

今週もダクネスが可愛いw 1期はいまいちドMキャラが作品にマッチしているような感じがしなかったのですが、2期は演技の効果もあるのか、いい感じにアクセントがついてこのおかしなメンバーに馴染んでいます。

 
 ゾンビ戦ではアクア様のターンアンデッドの巻き添えをくって消えかけたウィズがツボ。一方ゆんゆんは、湯治の旅には誘って貰えず、それも知らないまま屋敷を訪れる不憫イベントを増やす。ゆんゆん可愛いしパーティーに加わってほしいのだが、ゆんゆん加わってしまうとこのすばが正当な冒険アニメになってしまうという何とももどかしい状況にw

 

アルカンレディアはアクセル以外ではこのすば登場の二番目の街。 街の絵は非常に綺麗。力いれすぎw 温泉街として有名な街であるが、悪名高いアクシズ教の街であるという面もあり、早くも面白いことしかおきないフラグが立つ。

 

そんな街なので、アクア様は到着と同時にハイテンション。ちやほやされてくるというアクア様とっても可愛かった。一方、死にかけのウィズの夢には、久し振りにベルディアが出てきた。一瞬の出番ではあったが不意に出てきたのもあり思いきり笑ってしまった。こんな短時間で笑わすとは美味しい役回りだw

 

 街に出ると典型的(?)な悪徳宗教の勧誘に苛まれるカズマと、エリス教徒であるがためツバまで吐かれるなどひどい扱いをうけるダクネスだが、案の定ダクネスにはご褒美の模様。

 

まとめで見て知ったとこではカズマが勧誘されている時に、ダクネスは軽くヤキモチをやいているシーンも。1回目では気付かなかったけど皆よく見てるなぁ。ダクネスに犬皿で骨が出されたのは笑ったw

 

海外勢には宗教勧誘のくだりは意外にも凄くウケがよかったです。どこの国でも同じようなことがあるのでしょうかw最後のおにいちゃーーーん!は大うけしていました。アクシズ教徒のキャストは監督が厳選したようでモブとは思えない実力声優が勢ぞろいしています。

 

  

9話 この不浄な温泉街に女神を 95点

 いわゆる温泉回。アクシズ教徒に翻弄され振り回されるカズマ。めぐみんはトラウマを植え付けられ、ダクネスは子供に石を投げられるw 今週もアクア様が序盤からカズマに泣かされ輝いている。

 

絵も綺麗だしアクア様が本当可愛い。 混浴だと知ったカズマさんは大義を得て堂々と混浴へ入湯。女性客をイケメンモードで凝視するカズマは本当面白い。湯にいた男性客はアクシズ教の洗礼を受けて、HPが0になりかけている様子。

 

そこへダクネスとめぐみんが女湯に。すかさず聞き耳をたて覗こうとするカズマさん流石ですw このシーンではカズマの表情がコロコロと変化して面白かった。めぐみんとダクネスの胸に白い光りを入れずに、動きで見えないようにしてるシーンが凄いと評判だったようです。

 

アクア様といえばアクシズ教徒に邪険にされ大泣きw 自らの正体を明かすも、嘘つき呼ばわりされ三度目の大泣きw 本当可愛いw ダクネスもアクアに巻き込まれ、アクシズ教の宣伝を手伝わされ恥ずかしい様子。

 

ウィズもアクアの神気にあてられ消えかけ、再度ベルディアさんに呼ばれたりと今週は笑い所が非常に多い回でした。海外勢には混浴風呂でイケメンカズマになったいたあたりがウケていた。

 

 最近アクア様がやたら可愛いわけですが、アクア様が可愛いとうよりは絵がとても綺麗な回がしばしばあり、見直してみると総作画監督がいずれもその方が担当しているという共通点がありました。作画関連には疎い私でも違いが認識できるほどで、9話はこの方が担当した回かなと思って確認して見ると思った通りで、絵の癖というのはよくよく見ると結構あるものだなと認識しました。それだけ、このすばを繰り返してみているというのも大きな要因かもしれません。

 

 

最終話 この素晴らしい仲間たちに祝福を  82点


 最終話はアクシズ教徒との対峙になると見せかけて、魔王軍幹部ハンスとの戦闘に。魔王軍幹部との戦闘ということもあり、最終話は多少ギャグ抑え目の戦闘シーンを見せ場にしたという感じ。

 

この話の運び方は1期と同じでした。アクア様の神気にあてられ弱っていたウィズが本気で怒るなど、あまり見られない見せ場もあったりで面白かったです。

 

頭のおかしいパーティーメンバー達だけあって、ややゴチャゴチャした感じが強かったですが、それでもカズマは9話でダクネスに語られていたように最後は頼りになる奴でした(骨になってたけどw)。

 

調子にのってカズマに泣かされるアクア様の大泣きシーンではなく、信者を大切に思う気持ちから涙するといういつもの定番とは違う泣き方でしたので、底抜けに笑えるという感じではなかったですが、それでもアクア様の女神らしき一面が見られてよかったです。アクア様本当可愛い。

 

 これで魔王軍幹部をベルディア・バニル・ハンス(ウィズ)、そして厄介な災厄デストロイヤーを撃破するなど、戦績だけみると素晴らしい活躍なわけですが、下級モンスター相手に木から落ちて死んでしまうなど、このアンバランスなとこがユーモアに溢れて面白い。

 

3期のアナウンスがなかったのが残念ですが、他のアニメとは異なりこのすばに限っては、3期がないというのはあり得ないと思っているので、安心してアナウンスを待てそうです。ゆんゆん最後にめぐみんに相手してもらえてよかったw