変容するということ | 吟遊詩人妙遊のブログ

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 ケルト。

 昔々ヨーロッパに広く住んでいた人々なのですが、次第に追いやられ、しかも文字を書き残すことに重きを置かない人々であったため、わからないことが多く。

 ただ言語が残っていたり、遺跡が残っていたり、キリスト教化された後に文献に残ったり、ケルト人以外からの記録から見えてくる彼らの存在が。あまりに魅力的で。

 そんなわけでケルトにロマンを感じる人がたくさんいます。

 

 一番の有名どころは、おそらく音楽。エンヤやケルティックウーマン、またタイタニックなどで見られるパブでよく演奏されているダンス曲。

 

 そして次点は、ケルズの書、だと思うのです。

 中世ヨーロッパのキリスト教の福音書に出てくる、あまりにも色鮮やかで複雑で美しいケルトの文様で有名です。

 

 ふと、ケルトを学び直したくなって、鶴岡真弓先生の本を読んでいたのですが。

 

「ケルズの書」「ダロウの書」などの文様の美しいこと!!

 

 だけでなく。

 

 そこから見えてくるあり方が素敵なんですよね。

 

 ケルトの渦巻文様や組紐文様は延々と連結していけるんですよね。

 延々と連結し、変容し、動物であろうが、人間であろうが、文様に取り込まれて、ぐねぐねと動き続ける。

 止まっている画像なのに、動いているように見えて仕方がない、その文様。

 

 ひとつのあり方に固執しない、固定されない、変わってゆき続ける。

 そういうあり方を見せてくれる。

 

 現代の日本はひとつの固定概念や秩序で回っていません。

 世界中の価値観が一気に入ってきて、逆に日本から発信することも求められる。

 お互いがお互いを取り入れ、消化し、ハイブリッドになっていく。

 ぐるぐる掻き混ぜて、どんどん変わっていく。

 エネルギーが回り続ける。

 死んだものは新たに生まれ変わり、ぐるぐるぐるぐる回り続ける。

 

 そういうことを世界中の人々が感じるからこそ、ケルトの文化が人々に求められるのでしょうね。

 

 私も大好きです。