また一人、逝ってしまった… | 葎の地へ

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人が訪れない荒れ果てた地へ、ようこそ♪

今日、PCを立ち上げてみて、

最初に目についたのが…

 

 

大橋純子 死去

 

 

のニュースだった

 

あまりにもショックで、

言葉も出ないし動けもしなかった…

 

 

もんたよしのり と同様、

大好きな歌手で、

あのちっちゃな体に似合わない、

半端じゃない声量と音域なのに、

キンキン声ではないから、

ドリカムの吉田美和が出てくるまでは、

私の中で一番上手い女性歌手だったのだ

 

 

当時、私の家にあったのは、

30cmウーハーが内臓されている、

とっても古いけれどいい音が出るスピーカーと、

色んなメーカーを組み合わせたコンポ…

 

 

今のように、一体物ではなく、

当時は、優れているメーカーの1つ1つを組み合わせることが出来たので、

アンプは〇〇

スピーカーは〇〇

デッキは〇〇なんて組み合わせが楽しめたのだが、

まだ私は若かったので(笑)そんなに知識もなく、

兄弟が揃えたコンポでレコードをかけて楽しむのが

精一杯だった頃だった

 

 

ラジオから流れてきた

 

サァリ・ナイト

 

を聞いて、衝撃を受け、

レコードを買い、

そのコンポから大音量で流れる曲に負けないくらいに、

一緒に歌うことで、

私も知らず知らずに発声法を修得したり、

ビブラートのかけ方を練習したりしていた

 

 

シルエット・ロマンス や たそがれマイラブ はヒットしたけれど、

私の中での衝撃は、

サフアリ・ナイトである

 

 

そして、スナックに行くような年齢になったら、

 

 

夏女ソニア

 

が定番となった

 

これは、もんたよしのりとのデュエットで、

カラオケで歌うにも相手がいるから、

いつでも歌えるという訳ではないのだが、

当時の私は人寄せパンダ的で、

ぼうず(客が誰もいない状態)の店に入っても、

何故か、すぐに客が入ってきて、

終いには満杯になる為に、

 

 

お茶だけでもいいから、

とにかく来て

 

 

と呼ばれ、

またそこで誰か知り合いに出会う為に、

飲み代を払ったことがないのだ(笑)

 

だから、相手も必ず現れるのであるが…

 

 

もんた がつい先日亡くなってしまい、

続けて大橋純子も亡くなってしまい、

アントン(アントニオ猪木)に続いて、楽太郎(圓楽)が亡くなった時以来、

また、気持ちが落ちてしまっている…

 

 

また、本当に歌が上手い歌手が、

一人逝ってしまった…

 

 

残念ながら、今流行の歌手で上手いと思う人が全くいないから、

こういう正統派が逝ってしまうのは悲しい…

 

 

前にも書いたと思うけど、

ブレス(息継ぎ)がマイクに入る時点で、

下手クソ(声量がないからマイクにかぶりつく為)だと思っているので、

今流行の歌手は全員不合格…

 

で、酔っ払って喋っている客を振り向かせられるのが歌唱力…

つまり、表現力なのだけど、

ある意味、見に来ている客と盛り上がるのは

誰でも出来ること

 

 

だって、その為に来ている客だから…

当たり前のことだよね

 

わかりやすく言うと、

 

冷蔵庫を買いに来ている客に冷蔵庫を売っても、

それは営業力ではなく、

当たり前のこと

 

カメラを見に来ている客に

冷蔵庫を売れば、

それが営業力だということなのだ

 

 

要は、その気のない客を振り向かせることが出来るのが

歌唱力なのである

 

だから、ランキングとかの常連である、

松田聖子や浜崎あゆみといった中年をはじめ、

いきものがかりやYOASOBIやadoとかの比較的若手に、

歌唱力があると思ったことはただの一度もない(笑)

 

 

ちなみに、松任谷由実や中島みゆきに

歌唱力があるとは思わないが、

彼女たちにしか出せない”味”があるので、

誰がカバーしようが越えられないというもの

 

唯一、カバーで越えられるのは、

ゆーみんで言うと、

ハイファイセット だけかな…

 

 

中島みゆきで言えば、

「糸」は研ナオコ、

「ファイト!」は満島ひかり

後のカバーは論外…

 

 

それと同様に、大瀧詠一もそうだな…

大瀧詠一を超えるカバーは存在しないな…

 

 

って感じで、

ある意味、唯一無二なのが、

ユーミンや中島みゆきや大瀧詠一だと思う

ぁっ、懐かしい やしきたかじん もね…

 

 

まぁ、たかじんは 上手い側のグループだけど、

誰もカバー出来ないよね…

天童よしみは天童よしみのオリジナルになっているし、

トミーズの雅も雅の歌になっている

 

カバーというより、

昇華しているって感じかな…

 

だから、カバーする側も実力があると、

オリジナルに昇華出来るけれど、

実力がないと「舐めとんかっ!」となる(笑)

 

 

尾崎紀世彦も逝ってしまってるから、

本当に上手い歌手が、

また逝ってしまったという残念さと、

あっちの世界でも歌っているのかな?

 

なんて思うようにすれば、

少しはマシになるのかな…