胎児の吸収

胎児の吸収というタイトルに驚かれた方も多いと思います

お腹の中に宿った子がいつの間にいなくなっている・・・

経験された方（ブリーダー）の中には

病院で超音波検査で確かに３頭の仔犬を確認したのに

その後　再度検査したら

１頭に減っていたという方もいらっしゃいます

ひどい場合には１頭も居なくなっていたという事もあるそうです

流産とも早産とも違う　胎児の吸収・・・

驚くような話ですが

犬の妊娠では　よくあることだそうです

実際　胎児が吸収されてしまった母犬は

何事もなかったように　けろっとしているそうです

体調を崩すことも　その後の体に異変が起こる事もなく

ただ　妊娠後期で　胎児が大きくなっていた場合などは

育たなかった子の残骸が出てくるそうです

その原因は　色々と言われています

・母犬が自分に育てられる範囲に仔犬の数を調節する

・産まれても　元気に育たない可能性がある子を吸収する

・妊娠中に与える食べ物の影響

（タンパク質・カルシウムの不足）

・寒さなどによる体の冷え

・ストレス

犬というのは　人間とは違う野性の本能があるのでしょう

本当に不思議なものです

さて　なぜこのような話をしたかと申しますと

実は　我が家でも　この現象がおこっているかもしれないからです

ウメ吉さん　数日前までは

確かにお腹が大きくなっていて　お乳も張って

妊娠の兆候が見られました

超音波検査で確認した訳ではないのですが

長年の経験から　妊娠は確実と思っていました

が　最近になって　お腹が小さくなってきているのです

お乳の張りはあるので　仔犬が全て吸収されてないとは思うのですが

例えば３頭から１頭に減っている可能性もあります

今思えば　前回

昨年の夏の交配の時も　同じような妊娠の兆候がありました

お腹も大きくなって父犬である桃太郎くんが

いつも　ウメ吉から離れずに居て

自分の子を身ごもったメス犬を守る　男らしいオス犬の姿を見せていたのですが

結局　１頭も出産しなくて・・・

あの時は　ただ妊娠しなかったんだなぁと思っていました

今回も　絶対に妊娠していると確信したのに

お腹が小さくなってきているのを不思議に思い　色々と調べてみたら

このような現象が起こるのだという事を知りました

でも心配しないで下さいね

ウメ吉さん自体は　とても元気ですよ

よもぎさんと苺さんのお相手は　ポン太くんで

とても順調にお腹が大きくなっているのですが

桃太郎がお相手の

ウメ吉さん　ｂｅｒｒｙちゃん　豆大福

みんな　一度は大きくなったお腹が　段々と小さくなってきています

「桃太郎くんの赤ちゃんは　みんな吸収されてしまうね」と

桃太郎に話しかけると　桃太郎は驚いたような顔をして

じっと話を聞いていますよ

桃太郎

「おかしいなぁ」

桃太郎も　なに一つ病気のない

健康優良児です

本当に何が原因なのか分かりません

ただ　桃太郎くんの仔犬が見れるのは

レア物なんだなと思うしかないです

絶滅危惧種の動物たちも　

なかなか赤ちゃんできないけど

桃太郎も絶滅危惧種にならないでおくれよー