前回の記事では

息子の療 育相談の流れを書きました。

その続きです。


診断はまだですが、

現在考えて対応していること。



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きっかけは、9月に本人と面談した

心理士さんニコニコの見立て(診断ではない)でした。


ニコニコ「身体を動かすことについて、不器用さがありそうです」



そのときは病名は出ませんでしたが

示唆されたのは

発達性協調運動障害(DCD)

ではないか?ということ。


素人なので細かくは書きませんが、

まあつまり運動障害ですランニングランニングランニング

わたしはざっくり「頭と身体が連動していない」

と理解しています。(正しくは違うかも)



そう言われてみると息子は

乳児のころの、

ハイハイしない

つかまり立ちもほぼせず

1歳5ヶ月まで座ったままおしりで移動していた……

などから始まって


小2の現在、

縄跳びほぼできない

鉄棒の前回りもマットの前転もできない

ジャングルジムは1段しか登れない

エスカレーターにスムーズに乗れない

立ったまま靴を履けない……

などなど


わたしも夫もクラスでワーストレベルの運動オンチだったので、

そんなものかな?とも思っていましたがにっこり


言われてみれば

運動オンチの域を少々超えている気がする。



滑舌が悪いのも

身体的不器用さと連動している可能性がある

とも言われ、

なるほど〜!と妙に納得。




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というわけで

DCDをなんとなく理解するために、

こちらの本を読んでみました。

(何かあるとすぐ関連の本を読んでみるインドア文系おばさん)



『なわとび跳べないぶきっちょくん / ただの運動オンチだと思ったら、DCD(発達性協調運動障害)でした!』

↑ほぼ漫画なので15分で読めます。
取っ掛かりに良い。


『DCDの子どものサポートガイド』
↑全小学校に備え付けてほしい本おねがい

「普通これはできるやろ」という動きができない子のために、動きを刻んだり細かいポイントに分けたりして、丁寧に解説されています。

合理的配慮についても書かれています。

体育の授業について(乱暴に要約)
・できなくても、大人になってそんなに困らない。
・でもできないと目立ってしまう残酷な教科。
・自信をなくさないための措置が重要

と書かれていて
そうそう……!と膝を打つ思いでした。

運動できなくても別に困らないの。(自分もそうだし)
でもそれによって
集団行動に参加できなかったり
お友達と溝ができてしまったり
自己肯定感が下がってしまったり
という、二次災害的なことが心配なのですえーん




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心理士さんニコニコの話に戻ります。

言われたのは


目標を下げて、刻んで、

スモールステップで。

できたらひとつひとつ褒めて。

ということ。


これまでもプロセス重視で

"褒めて育てる"を

心がけてきたつもりでしたが、

もっと刻んで、もっと褒めるべき?と

わたしも夫も、ここであらめて思う。




加えて

上記の本に書かれていることを参考に、


自転車練習・縄跳び・水泳の練習に

夫が息子と

二人三脚で取り組んでみました凝視真顔


・ポイントだけを伝えるのではなく、ひとつひとつの動きを丁寧に教える。

(お手本を見せ真似してみな、というのは無理)

(息子は理屈っぽい性格もあり尚更言語化が必要)

・全体ができていなくても、刻んだひとつひとつができたら都度褒める。できなくてもやってみたことを褒める。

・毅然と接するが、無理強いはしない。



……あたりを意識して

この2〜3ヶ月ほど粘り強くやってみたところ


星自転車:乗れるようになりました!

星縄跳び:前跳び10数回できるようになりました!

星水泳:ビート板有バタ足25mできるようになりました!


小2の今までできなかったことが、

少しずつできるようにキラキラキラキラ

普通のお子さんから見たらえっというレベルかもしれませんが、息子にとってはすごいこと。


本人もびっくり&とても嬉しそうです凝視気づき気づき



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今後また考え方も変わるかもしれませんが

今の自分の感覚としては。


障害の有無を知ることは、あくまで、

息子の成長に繋がり

より良い学校生活を送るための手がかり。



まだ診断を受けたわけではないので

DCDについてはあくまで「疑い」レベルです。


息子は、上に書いたように

DCDの特徴に当てはまる点も多いですが、

当てはまらない点も多々ある。

(文字を書くのは普通にできるし、苦手意識強い絵も決して下手ではない。徒競走も参加できさえすればそこまで足は遅くない)

(障害が無いならないで、しかし息子が集団行動苦手なのは事実であり、また別の問題が。。)


病名がつくかはまだ不明。

ただ、グレーゾーンという言葉があるように

少なくとも「傾向」はありそうですし



障害があろうと、なかろうと、

心理士さんのアドバイスや、DCDの本にあるような

運動障害を想定した

スモールステップのアプローチが

今のところ有効である様子。



もちろんそれは

「授業にある程度参加する」というゴールを目指すことに対する特効薬ではなく、

息子の問題は運動障害だけではない(情緒の問題も示唆されている)ので

微々たる効果なのかもしれませんが、

息子を理解し、良い関係を作る

ひとつのきっかけにはなっていると思いますニコニコ



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長々と書いたわりには、たいした内容書いてない……(いつもです)


↓前回記事。

次回予告みたいなの書いてて、違った内容になってしまった気もしますが直すの面倒なのでそのままで♡ 



心配はもちろんたくさんあります。

自分のこれまでの考え方は大切にしたい一方で

自分の価値観を変える覚悟も必要と思います。


そしてその

変える覚悟は一朝一夕にできることではない。

知って、試して、息子を見て。

模索の日々は続きます。