この夏の
我が家(特にわたしと息子)のブームといえば
戦後昭和史です。
こちらの漫画が
うちでの戦後昭和史ブームの火付け役
『角栄に花束を』
学習漫画ではなく、娯楽作品(ギャグ漫画?)なので、誇張やツッコミどころも多々。
ありつつも、面白くてわかりやすい。
わたし自身、日本史選択していた大学受験のときには戦後昭和史はよくわからないまま力技で暗記したものですが、
GHQの占領から55年体制、60年安保闘争や所得倍増計画など、なるほど!と、こちらの本で楽しく整理することができました
◆◆◆
息子もハマりやすい性格なので、この夏は戦後昭和史どっぷりです。
特に東急VS西武の箱根山戦争のくだりが気に入ったらしく、
先日も東急線乗っていたら突然
「お母さんは東急派?西武派?」
「東急線と西武線が乗り入れしているなんて昔は考えられなかったね〜」
など、しみじみ言い出した。
東急派西武派とか人生で考えたこともなかった。
ていうかあなた何年生まれやねん。
夕食のときは夕食のときで
息子
「岸信介って……」
私
「え、わたしもいま岸信介のこと考えてた」
夫
「(この親子、気持ち悪いな……)」
夫なんだかごめん。
というやり取りがあったりしています。
漫画ではおじさんたちがずっと派閥・人事・金で殴り合っている。
当然のように選挙=札束が飛び交っていて、それが面白いと同時に、ふと、民主主義とは?という気持ちにもなれます
また60年安保では、ラグビー部出身ムキムキの金丸信が清瀬議長を物理的に担いで運ぶ場面があり、これは絶対盛ってるでしょと思って調べたら、史実だったので驚きました。フィジカル大切。
この本を読み始めたときの息子
「この田中角栄って実在した人物?」
「そこから!?」
漫画だからだいぶ脚色されているものの、登場人物はだいたい実在してるよと教えたら驚いていました。
息子は昭和史については漫画日本の歴史をさらっと読んだ程度で、具体的に知っているわけではなかったものね。
そしてネタバレ問題勃発。
「宮沢喜一は、わたしが子どもの頃の首相だった、おじいさんのイメージ」
「彼の若い頃はGHQとやり合ったりしていたなんて驚き」
「えっ宮沢喜一は総理になるの」
「ネタバレしないで!怒」
昭和史を知らない息子にとっては、史実さえもネタバレになってしまう
わたしにとっては宮沢喜一も竹下登も首相だったときをリアルタイムでなんとなく知っているので、なんなら史実というより普通に昔の有名なおじいさんたち。
そんなおじいさんたちにも若い頃があったんだなーと楽しく読んでいますが、そのあたりの話も、息子にすると怒られるのでできません笑
(逆に、河野一郎や大野伴睦が総理大臣になれるか?についても口止めされています。←※なれません)
小6社会で習うときに盛大にネタバレくらえばいいわ
なお、小3娘もこちらの漫画を読んでいます。
さすがに話の意味はわからないとのこと。
ただ、変な言葉ばかり覚えています。
「Go Home Quickly !(=GHQ)」
「バカヤロー解散」
可愛い顔して吉田茂がお好き。
よそで言わないでねー
◆
小5息子にとっては、このタイミングに読めたのは良かったかもしれません。
☆政治の仕組みはよくわからなくても、権力闘争の緊張感はなんとなくわかるので、物語を理解して楽しむことができる。
かつ、
☆史実を知らないので、「このあとどうなる?この人は総理になれる?」と展開を新鮮に楽しむことができる。
二重に楽しめる贅沢なタイミング!
安倍晋三は岸信介の孫ということにも
「そうなの!?」
「じゃ現代と繋がっているんだ、すごい」
と、やたらと感心していて。
「知らない」ってなんだかいいな、と思わされました。
◆
なお、漫画の帯には「社会の勉強になる」というアオリが書かれており、お子さんによっては効果有かもしれませんが、うちにおいてはそうでもなさそう。
塾の社会で公民をかじった息子、
「先生に『知ってる省庁挙げてみて』と言われたとき、ぼく漫画の影響でうっかり『大蔵省』って言っちゃった」
20世紀の知識が身についている
わたしも最近は通勤中にWikipediaとかで戦後昭和史の政治事件など、つい調べて読んでしまう。
今さら戦後昭和史に多少詳しくなったとて、特に何があるわけでもないですけれどね。
とりあえずこの夏の娯楽のひとつとして楽しんでいます