また原点に戻る 軒下(のきした)道場 | 母体武道 合気道 無元塾

母体武道 合気道 無元塾

成田伝合気道で唱えられた母体武道をさらに洗練させて、武道のみならず、セラピー、ボディワーク、普段の立ち居振る舞いなどの根元となる普遍的なものをお伝えしております。

緊急事態宣言で、屋根のある畳の敷いたちゃんとした道場で稽古が出来なくなって、


6年前この無元塾を立ち上げて一人で公園で稽古していた頃の心境を改めて思い出しました。


一人で体捌きをして、剣、杖をふり、芝生の上で受け身の稽古をして、それで十分なんだと自分に言い聞かせて、続けることを目標にしてやり始めました。


https://ameblo.jp/mugenjuku7/entry-11978912379.html



このブログで情報発信をすることで、仲間が1人増え、2人増え、正確な延べ人数はわかりませんが、5年でかなりの人数の方に来ていただきました。


当時も今も活動の目標は同じです。


それは、


平井稔先生の教えを成田新十郎先生が受け継ぎ、成田先生の中で整理され、精度を上げられた内容を教え伝えていただき、それが日本武道の本質であるということを私なりに世に伝えいくということ。


それは、一言で言えないのですが、


テクニックではなく、考え方のことであり、

オカルト的要素を持たないスピリチュアル性を有していて、

球というイメージを具現化するために、身体的感覚や動きの精度を上げるシステムを持ち、

おそらく心理学的にも、脳科学的にも通じる合理的な意識、感覚を捉え、


そして何より、その質感を技の中に表現できる具現性を持っている。


この根源的なことがわかれば、合気も入身も勁力も呼吸力も理解し、表現することができますし、

打撃力も強くなり、多人数取りも可能になります。

すべての武道、格闘技と相性がよく、まさに母体武道と言われる意味がわかります。


意識的には内観性が高まりますので、強さにこだわらなくもなるのですが、そこは匙加減です。


来られる多数の武道界を回遊されている武道マニアの方々の反応を見ても、


おそらく、どの武道も表現しきれていない、そういうもの。


それは決してやっていないというのではなく、それぞれの武道特有の表現にかき消されて、死角になって見えていないもの。


そういうものなのだと最近解釈しているのです。


そこを求める稽古は、特に場所は選ばなくても全く問題ないのです。


もっと理解できれば、普段の生活の立ち居振る舞いの中に組み込むことがてきるのです。


非日常を日常にする。


それは、日常を瞑想的にすることと同じことなのではと思ったりもします。



しばらくは、晴れれば公園、雨であれば体育館の軒下での稽古になります。




ご了承の程、お願いいたします。



m(__)m



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