【島暮らしの極意】島暮らしを楽しむポイント【文字起こし】 | らいむの“ひょっこり八丈島”

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八丈島への「入口の入口」になれば、と始めてみました。

島のこと、島暮らしのことなど、書いていこうと思います。

 

 

 

皆さんこんにちは、八丈島STYLEです。

このチャンネルでは八丈島に関する情報を広く深くお伝えしていきます。今回の放送のテーマは八丈島移住。八丈島に移住して島暮らしを楽しむポイントを移住者10人にインタビューしました。

 

 

●農業 8×歳

俺は間違いなしに、めちゃくちゃ楽しんで、勝手にやっているけれども、もう天下一品だよ、そういう世界ではね。何にも考えないで、しっちゃかめっちゃかにやっているんだけれども、ポイントもなければ、何もない。自由!決まった自由じゃない。めちゃくちゃ自由だから、これといって何のないの。何もないのが俺のポイント。

 

●牧場スタッフ  移住1年

島は大きい自然なので、例えば海に行って海見たりとか、八丈富士に登るとか、温泉に入るとか、そういうのが楽しいかなって思います。

 

●農業  移住3年

島に来たら、自分の時間を大切に使ってください。時間がものすごくゆっくり流れるので、自分の時間を自由に使えることが、一番、あると思います。

 

●農業  移住1年3ヶ月

島のやっぱり一番素晴らしいところは、自然が豊かなところだろうと思います。夏になれば、海で海水浴をしたり、シュノーケリングをしたりして楽しんだり、夏以外でも海では釣りとか、ダイビングもできると思うので、そういうことを楽しんでもらえたらと思います。あとは海と同じく、山も森も自然もあるので、そういう自然を楽しむこととか、いいかなと思います。

 

●主婦  移住7年

“ものじゃないもの”を楽しむ、ということですかね。おしゃれなもの、かわいいものとかは都会にはたくさんあると思うんですけど、そういったものが少ない環境なので、その分、人との交流だったり、自然だったりっていうものが、島では手に入りやすいと思うので、そういったものを楽しむといいかなと思います。

 

●保健師 移住7年

たくさんあるかなと思うんですけど、人の目はあまり気にしないことですかね。スーパーに行っても、いろんなイベントに行っても知っている人にたくさん会います。“どこどこに誰々が行ってたね”なんていう話はすぐ通りますけど、そういったことはあまり気にせず、自分の時間を楽しんでもっていただけたらいいなって思っています。

 

●アートディレクター  移住3年

何事もおおらかに接する、構えているっていう事が、八丈島で暮らしていくことで、楽しむポイントかと思っています。八丈で暮らしていると、天気の移り変わりが激しいので、自分の予定が思い通りに進まなかったりとか、(通販などでで注文した)ものが届かない、お店が開いていないとか、結構あると思うんですよ。ですが、自分の力ではどうしようもないことがあるので、“しょうがない”っていう諦めの気持ち、があります。ですが、その、なるようにしかならないっていうあきらめの気持ちが、人をおおらかにさせる気がしますね。慣れてくるとそれが心地よかったりとか、するので、いい意味での諦めが肝心かと思います。

 

●服飾デザイナー 移住3年

島で暮らしていると、お天気の移り変わりが激しいんですけども、それが逆に面白いなという風に思っています。雨がすごくザーザー降って、テレビの音が聞こえないぐらいの時もあるんですけども、そうかと思えば、雨音で心地よく眠りに就くこともあるので、そういった面も面白いなという風に、今は感じながら過ごしています。あとは、庭ができたので、今いろいろ植物を植えたり、花とかも育てたりしているので、そういった楽しみとかも、とても増えました。今はコットン(綿花)を育てています。仕事柄、生地を扱うので、そういった植物を育ててみたいなと思って、今、育てています。

 

●ネイチャーガイド 移住23年

たぶん人によって違うと思うんですけれども、楽しむポイントっていっぱいあると思うんですが、とにかく何かひとつでもいいから、好きなことを見つけることかなって思います。もちろん1人でいるのが好きな人でも、友達とワイワイするのが好きな人でも、何かそういう、好きなことだったら、この島で楽しく過ごせるんじゃないかなって思います。

 

●ダイビングショップ経営 移住9年

能動的になることですかね。僕の場合は関東から来ましたけれど、(向こうでは)遊ぶ物事って結構選ぶことができて、例えばカラオケに行こうとか、映画観に行こうとか、という風な。それも能動的と言われればそうなんですけれども、島の場合には、出来ることが限られている。やっぱり島という環境上、その環境の中でひとつのことをどう、楽しめるかっていう、自分の中の、内側の能動的な動きっていうのがとても重要かなって思います。(例えば)ひとつの山を登るにしても、登ったって終わってしまう人もいれば、10回登っても10回楽しみがある人がいらっしゃるって思うので、そういう意味では、結構自分との付き合い方のほうが、大事かなと思いますね。

 

●野菜ソムリエ 移住20年

これは一言で言えば、もう、“自分から動く”ということですね。東京とかではみんな、サービスとしてね、いろんなことをしてくれますけれどもも、八丈島は、人口は7300人しかいない中で、みんながみんな、自分のために動いてくれるわけでも、サービスをしてくれるわけでもありません。なので、自分が何かしたいなって思った時には、もう自分でどんどん動いて、周りの人を巻き込んでいく。私も20年前に移住した時に、島に住んでちょっと慣れてきたら、何かしたいなと思い、(たまたま)友達にサーフィンをしている人がいたんですね。じゃあ僕もサーフィンをやりたいんだけどって言って、その日に、友達にボードとウェアを借りて、何も教わらずにとにかく海に入りました。これはもう本当に、自分が動かなければサーフィンとの出会いもなかったし。それから釣り、あとダイビング、それから刺繡をやっている方だとか、リースを作っている方なんかは、もう自分たちでそれぞれの道をね、どんどん切り開いたりしているわけで、どうしても、自分で何かを見つけないと、逆に、島では楽しめないんじゃないかなと思います。

 

(まとめとあとがき)

・これとは決めずに、とにかく楽しむ

・自然の移ろい、山・海・温泉を楽しむ

・物事に寛容になる。諦めの気持ち

・夢中になれることを見つける

・とにかく自分から動く

 

島に住むことは、当然メリットもデメリットもあります。その場所でどう楽しむか、自分が楽しめることはあるか。そのヒントがこれらの回答の中にあったような気がします。何でもあると、「あれもしなきゃ」とせかせかしてしまいがちですが、それらが限られていると、のんびりすることにも罪悪感がなくなるような気がします。

個人的な話ですが、帰省兼買い物で上京すると、私はこの「せかせか病」にかかってしまい、のんびりする時間は削られます。最近新しいネット通販を見つけたので、次回の帰省ではもう少しゆっくりできる予定です。

(たぶん子どもたちからはある程度せかされると思いますが…。)

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