節分は一つの節目になるので、お財布の中身を整理したところ頂いてから、もう随分と経つのにエネルギーが強く消えていないお守りがありました。
現代では、基本的にお守りは一年ごとにお返しするのが当然とされています。
これは、現代の神社側も「一年間のお守り・札」というような設定をして神前祈祷を行い神徳をお守りや札に封入しているので間違いではありませんが。
では、昔はどうだったでしょう?
「伊勢講」「富士講」などが代表されるように「講」という皆で遠くに参拝するお金を出しあって、それを旅費に年に一度(ないし数度)講のうちの一人が伊勢神宮や、冨士の浅間などに参拝をする。
そんな時代に、年に一度という頻度でお守りを新しくできた筈はなく。
本当は一生ものというべきものでした。
その時代のお守りや札は、神前祈祷などでの作成の際に「一年間の」という設定をしていないので、一生持っていられるモノに仕上がっています。
このような理由から写真の「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」のお守りは古式の作成方法で造られているお守りだという事がわかります。
石川県 加賀一ノ宮「白山比咩神社」
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