【映画】ダンケルク
1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。
ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミーら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。
一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソンは息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。
さらにイギリス空軍パイロットのファリアが、数的に不利ながらも出撃する。
この作品はAmazonプライム・ビデオで観ました。
第二次世界大戦でダンケルクの街に追い詰められた、連合軍を救出するストーリーですが、これって実話だったんですね。
あの戦争の中に、こういうエピソードがあったなんて初めて知りました。
冒頭でトミー2等兵が銃撃を受けながら、なんとかバリケードに逃げ込み助かったシーンがありましたが、一緒に銃撃から逃れようとした仲間たちは、残念なことに銃弾に倒れてしまうんです。
ダンケルクの浜辺までやってきたトミーは、無口な青年ギブソンから飲み水をもらい、共に行動するように。
浜辺には救出の駆逐艦に乗り込もうとする、兵士や民間人の長い列が。
でも、陸・海・空とドイツ軍が目を光らせている、まさに緊迫の瞬間。
いつ銃撃されるか分からないからね。
一方、イギリスの港町ではドーソンが自分の小型船を出航し、ダンケルクに向かって兵士を救出しようとするんです。
船にはたくさんの救命胴衣も積まれていて。
その船には息子のピーターと友達のジョージも乗り、共に救出へ向かうんです。
途中、英国船に取り残された兵士を救出するんですが、ドーソンがダンケルクへ向かうことを告げると、
「絶対に行ってはいけない」と戻るよう叫ぶんですが、危険だから自分は助かりたいと考えてるのか、船のみんなに危ないと警告してるのか、どっちだったんでしょうかね?
ドーソンと兵士が争い合い、その勢いでジョージを突き飛ばしてしまい、ジョージは後頭部を強打。
出血もひどく最初の方は、意識もあったんですが、最終的には死亡してしまうんですよ。
ジョージは「新聞に載るのが夢だった。自分たちのことを世に伝えてほしい」と言って気を失ったんです。
うん、君の勇敢さは後世まで残るよ。
ダンケルクの浜辺ではトミー、ギブソン、アレックスの3人は隊と遭遇。
聞けば、座礁してる商船を見つけたらしいんです。
船に乗り込み身を隠しながら潮が満ちて来るのを待っていたんですが、船が銃撃にあい船を軽くするために、誰かを下さなくてはいけなくなり。
無口なギブソンが、スパイなんじゃないかって疑われ、でも彼はフランス人でスパイではないんです。
こういう追い込まれた極限状態で、本当の人間性が現れますよね。
自分だけは助かりたいみたいな。
やがて、ダンケルク海岸にたくさんの民間船が集まってきて、兵士たちが無事に救助されるんです。
故郷へ戻った兵士たち。
「よく頑張った」と言われ「何もしていない。生き残っただけ」と答えるんですが、いやいや生きてることがなによりも大事なんだよって思いました。
ダンケルクでの戦いは、とてもリアルに描かれていて、非常に緊迫感のある救出劇でした。
僕、こういう戦争映画は嫌いではないので。