【映画】大怪獣のあとしまつ
人類を恐怖の渦にたたき込んだ巨大怪獣が、突如死ぬ。
人々は歓喜に沸き、安堵していたが、巨大怪獣の死体は腐敗と膨張が進んでいた。
全長380メートルもの死体が膨張した末に爆発すれば、国家規模の被害が生じるということが新たな問題になる。
その処理にあたる特務隊員として、3年前に姿を消したわけありの男・帯刀アラタが選ばれる。
爆発までのカウントダウンが刻一刻と迫る中、帯刀は巨大怪獣の死体に挑む。
この作品はAmazonプライム・ビデオで観ました。
倒れた巨大怪獣の全長は380m(東京ドームの約1.5倍)、全高155m(通天閣の1.5倍)と、とてつもないデカさ。
これが住民にとっては、邪魔でしょうがないんです。
このまま放置しておくと、腐敗による体温上昇で徐々に膨張し、ガス爆発を起こす恐れがあるときたからこれは大変!
で、肝心の政府はというと総理をはじめ、官房長官、環境大臣、国防大臣らが皆んなして責任のなすり合いで、話し合いがちっとも前進しないんですよ。
おいおい政府がこんなんで大丈夫かよ?って呆れてしまいました。
やがて巨大怪獣から細菌や放射能の洩れはないと調査で分かり、一同一安心するんです。
でも、まだ解決策が見つかったわけではありませんですよね。
政府は巨大怪獣に「希望」という名前をつけるんですが、この発表の仕方、まるで元号の発表みたいじゃないですか(笑)
この作品は、おふざけのコメディタッチで描かれてるので、所々こういうクスッと笑えるシーンが出てくるんですよ。
巨大怪獣から出てる強烈な臭い、政府は国民に「ウ◯コ」か「ゲロ」かどちらの匂いなのか伝えなければならないと揉めるんですが、そんなに重要なことですか(笑)
結局は間をとって「ぎんなん」の匂いということにしたんです。
巨大怪獣の始末に戻すと、ユキノが思いついたのが上流のダムを崩壊し、大量の水で「希望」を海まで流す、水洗トイレ作戦。
ダムを決壊させ大量の水を流し込みましたが、思うように死体が動かず・・
そして「焼肉屋の排煙」とこれまたよく分からない作戦を実行するんです。
適当にミサイルを撃ち込もうとする正彦。
その一発が「希望」に命中!
アラタは吹き飛ばされてしまいますが、駆けつけたユキノに対しスマホを天にかざし「デウス・エクス・マキナ」と唱えます。
すると巨大怪獣「希望」は天へと消えていきました。
これで全てカタがつきましたね。
頼りない政府の対応には、大丈夫か?とハラハラしましたが。
ラスト、総理からのお知らせ
「次回、巨大怪獣のあとしまつ第2弾『大怪獣メラ』こうご期待」。
おいおい、どこまでおふざけすれば気が済むんだ(笑)
最初は危機に真っ正面から立ち向かっていく作品なのかな?って思っていたんですけど、
こんなおふざけ映画だとは思いませんでしたよ。
これは観た人も賛否ありそうですね。