イラク 2ー1 日本
金曜夜に行われたアジアカップ・グループD第2節。
初戦でベトナムに苦戦しながらも勝利を飾った日本は、グループ最大の難敵イラクとの試合に挑みました。
日本は久保選手をスタメンで起用してきましたね。
そのままトップ下に入り、南野選手がサイドに移りました。
スタジアムは、ほとんどがイラクサポーターで日本にとっては完全アウェーという状況でしたが、選手たち、特に海外でプレーしてる選手たちは、日頃からこういうアウェーの状況を経験してるので、雰囲気に呑まれる事はないかな?って思ってました。
試合は、序盤からイラクが前線から激しいプレスをかけてきたのですが、日本はパスワークを駆使し、うまく回避してるように見えましたけどね。
ですが、イラクにエリア内の深い位置のポケットを取られ、クロスを上げられると、GK鈴木選手がパンチングで弾いたんですが、こぼれ球を頭で押し込まれ先制点を献上してしまいました><
GKはセーフティーにパンチングで逃れたと思うんですが、その判断がどうだったか・・それが問われるところです。
これでイラクは、一気に活気付いてきましたね。
日本は特徴のサイド攻撃に関して、両SBの菅原選手と伊藤選手が積極的にオーバーラップしていたと思います。
ウイングの南野選手と伊東選手との関係性もベトナム戦と比べれば、よくはなってきたと思うんですが。
僕は1点のビハインドなら逆転できる、逆転可能な地力が今の日本にはあると思っていたんですが・・・
前半も終わりに差し掛かった頃、イラクの素早い攻めからクロスを上げられ、最終的にはヘディングを許し、よもやの2点のビハインドに><
簡単にはいかない難しい試合になるだろう、とは思ってたけど、2点差をつけられるとは僕も予想外でした。
日本は後半頭から冨安選手を投入し、守備を引き締めましたね。
後半は、どちらかというと日本がボールを保持する時間帯が多かったんですが、
イラクの5バックに近い守備網をなかなか崩せず、ゴールを割れずに。
どうにかしてゴールを上げたい日本は、堂安選手や上田選手を投入し、得点を狙いに行く点差を縮める、そういったサインというかメッセージを示しましたが、
イラクのガチガチに固めた守備に相当手を焼いていましたね。
後半アディショナルタイムにCKから、キャプテン遠藤選手が頭で合わせて、土壇場で1点を返しましたが、これが精一杯でした。
日本、アジアカップ第2戦は悔しい敗戦となりました。
これでグループリーグ首位通過の可能性は、ほぼ消滅してしまいましたが、これがアジアで勝つことの難しさなんですよ。
ここまで親善試合などで連勝を続けてきましたが、やはりアジアカップというのは何が起こるか分からない。
それを痛感させられた試合でした。
でも、ただネガティブに捉えずに、後で振り返ったとき、ここでの負けがあったからこそチームが団結しより強くなれた、と思えればいいですね。
そして、決勝トーナメント進出をかけて、3戦目インドネシアと対戦します。
イラク戦を良い教訓と捉え、吹っ切れた選手たちのパフォーマンスが見たいです。