僕の好きな映画を邦画・洋画それぞれベスト3を発表します。
今回は邦画の第2位!
第2位『アルキメデスの大戦』
元帝大生の櫂直は、数学に関しては並外れた計算能力を持っていて、天才と呼ばれてるんです。
彼はなんでも計らずにはいられない性分みたいで(笑)
普通から見たら変人だけど、櫂からしたらそれが普通という価値観なんです。
そのキャラクターは面白いと思いましたね。
山本五十六は、その計算能力に目をつけ、櫂に平山造船中将が計画している戦艦の予算の見積りよりも低い金額を提示している、それを明らかにしてほしいと頼むんです。
まさにこれは机の上での戦争なんですよ。
戦争映画というと、戦艦や戦闘機の戦いがメインですけど、この作品は数学の力によって戦争を阻止する、そんな作品なんです。
こういった視点の戦争ものは今までになかったですよね。
櫂直とパートナーの田中少尉で、実際に見積もりの不正を暴こうとするんですが、なんせ戦艦の資料が手に入らない。
最終的に大阪の造船会社に土下座して頼み込み、資料を見せてもらうことに。
でも、最終決定会議まで時間があまりにもない。
そこで櫂は、その戦艦や空母の鉄の総量から建造費用を割り出す方程式を導き出し。
軍人のお偉いさんたちは、そんなことできるわけないと笑ってバカにするんですが、
櫂が方程式から鉄の総量を参考に軍艦の建造費用を次々と当てていくんです。
これにはさっきまで笑ってたお偉いさんたちも、慌てだして・・
すごい!数学の力でここまで解明するとは!
ですが、それにもかかわらず、平山造船中将の案が可決し、戦艦「大和」が建造されることに。
この結末には、正直、納得できなかったけど、数学で戦争を回避するというテーマがすごく面白くて、僕はこの作品が好きになりました。
そして、櫂直のずば抜けた計算能力には、ただただ驚かされました。