徳島ヴォルティス １ー０ ジェフ千葉
水曜に行われたJ2第14節。
前節、大分相手に３失点と守備が崩壊した千葉は、再起をかけて徳島と対戦しました。
まずは、かつて千葉の黄金期を築いた元監督のオシム氏のご冥福をお祈りします。
あの頃の千葉は、有望な若手がたくさんいてナビスコカップのタイトルをチームにもたらしてくれましたよね。
考えて走るサッカー、これがオシム氏のサッカーでした。
千葉としては、オシム氏に捧げる勝利が欲しかったことでしょう。
この試合では左サイドが定位置だった末吉選手を右サイドで起用してきましたね。
前半は、どちらかというと徳島にボールを保持されてました。
ですが千葉は、自陣でしっかりとボックスを築いて、ボールを持たれてるというよりも「持たせてる」という感じでしたね。
守備陣がとても集中していてゴール前にクロスを上げられても、的確に対処していました。
攻撃面では、ボールを奪った後、素早く前線のチアゴ選手に預け、そこから突破力のあるサウダーニャ選手に渡すなど、
一気にチャンスを作ろうという意図が見られました。
ただ、J２最小失点を誇る徳島の守備は固かったです。
決定力に課題を抱える千葉としては、１点が遠かったですね。
共に守備に定評のあるチーム同士の試合なので、１点がものを言うロースコアの展開になるだろうと予想してましたが、その通りでした。
失点シーンは、左サイドから中央へと崩されてゴールを奪われてしまいました。
千葉としては先に先手を取りたかっただけに悔やまれますね。
徳島としてはリードを奪えれば、その後は自慢の守備でウノゼロの展開に持ち込むのが理想でしたが、
まさにその理想通りの展開になってしまいました。
千葉はサウダーニャ選手が個の力で突破を図ったり、途中出場の高木選手が積極的な仕掛けからシュートを打つなど、
最後まで諦めずゴールを狙いましたが、結局、固い守備を崩せませんでした。
千葉が得意としていた展開を、徳島にさせてしまいましたね。
この試合でも露呈してしまった、決定力不足。
特にFWのサウダーニャ選手とチアゴ選手に、まだゴールがないのが気がかりです。
得点パターンとしては、セットプレーからDFの新井選手や鈴木選手が決めるのが多かったですよね。
そうなんです、前線の選手たちがイマイチ振るわないんですよ。
順位も17位まで下がってしまいました。
これはかなり深刻な状況ですね～
攻撃陣がコンスタントに得点を積み重ねてくれれば、もっと上の位置にいるはずなんですけどね～
次節は現在4位の岡山との一戦です！
首位の横浜FCと引き分けるなど、上位陣に健闘してる千葉としては、ここも良い結果を期待したいですね。
とにかくFW陣にゴールを！