障がい者雇用や就労支援に関わる方なら大方の方がご存知でしょうが、
一般的にはまだまだ認知度の低い言葉かも知れません。
ジョブコーチとは、広義には、
障がい者が円滑に就労できるように、
職場内外の支援環境を整える人のことを言います。
障がい特性から、通常の指導では、仕事を上手く習得できずに、
いつまで経っても戦力になれないで困っている方や、
感情コントロールが苦手で、何か気に入らないことがあると
職場でパニックを起こしたり、職場離脱をするなど職場秩序が守れないといった、
職場不適応の状態にある方に対して、
障がい特性に関する知識と、
職業リハビリテーションに関する技法を身につけたジョブコーチが、
会社に入り込んで職場に適応できるよう支援するのです。
(障がい者を雇用する企業が、従業員をジョブコーチとして養成・配置する場合もあります。)
また狭義には、
「職場不適応の状態にある障がいのある労働者に対し、
ある一定期間(一般的に3~6ヶ月程度、最長12ヶ月)、
職場適応を目指した特別なサポートを実施した場合、
そのサポートに要した人的コストの一部を障がい者雇用納付金財源の中から助成する、
『職場適応援助者助成金』の支給を受ける資格を有する人」のことを言います。
障がい者雇用助成金の用語としての「職場適応援助者」を
「ジョブコーチ」と読み替えている訳です。
障がい者雇用・就労支援の現場で一般的に使われているのは、
この狭義の意味でのジョブコーチ、
つまり助成金用語として使われることが多いようです。
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fimage.with2.net%2Fimg%2Fbanner%2Fc%2Fbanner_1%2Fbr_c_1733_1.gif)
人気ブログランキングへ