<ネクニョ13話 後半>
(訳を norinori 様からお借りしました)
②
love13 koreanonair.in 投稿者 krkodhit
部屋に戻りセナはシウに電話する。

シウ:やっと悩みにケリつけたか?
セナ:うん、私その仕事するわ。
シウ:また俺の知ってるセナになったか? なら明日までずっと俺の事だけ考えろよ。

セナ:それは出来ないな 明日会社で会いましょ。
ジュホンがセナの部屋に来て何気なくソウンとヒョンウクの写真を見てしまう。

ジュホン:まさかソウン姉さんの彼氏が...それで一緒に行けなくなったの? ありえない...よりによって好きになったがこの人なの? これからも付き合うつもり? いやそんな事ダメよね。

セナ:心配しないで 私も忘れようとしてるの。
シウが会社に来る。
シウ:社長に会いに来たけど出勤してないんですか?
ヘユン:うん 話があったら私にして。
シウ:僕はセナと一緒にアルバムの準備をします。また反対しますか?

ヘユン:いいえ 良かったわ。
セナがスタジオに来るとシウがヒョンウクに見える。



シウ:来たか?
セナ:え?
シウ:座れ 社長がいなかったからシン理事に話したよ。

セナ:社長は今日も来てないの?
シウ:これからおまえはこのチームだ。
セナ:でなんでこの歌を聴いてるの? 傾向の把握をしようと思って。俺はこの曲すごく好きだと思ったのに今聴くと気分悪いな。
セナ:なぜ?もしかしてこの曲は社長を想いながら書いたんじゃないか?
シウ:今回の曲は俺だけ考えて作ってくれ。それが俺の注文事項だ。

ヒョンウクの父親は電話で仕事はの情熱を熱く語っている。
父親:チャン会長は私の提案を受け入れてくれ。週末に会長がソウルへ来ると言うからその時に会いましょう。
大声を出したら体調に変化が起き病院に行く。

医者:危険だとお話してあります。脳幹の出血回復率が4期の癌患者より遅いと言いましたよね?脳動脈瘤が脳出血を引き起こすかも知れないから気をつけなきゃならないと注意しました。
父親:心配ないさ 悔しくてこのままでは死ねない。世の中にはこんなに綺麗な人が多いのに悔しくて目を閉じられない。

医者:私は冗談を言ってるんじゃないですよ。
父親はヒョンウクに会いに行く。
父親:会社を休んでるのは仮病かと思ったがキツそうではあるな。

ヒョンウク:それを確認しにわざわざ来たんですか?
父親:はっきり答えるとこを見ると大丈夫そうだ。会社の社長が席を長く空けたりしたらダメだ。適当に休んだら出ろ。
ヒョンウク:これを期に父さんが復帰したらどうですか?僕よりも長く休んだじゃないですか。

父親:言っただろ。最初から全部お前に任せるつもりだったと。週末にチャン会長がソウルに戻るからお前が会いに行け! いくら無理やり引き受けたと言っても社長は社長だろ。
ヒョンウク:考えてみます。
父親はワインを渡して。
父親:これセッティングして来い。今日は断るなよ 最後になるかも知れない。
ワインを注ぐ。
父親:息子と酒を一杯やるのはいつ以来だ?

ヒョンウク:お酒を飲んでも良いんですか?
父親:今日が人生の最後の日ならお前は何をする?
ヒョンウク:もう酔ったんですか?
父親:酒飲んで、釣りに行って、山にも行きたいが、お前が一緒に行ってくれたら嬉しい、そんな事を思ったんだ。もうそんな事大変だろうがな。お前7歳の時覚えているか? お前と俺が最初に釣りに行った時お前が釣り竿を振り回してな、釣り針がここにグサっと刺さったんだ。これがその時お前が作った傷だ。お前が俺よりも驚いて泣いて騒いで大変だったさ。こいつ、その頃は可愛かったのに。

ヒョンウク:急にどうしたんですか?
父親:父さんが悪かった。お前の母さんが生きてた時に構ってやれなかったのも悪かったしそれからソウンが事故で死んでしまった事も。父さんが本当に心から謝るよ。お前が寂しかった事も全部知ってるよ。大変な時に会社を任せて面目ない。お前が頑張ってくれたら良いが父さんがお前に頼む資格はないよな。あー ワインは酔うな そうだろ?
会社で理事とヘユンが話す。
理事:会議を招集しました。
ヘユン:わかったわ
理事:でも私達だけで会議しても意味があるんでしょうか? 社長がいないと速やかに決定し推進する事ができない。
ヘユン:かと言って何もしない訳にも行かないわ。代案を持ってないと社長が戻って来た時に助けにならないでしょ?

理事:一体いつ戻ってくるんですか?連絡はつきましたか?
ヘユン:とりあえず行きましょ。
向こうからヒョンウクが歩いて来る。
理事:社長!
ヒョンウク:非常事態だって?
ヘユン:うん 会議を招集したとこよ。
ヒョンウク:行きましょう。
AnAの会議室

カン理事:あ、社長! 何で今頃来たんだ?
ヒョンウク:座って下さい。どんな状況ですか?
カン理事:チャン会長が投資金を回収すると伝えて来た。その金はソ:ジェヨン側に渡っていると噂がある。
ジェヨンはそれぞれの理事を自分の会社に引き抜こうと話を持ちかけていた。カン理事には声を掛けていない。
ヒョンウクはAnAでの現在の主な進行状況を把握する。
ヘユン:オッパー ありがとう戻ってくれて。
ヒョンウク:俺が戻らなくて良いくらい仕事をちゃんとしてくれないと。
その後ヒョンウクは練習生の所に来る。
ヒョンウク:予定通り進めて行くよ。会社の事情のためにアルバム発売やデビューなど出来ないなどという事はない。 唯一つ 問題は君達の実力だ。その内最終評価をするからそれまで頑張って準備しろ。


練習生:社長を信じていいんですよね?
ヒョンウク:俺を信じないで誰を信じるんだ?
ヒョンウクはスタジオから出て来るセナとシウに会う。
シウ:休暇中と聞いたけど来てたんですね?
ヒョンウク:休んでいられなくて、お前達の仕事はどうなってる?
シウ:僕ですか?うーん すごく上手く行ってますよ。 だろ?

セナ:上手く行かせないと。
ヒョンウク:少ししたら進行状況をチェックするよ。上手く行く事を願うよ。

シウ:僕らの心配はしなくて大丈夫です。行こう!
ヒョンウクとヘユンはチャン会長に会いに行く。

ジェヨン:おー ヒョンウク社長、復帰したのか?
ヒョンウク:お前はどこに行っても邪魔するんだな。
ジェヨン:残念だな まだまだこれからなのに重要な話に来たみたいだ。俺が席を退かなきゃならないかな。それではまた後で。
チャン会長:座って
ヒョンウク:急に投資金を回収するのは何の為ですか?

チャン会長:AnAをもうこれ以上信じられないよ。金になる会社に移るのは当然の事だろ。
ヒョンウク:そうしたらソ・ジェヨンと手を組むんですか?
チャン会長:たぶんな
ヒョンウク:じゃあまだ決定ではないんですね?それなら私達に時間を下さい。
チャン会長:なぜ時間をやるんだ?

ヒョンウク:手続き上投資金を返還するにも時間が掛るでしょう。その間に成果が見えれば僕らから手を引く理由はなくなりますね?
チャン会長:じゃあ一か月あればいいか?
ヒョンウク:はい結構です。
セナはAnAの屋上に来てヒョンウクを思い出す。

電話が来る。
セナ:あー着いたの?
シウ:どこにいる?社長が呼んでるぞ。
セナは社長室に来る。
セナ:私をお呼びだと聞きました。
シウ:ここに来い。

ヒョンウク:会社の立場からも今回のプロジェクトがとても重要だとそれは知ってるだろ?
シウ:もちろんです 心配いりません。
ヒョンウク:そうか じゃあ信じて任せよう。ユン・セナさん。
セナ:はい
ヒョンウク:今月末までに曲は出来そうか?

セナ:ええ頑張ってみます。
ヒョンウク:早く出来るより良い曲ができる事が重要だ。
シウ:会社には他の問題も多いから僕らまで心配する必要ありません、ちゃんとやりますから。元々よく通じる素晴らしいコンビですから。

ヒョンウク:そうか でも問題があったら言ってくれ。会社の社長として支援出来る事は何でもするから。
セナ:感謝します。
シウ:社長だから当然の事だ 何を感謝するんだ。もう行きます。
ヒョンウク:ああ行け!
セナとシウは練習室に来る。
シウ:どうしたんだ?

セナ:重要なプロジェクトだって言うからプレッシャー感じて。今回はどんなコンセプトにするのが良いかな?

シウ:一緒にいたい 俺の事だけ考えて欲しい。他の奴を絶対に心に入れるな。…そんな気持ちを込めた愛の歌。

シウ:お前近頃どうした?なんか悩んでるのか? 出掛けよう!

セナ:どこに?
シウ:悩みがあるなら解決しないと。ここにいたって曲が浮かぶ訳ないだろ。
二人で酒を飲む。
セナ:何?さっきからなんでお酒が減ってないの?
シウ:体型管理に入ったんだ。二枚目の外見で少女ファンを鷲掴みにしたから今回は板チョコの腹筋で年上の心を盗むんだ。 おい、この位言ったら笑っても良いんじゃないか? 結構ウケる話なのに。

シウ:お前いつもこんなに沢山飲むのか?
セナ:今日はシラフでいるのがやだから。
シウ:悩みはなんだ? 言ってみろ 俺が何でも聞いてやる。

セナ:実は曲があまり浮かばないの。ちゃんと仕事したいのに、物凄くちゃんとしたいのに思いつかない。どうしたらいいか分からないの?
シウ:なんでだ? ひょっとして社長のせいか? ふたりはどんな関係だ?

セナ:どんな関係にもなれない関係。
シウ:付き合ったのに別れたとか?
セナ:あー酔ったわ、 お水欲しい。
シウがセナを車で送る。セナは家に帰る。

ジュホンの彼:お前らはまた喧嘩したのか? 高い飛行機代払ったのに何で行かなかったんだ?

ジュホン:もう良いのよ ケミナムなんて犬にくれてやるわ。
彼:急にあいつどうしたんだ?これは俺の出番か?
ジュホン:あんたAnAに行くの辞めたらいいのに、彼に会うからいつまでも辛いんじゃない。どうせ無理ならいっその事会わない方がましなんじゃない?
セナ:でも会いたいの。辛くても会いたいのよ。

ジュホンの彼はヒョンウクに会いに行く。
彼:僕を覚えてるでしょ? セナと一緒に住んでる...
ヒョンウク:ああ覚えてるよ。
彼:あー実はセナが最近完全にいかれてるんです。今日も正体なく酔っ払って帰って来ました。アメリカ行きが無くなった頃から変わったようですが和解して下さいよ。元々男から先ず謝るのが格好いいんじゃないですか? これじゃあプライド立たない、なんて必要ないですよ。

ヒョンウク:よく考えてみるよ。
彼:これはもしかして必要かもと持って来たんですけど、僕のプロフィールです。ここに電話番号書いてあります。もしもセナと和解するのに気まずかったら電話下さい。僕が手伝いますよ ね?

ヒョンウクはセナの家を遠くから見つめる。

セナはヒョンウクの写真を削除しようとするが出来ない。
ヒョンウクに会いに来たシウ。
ヒョンウク:何の用だ?
シウ:お話があります。
ヒョンウク:何だ?
シウ:曲が出来るのに時間がちょっと掛りそうです。

ヒョンウク:何か問題が起きたのか?
シウ:それは心配しないで下さい 僕が何とかしますから。
ヒョンウク:曲作りで問題が起きたなら社長が心配するのは当然だろ?

シウ:いいえ 社長だからこそ気にしないでください。セナが曲が書けないのは社長のせいみたいだから。曲が遅れても他の作曲家を探さないで下さい。僕は最後までセナを信じて待ちますから。

屋上にいるセナの元に来たヒョンウクはチケットを差し出す。

セナ:何ですか?
ヒョンウク:コンサートでも行ったら良いんじゃないかと思って。シウに聞いたんだ 曲があまり書けないと。
セナ:心配してもらう程じゃありません。その内に書けるでしょ。
ヒョンウク:今まで書けてないだろ 行って来い!
セナ:必要ありません。
ヒョンウク:期限が迫ってるのに何も浮かばない時、どんなに辛いかよく分かるよ。だから助けになるんじゃないかと思って。
セナ:こんな事しないで。こうやって始まったんじゃないですか。私に優しくしないで、構いもしないで、助けもしないで。

ヒョンウク:悪かった。社長としてこの位しても良いんじゃないかと思ったんだ。

セナ:私の事は私が解決するから社長は所長の仕事をして下さい。
ヒョンウク:心配でもしかして俺のせいじゃないかって。
セナ:だから何もしないで下さい。あー本当に私がどんなに必死に耐えているか!このまま放っておいて。
二人の様子を見ていたシウが来てセナの手を握る。


シウ:もう放っておいて下さい。

<13話 終了>
動画と訳をお借りしました。
ありがとうございます。