<14話ストーリー 前半>
(訳を norinori 様からお借りしました)
①
love14 koreanonair.in 投稿者 krkodhit
セナ:こんな事しないで、こうやって始まったんじゃないですか。私に優しくしないで、構いもしないで、助けもしないで。
ヒョンウク:悪かった。社長としてこの位しても良いんじゃないかと思ったんだ。
セナ:私の事は私が解決するから社長は社長の仕事をして下さい。
ヒョンウク:心配で。もしかして俺のせいじゃないかって。
セナ:だからもう何もしないで。あー本当に私がどんなに必死に耐えてるか。このまま放っておいて。
二人の様子を見ていたシウが来てセナの手を握る。
シウ:もう放っておいて下さい。

シウはセナの連れて行く。
シウ:乗れよ
セナ:どこ行くの?
シウ:会社じゃないとこへ。今は俺の言うとおりにしろ。

セナ:私は大丈夫よ。
シウ:どこが大丈夫なんだ、曲が書けない理由が分かったよ。忘れているようだけどお前が書けないと俺も曲がなくて困るんだ。早く乗れ!
セナとシウは映画を見に行くがセナは上の空。

シウ:他に何がしたい?
セナ:もう大丈夫よ。映画面白かった、気分良くなったわ。
シウ:お前、映画の間中、他の事考えてただろ。行こう近くで展示会あるらしい。

セナ:ううん 私このまま帰るわ。
シウ:社長のせいか? ふたりに何があったのか分からないが もう忘れろ。じゃなきゃ仕事もできないだろ。
セナ:もう少し時間をちょうだい。
シウ:俺は助けにならないんだな。
セナ:早く元通りになるようにするから、今日はありがとう。

ソンジンとヒョンウクはビリヤードをしながら話す。

ソンジン:こんな時間にどうしたんだ?
ヒョンウク:今日は家に一人でいたくなくて、お前AnAで働いてどの位になる?

ソンジン:5年かな?
ヒョンウク:じゃあ、うちの子達について俺よりもよく知ってるな。
ソンジン:どの子が気になるんだ?
ヒョンウク:シウ
ソンジン:シウ... シウは音域が低いな。テクニックもちょうと足りないし。でも何となく人を引き付ける魅力がある。そんなとこかな?
ヒョンウク:そんな事じゃなくてさあ。
ソンジン:そんな事じゃなかったら、うーん、あの子は考えもあるし良い奴だと思うよ。
ヒョンウク:そうか
ソンジン:なんで? なんか気になる事でもあるのか?

ヒョンウク:今うちの会社の重要商品だろ?
ソンジン:セナと一緒に曲作ってんのが気になるんじゃなくて?
ヒョンウク:そんなことあるか。
AnAの会議室
理事:セナが曲が書けないなら他の作曲家を探すか?
ヒョンウク:曲が浮かぶのは一瞬だから彼女を信じて待ってみよう。

理事:でも出来なかったら会社にとって致命的だ。

ヒョンウク:この件には僕が直接当たります。
理事:こんな時は社長が一曲書いてくれればいいのにな。
ヒョンウクはシウに話しに来る。
ヒョンウク:悩み事が多そうに見えるな。上手く進んでるのか?

シウ:もちろんです。
ヒョンウク:信じて待ってるよ。その代わりAnAのスタッフが新しい作曲家を探し出す前に曲を作れ。セナの状態はどうだ?
シウ:良いですよ。社長のお陰で。
ヒョンウク:悪いと言ってるように聞こえるな。
シウ:心配しないで下さい 自分達で考えますから。

ヒョンウク:もしちゃんと書けなかったらお前が側で手伝ってやらないと、元々作曲は心の中か
ら引き出すものだが。心のドアを閉じると曲は書けないんだ。そんな時は自然に出て来るのを待つか、誰かが助けてやるしかない。。今その役をできるのはお前だけだ。上手く行く事を祈るよ。
シウ:社長? どうやったらいいんです?

編集者とセナが話す所にシウが来る。

シウ:ユン・セナ。出掛けよう!一緒に行いたいところがあるんだ。

漢江沿いを歩く二人。

セナ:なんでここに?
シウ:なぜかお前がここに来たいような気がして。外に出ると気分がちょっと良くならないか?


セナ:ここは辛い時に良く来ていたの。
シウ:何がそんなに辛かったんだ?
セナ:私は音楽やりたくてソウルに来たの。でもただ食べて行くだけで精いっぱいだったわ。一日一日を耐えるのが本当に辛くて。私の人生はどうしてこうなんだろってよく思ってたの。その度にここに来て泣いたわ。
シウ: 今はじゃあ夢が叶ったんだな。作曲家としてデビューして。シウと一緒に仕事もして。

セナ:そうね。考えてみたらちょっとの間にすごく色んなことが変わったな。
シウ:これからももっと沢山の事が変わるさ。次に来る時には楽しい記憶だけ残ってるといいな。ちょっと待ってろ!
セナは漢江でヒョンウクに抱きしめられた事を思い出す。

シウ:次来る時はこの瞬間を必ず思い出せよ。辛い事や悲しい事じゃなくて。

ヒョンウクはセナとシウが仲良さそうに仕事をしているのを見る。


ヘユン:上手く行ってるようね。
ヒョンウク:そうだな。
ヘユン:もう平気なの? あんな姿見て。

ヒョンウク:曲作らせるのが俺の仕事なんだからもちろん平気だよ。行こう!
ガールズ・グループをデビューさせるためにチェックする。

ショーケースをするとの話にメンバーは喜ぶ。
ヘユンに衣装を頼む。
カン理事と義母
義母:ありがとう。カン理事がいなかったら私は鬱病になっていたかも知れないわ。

家で一人寂しくご飯を食べる父親。
父親:一体あいつはどこに行ってるんだ。

義母が帰って来る
父親:どこいってたんだ!! 辛くて仕方ないのに。
セナとシウはカフェに来る。
セナ:昨日イントロが浮かんでさっと作ってみたんだけど。
ふたりでイヤホンで聴く。

セナ:どう?
シウ:自分が誇らしいよ。お前にこんなインスピレーションを与えて。

セナ:ちょっと!
シウ:やっと戻ったな、前のセナに。
シウ:何にせよ俺は良いよ、お前が作るならどんな曲でも。

ジェヨンと理事の一人が来る。

理事:二度とこんな話で呼び出さないで下さい。ジェヨンはふたりの席に座る。
ジェヨン:ところでこれからもAnAで仕事しても良いのかなあ。
セナ:あなたには関係ないじゃないですか。
ジェヨン:お前はそうだとしよう。だけどヒョンウクは一体何を考えてるんだかな。自分のせいで姉さんがああなったのに。その妹をいつまでも側に置くのは全く理解ができない。ヒョンウクがあの時、新人歌手と浮気をしなかったら。 ソウンがあんな風に死ななかったかも知れないのに。その事実を知る俺としては...

セナ:聞いてもいないのになんでそんな話をするんですか? ソ・ジェヨンPDの口から姉さんの話が出るのは良い気がしません。

ジェヨン:じゃあ勝手にしろ!
シウ:一体どういう事だ?

セナ:聞かなかった事にして。これは個人的な事だから。
シウ:お前の姉さんと社長が知り合いだったのか?
セナ:今日の仕事はここまでにしましょう。私帰るわ。
AnAの前でセナはヒョンウクに会い黙って見つめる。

ヒョンウク:どうした? 俺に話があるのか?

セナは何も言わずに立ち去る。
ジュホン:直接ケミナムに聞いたらダメなの?私、正直ケミナムが葬式に顔も見せない程悪い奴だとは思えないの。私が聞いてあげようか? でも付き合えるわけでもないんだから、聞いても何も変わらないわね。
セナはヒョンウクのくれたネックレスを見つめる。

ヒョンウクはセナの書いた新曲を聴く。

編集者:ユン・セナ! この子を専属にしちゃいましょう。
ヒョンウク:俺の考えも同じだ。

編集者:セナ。この際、契約金をどっさりもらえ。くれなかったら契約するな。
ヒョンウク:いくら欲しいか一度聞いてみようか?
セナ:申し訳ありませんが今回の仕事が最後になると思います。

編集者:何で?
ヒョンウク:ユン・セナ、ちょっと話そうか?
社長室に来る。
ヒョンウク:座れ。シウと息があってたんじゃないのか? まあ途中でスランプはあったがちゃんと克服したし、シウとこれからも仕事をするのも悪くないと思うが。
セナ:おじさんがどんな人なのか分からなくなったの。私はおじさんが少なくとも姉さんをとても愛してたと思ってたの。でももう分からなくなったわ。姉さんと何があったんですか? 一体何があったら葬儀場に来もしないの? おじさんと一緒じゃなかったらうちの姉さんが死ななかったかも知れないって。そんな話信じても良いんですか?

ヒョンウク:ああそうだ。
セナ:姉さんがおじさんのせいですごく苦しんだんなら、私がおじさんに会うのも姉さんに申し訳ないわ。 でも今の仕事はちゃんと終わらせます。シウとの約束もあるから。
セナが練習室にいるのは見るシウ。

シウの回想

ジェヨン:あー、なんとなく気の毒だな。
シウ:さっきの話は何なんですか?
ジェヨン:ヒョンウクのせいで今すごく辛いはずだ。姉さんと妹だなんて本当に驚いてるだろう。
練習室に入るシウ。
シウ:社長は何だって?

セナ:え?あー、良いって。あとはシウが上手く歌えばいいと思うわ。
シウ:今までもずっと上手かったけど、今回は特に上手ければいいんだな?
セナ:そうよ、あんたのナルシストぶりも今回は頼もしいわ。
シウ:万が一1位になったらお前にサプライズのプレゼントをやるよ。そしたらお前も俺の望む物をひとつくれ。お前が返事しないなら俺は1位になれないかもしれない。それでもいいのか?

セナ:わかったわ
録音室にて
セナ:最大限素朴な感じで心を込めて歌って。
シウ:そんな事言われなくても俺はいつも心を込めてるさ。

セナ:録音スタート!

ヒョンウクはその様子を見る。

AnAの会議室
シウの曲が「人気歌謡」で1位を取る。




喜びに湧くスタッフ達。
理事:これで会社の危機はとりあえず回避出来たでしょう。
シウのこれからの活動の話が次々と出る。
理事:これを機にユン・セナとも正式に契約しましょう。
ヒョンウク:それは難しいだろう。この仕事が最後だ。個人的な事情のため。

理事:シウががっかりするだろうな、シウもその事知ってるんですか?
シウは1位になり貰った花束を持ち戻る。
スタッフ:シウ、おめでとう!!

シウ:セナはどこにいる?
スタッフ:楽屋にいる。
シウ:さっき預けた物をくれ!
セナ:シウ、おめでとう! 1位になって...

シウ:言葉だけか?

シウ:受け取れ

トロフィー花を差し出す。
セナ:こんな物もらえないわ。ソロデビューして初めてもらったトロフィーなのに。
シウ:それがどうした。どうせ来週もまたもらうんだから。
セナ:ありがとう
シウ:1位になったらお前にサプライズのプレゼントをやると言ったの覚えてるか?

セナ:うん もうもらったじゃない?
シウ:いいや
シウは別のプレゼントを取りだす。

シウ:俺達これからも一緒に仕事をしよう。年末にシングル出して来年には正規アルバムも出して。 2集、3集とずっと。
セナ:ごめん
シウ:何が?
セナ:また今度話そうと思ったんだけどやっぱり今言わないと。私この先あなたと仕事できないの。会社にはもう話したわ 今回が最後だって。

シウ:どうして?
セナ:AnAの仕事はもう受けない事にしたの。
シウ:社長のとの事か? 社長の顔が見られないから俺にも会わないっていうのか?
セナ:なんで会わないの? 会社の仕事じゃなくても時々会えば良いじゃない。
シウ:時々... お前は俺に時々会うんでいいんだな。

セナ:あなたには本当に有難いと思ってるの。あなたのお陰で1位にもなったんだから。こんなトロフィーのプレゼントももらって。
シウ:ユン・セナ
スタッフがシウを呼ぶ。
セナ:めちゃくちゃ忙しくなりそうね。早く行って!
ヒョンウクは車に乗りながらセナ事を思い出す。

セナの声:おじさんを好きなのはもうやめるわ。
ヒョンウク:それならこれからは片思いになるんだな、もう構わないよ。お前がユン・セナでも。
シウはラジオの生放送で理想の女性像は?と聞かれ
シウ:そうですね、僕は歌が上手くてキーボードも弾けて、でも性格はすごくしっかりしてて...

と具体的に答えてしまう。
シウ:僕の方は好きなんだけど彼女はそうじゃないみたいです。
シウの爆弾発言を受けヒョンウクの所にカン理事が走って来る。
カン理事:社長、ラジオ聞きましたか?シウがある女性を好きだと告白しっちゃったんです。どうしましょうか? たぶんユン セナのことです。もうセナの身元まで全部暴かれてるようです。あいつ!

シウは前に激写されたセナとの写真を見る。

セナから電話が来る。
シウはセナと会う。
セナ:どうして話したの? あんな事、放送で言わなきゃならなかったの?

シウ:ごめん、ここまで大ごとになるとは。
セナ:今がどんなに大事な時か歌の反応良かったじゃない。よりによってこんな時にあんな話するの?
シウ:何で話したと思う? 俺がお前を好きな事。分からないか?
-恋しいよ-
社長を想いながら書いた曲だろ?その曲を歌う度に俺がどんな気持ちか考えてみた事あるか?お前が他の奴のせいで心を痛めるのが嫌だから。こんなに好きなのにお前が他の奴の事だけ考えてるのが嫌だから。どうしたいって訳じゃない、ただ俺は好きだからそう言うしかなかった。だけどこんなに大ごとになるとは思わなかったが初めて自分が芸能人なのを後悔したよ。でも俺が放送で言った言葉に後悔ない。あれは全部俺の本心だから。

<14話前半 終了>
動画と訳をお借りしました。
ありがとうございます。