(日本語訳)「僕にはとても愛らしい彼女」 13話 前半 | めぐのブログ

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<ネクニョ13話 前半>


(訳を norinori 様からお借りしました)





love13 koreanonair.in 投稿者 krkodhit



セナとアメリカに行こうと空港に来たヒョンウク。



しかしセナは寄る所があると言ったまま空港に現れない。



ヒョンウクはセナに繰り返し電話をかける。




姉が昔働いていたバーにいるセナ。



セナは目の前の姉とヒョンウクの写真と、ヒョンウクからの携帯を交互に見る。




-2008年10月 私達一緒に...-





ヒョンウクはタクシーでセナの家へ。



ジュホン:どうしてここに?

ヒョンウク:セナから連絡なかったですか?

ジュホン:いいえ 今頃は飛行機に乗ってると思ってたけど会えなかったんですか?



ヒョンウク:空港に現れなかった。

ジュホン:じゃあ、あの子今どこにいるんだろ?

ヒョンウク:セナから連絡来たら教えて下さい。





セナはジェヨンに電話する。



セナ:私 ユン・セナです。



セナはヒョンウクが来たのを見て身を隠す。



ヒョンウクはバーに入り写真が貼ってある所を見つける。



セナはジェヨンに会いに来る。



ジェヨン:鞄どうしたんだ? どこか旅行に行くのか?




セナ:写真見ました。

ジェヨン:結局バーへ行ったんだな。

セナ:あれを私に見せようと思ったんでしょ? なんでですか?

ジェヨン:言っただろ?俺は姉さんの友達だったって。ヒョンウクとお前の仲を知っててふたりをこのまま放って置いちゃいけないと思って。気になる事があったら聞け。何でも答えてやるから

セナ:いいえありません。これでもう十分です。



ヒョンウクはジュホンの家の前で待つ。戻って来たセナを見つける。



ヒョンウク:どんなに心配したか分かるか? 何かあったのか?ユン・セナ。

セナ:最初から知ってたの? 私が誰か最初から知ってたの? 答えてよ。私が誰だか最初から知っていたの?



ヒョンウク:......うん

セナ:なぜ言わなかったの? 何でこんなことしたの? 最初から言ってくれたらおじさんを好きにならなかったしおじさんに私を好きになってなんて言わなかった。ここまでなる事もなかったじゃない。



ヒョンウク:セナ

セナ:来ないで。私に近づかないで。



ジュホン達はセナの事を心配している。



ジュホン:あの子一体どこ行ったのかしら? 行くとこもないのに。

彼:そうだな、行くとこもないのに。

ジュホン:あっ! ユン・セナ! あんた空港に何で行かなかったの? 何かあったの?



彼:セナは本当にここしか行くとこがないのか?

ジュホン:何か言って うん? 何があったのよ?

セナ:ジュホン また後で話したらダメ? 私 少し休みたいの。

彼:あーホントに何なんだ。

ジェヨン:あんたケミナムとケンカしたの? なんで急に気持ちが変わったの? 昨日までは普通だったじゃない。 わかったわ、また話そう。



ヒョンウクは家に帰って来る。



次の日にソンジンの家にタルボンを迎えに行く。



ヒョンウク:おお タルボン! ソンジンと過ごして寂しかったろ?



ソンジン:おい お前今頃はボストンでセナといるんじゃないのか?

ヒョンウク:行く理由がなくなったんだ。

ソンジン:どういう事だ? もしかしてセナが事実を知ったのか?



ヒョンウク:......

ソンジン:これからどうするんだ?

ヒョンウク:ここにいないと、じゃなくてもタルボンを飛行機に乗せるのが気にかかってたんだ

面倒見てくれてありがとう。

ソンジン:ヒョンウク、大丈夫か?

ヒョンウク:大丈夫なはずがあるか? じゃ行くよ。




車の止めて涙が止まらないヒョンウク。タルボンに話しかける。



ヒョンウク:また俺達ふたりだけ残ったな。



ソンジンとヘユン



ソンジン:それでヒョンウクは会社に出て来なかったか?

ヘユン:なんで来ないか知ってるじゃない。



ソンジン:ヒョンウクはソウルにいるよ。

ヘユン:なぜ?

ソンジン:結局行けなくなったんだろ。セナが気付いたらしい。知られないように発とうとしたのに行く意味がなくなったんだろ。俺は正直ふたりが上手く行くのを願ってたんだ。ヒョンウクがあそこまで好きだって言うんならって、まさかお前がセナに言ったんじゃないよな?

ヘユン:え?

ソンジン:あー俺なに言ってんだ。お前が言うはず無いのに。間違いなくジェヨンの仕業だよ。この間ジェヨンに会ったんだがセナがソウンの妹なのを知ってたよ。




ヘユンはヒョンウクの家に来る。




ヒョンウク:耳が早いな。

ヘユン:ソンジンさんから聞いたの。アメリカに行けなくなったと。

ヒョンウク:その話はあまりしたくないよ。何か飲むか?



冷蔵庫を開けるが何も入っていない。



ヒョンウク:そうだ どうしよう、引越しをしたから何もないな。

ヘユン:ごめん。ごめんなさい。

ヒョンウク:お前は何も悪くないよ。

ヘユン:全部私のせいよ、ふたりがこうなったのは私のせいなの。私がジェヨン先輩に言っちゃったの。とても後悔したのよ。だから先輩をなんとか止めようと頑張ったんだけど結局ダメだったわ。ずっと秘密にするつもりだったのに私があなたの側にいるために決心してたのに。

ヒョンウク:どうせバレる事だったんだ。お前じゃなくとも他の人を通して分かる事だったんだ。

ヘユン:オッパー

ヒョンウク:それが怖くて逃げたかったんだ。俺達の事を誰も知らない所へ。卑怯なことだと分かっていながらもどうしようもなかった。でも今じゃなきゃ良かったのに、もう少し後だったら。



ヘユン:まさかまた居なくなったりしないわよね? ソウンを失った時のように、またどこかに行かないわよね?

ヒョンウク:どうするかまだ分からないよ。



セナは部屋で姉とヒョンウクの写った写真を見る。



シウから電話が来る。



シウ:着いたんなら電話くらいしてもいいんじゃないのか?

セナ:元気にしてる?

シウ:なわけないだろ お前がいないのに。そっちの天気はどうだ?



セナ:天気よ 陽がサンサンと射してる。

シウ:じゃあ明日2時にローガン空港まで来い・。

セナ:え?

シウ:雨なら仕方ないが天気なら迎えに来ないとな、ボストンの仕事入れたから今日の飛行機に乗るよ。

セナ:私、今ボストンじゃないんだけど。

シウ:じゃあどこだ? ソウル?!




シウは公園でセナを待つ。



シウ:からかってるのか。お前のせいで何日も落ち込んでたじゃないか。行かないならそう言ってくれないと。



セナ:連絡できなくてごめん

シウ:で何で行かなくなったんだ?

セナ:ちょっとした事があったの。

シウ:どんなこと? 話せないんなら俺のためだと考えても良いだろ? 俺のためなんだな。契約書を実行しよう。 いつから仕事にする?



セナ:まだプロデューサー探してないの?

シウ:他のプロデューサーをなんで探すんだ? お前がいるのに。



セナ:私すぐには仕事できないと思うわ。

シウ:そうか?何日かなら待ってやるよ。だけどお前ちょっと変わったな。ネックレスは笑ってるのにお前はなに憂鬱そうなんだ?




セナは一人散歩をしてヒョンウクを思い出す。



近所の売店でアイスを買った時。



セナ:離して

ヒョンウク:俺が先に取ったんだよ。

セナ:私が先に見つけたのよ。

ヒョンウク:お前の会社の社長なんだぞ。

セナ:会社では社長だけどここではただのおじさんよ、近所のおじさん。

ヒョンウク:こいつ口を開けばおじさんて。



タルボンが走り寄りセナに飛び付く、ヒョンウクも近づく。





ヒョンウク:久しぶりだな

セナ:そうですね。

ヒョンウク:元気なんだろ?

セナ:もちろん。タルボン元気でね。




カン理事はヒョンウクの父親の世話している女と子について義母に説明する。



カン理事:名前はソン・ユジュ。 10年前に練習生として入り2年間トレーニングした子です。将来有望で社長の寵愛を受けていました。ある日急に行方が分からなくなったんです。妊娠したとの噂で持ちきりでした。こんな話をするのは心苦しいのですか。どう考えても...

義母:だから主人の子のようって事ね?




AnAの会議



理事1:中国側から今月で投資金を回収すると伝えてきました。芸能事務所の不正の記事が出たんですが、それがうちの会社の事だとの噂が出回っています。



理事2:社長はいつ戻って来るんですか? 早く戻って来てくれないと。対策の議論を早急にしないと。

ヘユン:体調が悪いみたいなの。チャン会長側がどういうつもりなのか調べてちょうだい。もしも問題が大きくなったら警察が調査に入るかも知れないから。どうなっているのか人脈を総動員して調べて。




ヒョンウクの父親:急になんでそんな噂が出回ったんだ。 ああ デマの震源地がどこなのか把握しろ。…それは俺が調べよう。それからヒョンウクはまだ出て来ないのか? あいつ! 何かあったのか?



ヘユン:そんな事はありません。直ぐに会社に出ると思います。私を信じられませんか?もちろん 何かあったらお知らせします。はい。



ヘユンは電話をする。


ヘユン:練習生記録にユン・セナさんの履歴書が残ってる?




ヘユンはセナに会いに行く。



セナ:どんなご用件ですか?

ヘユン:良かったわ、心配してたより元気そうで。

セナ:どういう意味ですか?

セナ:あーふたりは10年以上前からの仲だと言ってましたよね。それなら理事もうちの姉さんの事を知っていたんですね。そして私とおじさんの事も。

ヘユン:ごめんなさい。今まであなたを煩わせたこと。ふたりが傷つくんじゃないかと心配で私なりに何とか止めようとしていたの。




セナ:それを謝りに来たんですか? そんなに気を使ってもらい むしろ私の方がすみません。じゃあこれで!

ヘユン:もしかしてヒョンウクさんを恨んでる? セナさんのお姉さんが亡くなりヒョンウクさんはすごく辛かったの。音楽も諦め、友達も家族も捨ててどこかに消えてしまったの。だけど3年ぶりにまた現れた。 それはあなたの為だったの、ヒョンウクさんはあなたを助けたかったのよ。あなたがソウンの妹だったから、そしてあなたには才能もあったから。その気持ちは分かってあげて欲しいの。正直言ってヒョンウクさんの事がとても心配なの。全て捨ててまた居なくなるんじゃないかと、こんな話して勝手だと思うけど助けて欲しいの。

セナ:私に何をしろと言うんですか。



ヘユン:私はふたりに自分の居場所に戻ってもらいたいの。あなたが辛いのはよく分かるわ。でも元気を出して! あなたが辛いとヒョンウクさんもその分、辛くなるから。あなたが幸せになる事を願ったヒョンウクさんの気持ちは本当だったと分かって欲しいの。



ヒョンウクとソンジンはバーで飲んでいる。



ソンジン:おいヒョンウク!タルボンは何で俺を嫌うんだろう?いや俺は真面目に聞きたいんだけど。2日間面倒をみてきて、あ、このままだとこいつに噛み殺されるなと思う瞬間が一、二度あったんだ。



ヒョンウク:タルボンは人を噛まないよ。

ソンジン:いや嘘じゃなくて脊筋が震えるほど俺に吠えるんだ。

ヒョンウク:2日間面倒見たって恩着るのか?

ソンジン:違うよ 良かったって話をしたいんだ。お陰でお前が戻って来たじゃないか。年とるごとに感じるが友達と呼べる奴は段々減るよ。3年ぶりにやっと会った友達なのにまた会えなくなるのかと穏やかじゃなかったんだ。




ヒョンウク:はー どうせならあの時止めてくれれば良かったな。

ソンジン:止めてたら?

ヒョンウク:そしたらセナに今ほど罪悪感感じずに済んだのに。

ソンジン:あーそうだな 俺が悪かった。ああ 俺を恨め。だけど頼むから自分を責めるなよ ん? 正直言って男が女を好きになって悪いと思う理由がどこにあるんだ? あ こんな事言うつもりじゃなかったのに。計画は失敗だ 酒でも飲もう。



酔ってセナの家のそばの階段に座り込むヒョンウク。



セナが出て来てヒョンウクを見つける。



セナ:どうしてここに居るの? 辛いの? おじさんが私よりも辛いの? おじさんが私にチャンスをくれたじゃない。 だから私ここまで来れたの。おじさんが居なかったら私は今も金貸しに追われ音楽を夢見て生きていたと思うわ。それは有難いと思ってる。 でも私 ここで止める事はできないわ。たった2曲世の中に発表しただけで おじさんはこの位で充分? 私にこの程度の事を望んでいたの? 最初の計画をしましょう。おじさんが言ってたじゃない チャンスは逃すなと。私、最後までやってみるわ。ソ・ジェヨンPDよりも売れるまで。



ヒョンウク:セナは頼もしいな。



セナ:私はもうこれ以上おじさんに頼りたくないし失望もしたくないわ。なのに今のあなたの姿は本当に最悪よ。会社をサボって仕事もしないで、酒ばかり飲んで、強そうに大人ぶってたのにこの姿はどういう事?

ヒョンウク:最初から足長おじさんなんて俺には似あわなかったな。

セナ:私は死んでないじゃない、だからおじさんも元のように格好良いおじさんに戻って。






<13話 前半 終了>




動画と訳をお借りしました。
  ありがとうございます。