<6話ストーリー 前半>
(訳を norinori 様からお借りしました)
①
irl.E06.lip0 投稿者 lhongderstm12
AnAの屋上でセナの作った曲をヒョンウクと聴いていると そこにヘユンがやってくる。
セナの携帯が鳴っている。シウが入って来る。
シウ:なんで出ないんだ?
セナ:ごめんなさい
シウ:お前 どうしてこんなに人をドキドキさせるんだ?

ヘユン:シウ! どうしてたの? 今のはどういう意味?
シウ:ったくなんでここに
ヒョンウク:結論出して来たんじゃないようだな。
シウ:今日までは潜伏中なんだ。
ヒョンウク:なんだと?

シウ:社長のくれた時間はまだ残ってる。だから誰も俺を見てないのさ。お前以外は。ちょっと来い!

シウはセナを連れてカラオケに行く。

セナ:今何してるの?
シウ:歌探してる。

セナ:なんで探してるの?
シウ:投げる、受ける 、歌う。正解はどれだと思う?
セナ:だからなんで私とここで歌うのよ?
シウ:お前のせいだ。 頭がこんがらがってるのに、お前が歌いたくさせたんだ。

シウ:良かったよ。お前の曲。もちろんお前より俺が歌う方がずっと良いだろうが。
セナ:あんたは歌手だから当然でしょ?
シウ:3分の40秒の無限動力の曲のうち俺のパートは長くて40秒。俺一人で録音したのは初めてだ。すごく妙な感じだった。
セナ:時間がもったいない。
シウ:あ、これ俺の好きな曲だな?
ヒョンウクとヘユンが食事をしている。
ヘユン:一体、何を考えてるの? わけが分からなくてあきれるわ。この状況でユン・セナに会いに来たの? 一体なぜ?

ヒョンウク:何にせよ良かったじゃないか。なんにせよ現れたんだから。
ヘユン:でもあきれたわ。いくら若いからって 会社で心配してるに決まってるのに私達にまず会うのが順番でしょ?
ヒョンオク:ご飯食べに行こうって言ったのは君だと思うけど?
ヘユン:古漬けキムチとワカメよ。耳に良いって。
ヒョンウク:自分が食べたくないだけじゃないのか。
ヘユン:こういうの好相性と言うんでしょ?鶏モモ好きな女とムネ肉好きな男が出会う事。早く食べて!
シウの声:お前 どうしてこんなに人をドキドキさせるんだ?
セナはヒョンウクを想う

ヒョンウク:人をときめかせたくて作った曲だろ?
セナ:それで曲をどう思った?
ヒョンウク:うーん。カラオケの点が46点。
シウ:あー 点数め。


セナ:あんた歌手になるなら頑張らないと。
シウ:こいつ 俺を誰だと思ってる! 俺は無限動力だぞ!...もう違うのか?
レオンから電話が来る
シウ:まだ用があるのか?

レオン:お前の母さん、連れてけ!
シウ:何だと?
レオン:お前の母さん うちの前から連れてけって今すぐ!
シウ:俺行かないと。
セナ:どこ行くの? どこ行くのよ! あれ また雲隠れするんじゃ…
シウ:降りろ!
セナ:いやよ 見失ったら困るから。
シウ:なんでお前が。
セナ:私じゃなく社長が急いでるんじゃなかったの?
シウの母親がレオンの母親に懇願している

シウの母親:レオンもお母さんの言う事は聞くでしょ?うちの子も連れて行ってと話して。
レオンの母親:おじさん警察呼んで。
シウが止めに入る

レオンの母親:あんたの母さんは1時間もこうしてるのよ!
シウ:お願いだからもう行こう!!

シウの母親:私に任せて。 あなたも一緒に無限動力を続けられるようにしてあげるから。

シウ:なんで俺を信じないんだ?おれだけじゃ稼げなさそうか?! 俺は土方してでも食わしてやるさ! 帰ってくれ! 俺に恥をかかせないでくれ!

セナ:やめて! 大丈夫ですか?
シウ:俺の事に首を突っ込むな。母さんは俺にとって何の役にも立たないんだ。
セナ:お帰りになれますか? タクシーつかまえましょうか?

シウの母親:いいえ。うちの子と一緒に来たんですか?
シウの母親:それなら早く行って、とても気が重いだろうから宜しくお願いします。
セナ:あんた、お母さんにあんまりじゃない?
シウ:練習生の分際で干渉するな!

セナ:そうよ 練習生が礼儀のないアイドルにもう一言 言わせてもらうわ。本当に情けない。
お母さんは心配してるのにあんたはカラオケで...

シウ:じゃあ俺にどうしろと? ホテルの部屋でずっと考えていたんだ、どうしたら良いのか。 何をしなきゃいけないのか!だけど答えは出なかった あまりに怖くて。
セナ:そんならお母さんと相談したら良いじゃない?
シウ:うちの母さんはそんな母親じゃない。つらい時に頼れる人じゃないさ。
家族はいつもお荷物だ。俺だけ見つめて 食わせなきゃならない荷物。
セナ:がっかりだわ! あんたって人 本当にがっかり...
シウ:俺に期待したことがあるか?
セナ:初めての歌手だからちょっと期待したのね。その期待 この瞬間からやめるわ!
ヒョンウクがヘユンと歩いて来る。

ヘユン:10時まで待ってみるわ。何の連絡もなかったら。
ヒョンウク:そんな必要はないみたいだけど。
セナから電話が来る
セナ:すみません。シウ行っちゃいました。ずっと付いてるつもりだったのに。私が悪かったかな。
ヒョンウク:なんでお前が悪いんだ? シウが何しようが責任はシウにあるし、何か起こったら俺が考える。お前が心配する必要ない。

セナ:はい
ヒョンウク:ユン・セナ
セナ:はい?
ヒョンウク:いや 帰って休め。
ヘユン:どうなったって? まさかまた雲隠れ?
ヒョンウク:今晩中に現れるさ
へユン:現われなかったら?
ヒョンウク:仕方ないだろう。
シウは一人になり母親を思い出す。

セナ:あんたが初めての歌手だからちょっと期待したみたい。
AnAでヒョンウクがのんきにゲームをしている

へユン:心配じゃない?
ヒョンウク:心配さ ここ破らないといけないのに。
ヘユン:ウク社長! オッパー!
ヒョンウク:なんだ。 やるか?これ面白いぞ。
ヘユン:こうしてると昔と全く同じ、楽天的で自信満々で。
ヒョンウク:で今は違うのか?
ヘユン:うん、哀しそうに見える。だから対策もなて ただ素敵で。
ヒョンウク:くー 大変だ 対策は立てなきゃならないのに。
ヘユン:これどうやるの?
ヒョンウク:左かして 上に 右はここ。これがジャンプ これはスライディング。
スライディング上手くやらないと。そうだ そうだ 上手いなー
シウがやって来る

ヒョンウク:遂に来たな

シウ:あんまりじゃないか? 連絡のメールもなしか?
ヒョンウク:見ないふりしてと言ってたろ? それで結論は?
シウ:ソロやるよ

ヘユン:よかった
ヒョンウク:帰ってよく寝ろ。
シウ:話はそれだけ?
ヒョンウク:明日からはきついさ。 ダンス ボーカル 一からやる。帰ろう シン理事!
おい お前のせいで日曜日までつぶれたぞ。
シウ:僕への計画 立ててみたんですか?
ヒョンウク:計画なしに誘惑しないさ
ヒョンウクは帰り道でセナを見つける。
ヒョンウクから電話が来る。
セナ:はい
ヒョンウク:心配してると思って、シウは会社に来て ソロをやると言った。
セナ:本当?あー良かった。

ヒョンウク:わー お前すごく嬉しそうだ。 シウがそんなに心配だったか?
セナ:違うわ 心配な人は他にいるから。
ヒョンウク:椅子に座って楽か?
セナ:はい え? 話すのになぜ電話でするの?

ヒョンウク:無料通話が残ってて
セナ:理事はもう帰ったんですか?
ヒョンウク:もう帰ったと思うけど?
セナ:食事は美味しかった?
ヒョンウク:あまり シウのせいで気になって、ありがたいな。お前のお陰でシウが思い直したようだ。
セナ:何もしてないけど?
ヒョンウク:いや 何かしただろ? 何時間も一緒にいたんだから。相談に乗ったとか 助言したとか。
セナ:ううん ただカラオケで歌って電話が来たから急に...。とにかく私のお陰で思い直した訳じゃないわ。あいつ 会う度にしゃくに障るの。本当に変な子よ。
ヒョンウク:もう帰れ。
セナ:送ってくれない? 疲れちゃって。
ヒョンウク:俺も本当に疲れて。
セナ:私も。
ジュホンと彼が歩いて来る。
ジュホン:あ!ケミナム(超犬好きで超イケメンの意)だ。 あんた 絶対よく見せて。

彼:なんで俺が? AnAの社長じゃない!
ジュホン:あら セナ! あら!こんにちわ。私を覚えてますか?セナと一緒に住んでる...
ヒョンウク:はい
彼:私はセナと物凄く仲の良い友達です。お話は聞いています。 とても仕事の出来る良い方だと。
セナ:いつ言ったの?
ジュホン:ビールを飲もうと買いに来たんですが一緒に飲みませんか?
彼:行きましょう 僕らがお連れします
セナ:二人ともどうしたの?
ジュホン:どうもしないわ 嬉しいのよ。
セナ:今日はすごく疲れたって もうお帰り下さい。
ヒョンウク:いや ご近所同士一杯やっても良いだろ。行きましょう、
セナの家にヒョンウクが来る。

彼:今日はお客様が来たので特別にバーベキュー味を準備しました。
セナ:毎日食べてるじゃない。
彼:あの AnAでは俳優を扱うつもりはないですか?
ヒョンウク:どうかな まだ計画はなくて
彼:一刻も早く計画されてはどうでしょう?
ヒョンウク:君の夢か?
彼:おー 分かりますか?!
ジュホン:彼は今フィッティングモデルをしていますが俳優がぴったりだと思います。
顔も良いし 体も良いし。
セナ:二人とも 飲もうか?
ジュホン:セナとケミナムのために!
ヒョンウク:AnA俳優部のために 乾杯!

セナ:私が生活の達人じゃない。 バイトでジョッキを8個持ったのよ。
ピーナッツ投げて食べるのも上手いの。 あー まったく!
投げたらヒョンウクに当たる。
せョンウク:おい わざとやったろ?
セナ:いいえ
ヒョンウク:もうやめろ! めろって!本当に。
セナ:私のピーナッツ!
ジュホン:仲良いわー!!初めは変人、イカれたやつって言ってたじゃない!
ヒョンウク:え?
ジュホン:いや 今はイカれた奴ではなくケミナムよセナの借金も返してくれ時給のすごく高いバイトもさせてくれ。就職もさせてくれ。本当にありがとうございます。
これからも変わらずに宜しくお願いします。
セナ:そんなこと
ジュホン:考えてみるとセナは本当に可哀想な子なの。お姉さんが亡くなり その衝撃でお母さんも亡くなり。
セナ:どうしたのよ
ジュホン:あまりにもかわいそうよ!あまりに辛くて。
セナ:でも私は生きているじゃない? 姉さんの方がずっとかわいそうよ。
歌手になるってソウルに来て苦労して夢も叶わず 愛してた人は葬式にも来ない。
どんなに哀しかったろう。

ジュホン:悪い奴!
セナ:そうよ 悪い奴!
彼:何だよ? 俺が何したってんだよ
ジュホン:あんたじゃない
ジュホン:布団で寝て!頭が重い!寝て!大丈夫?
セナはそのまま寝入り、ヒョンウクはセナを見つめる。

明け方にソンジンを呼び出すヒョンウク。

ヒョンウク:今日は俺に付き合え。何も考えずに死ぬほど酔いたいんだ。

ソンジン:じゃあ ヘユンに電話しろよ もどかしいな。ふたりで上手く行ってたんじゃないのか? どうした?
ヒョンウク:あの時なぜそうしたのか。なぜそうしか出来なかったのか。話せる日がくるかな?
ソンジン:誰に?
まさかユン・セナに?
ソンジン:全部知ったらお前の助けを受け入れるか?最後まで秘密にするしかないだろう。
シウがソロ活動発表の記者会見をする。

シウ:私シウは無限動力から卒業し、ソロとして活動します。
AnAの会議

幸いにも反応は悪くないな、女性ファンの同情票を集めたようね。
社長の戦略が当たった。あとはコンセプトと曲をどうするか。
社長は書かないのか?前は出す度にヒットしたのに候補曲が出来て来たら皆で決定しよう。
無限動力のカムバックと同じ日にシウもカムバックだ。そこまで正面衝突しなきゃだめか?
一度負けたから次は勝たないと衣装コンセプトを早く出して。
スタジオに向かうヒョンウク。
ヒョンウク:ユン・セナの曲を編曲し直そう。音を豊かにした方が良い。胸がドキドキする感じを最大限生かしメロディーを生かしてバランスをとり。

編曲者:キーボードの代わりにハモンドオルガンはどう?
ヒョンウク:良いアイディアだ。
セナ:私は?
ヒョンウク:ここからはチームワークだ。セナは一緒に編曲しながら歌詞を書き直せ。
女っぽさはなくし男っぽく出来そうか?
セナ:はい でも何のためにするの?
ヒョンウク:世に出さないと、人に聴いてもらわないと何の意味もないだろ?
シウが熱心に練習中。

ソンジン:頭に響かせるんだ 頭を開かないと高音が出ない。もう一度!

ソンジン:さあシウ 筋肉が緊張しすぎだ。緊張をほどいて 緊張すると声も緊張するから柔らかく。

ソンジン:シウ待て!少し休もう。
シウ:このまま続けます 大丈夫です。

ソンジン:お前昨日徹夜で練習したろ?
シウ:はい
ソンジン:声帯も休ませないと、休もう。

ヒョンウク:どうだ?
ソンジン:まだ体が硬い。プレッシャーが大きい。でも良くなってるんじゃないか?
ミナ:兄さん! 間違えた 社長って呼ばないと

ソンジン:僕を呼んだのではないですか? 日毎に綺麗になるミナさん。
ヒョンウク:おい!
ソンジン:ああ分かったよー
ミナ:話があるの。
ヒョンウクの父親が携帯で記事を見ている。
カン理事に電話をして記事を黙って見ていられないと指図する。
ヒョンウクが電話を取り上げてそんな必要はないと話を折る。
会社の仕事は僕がやります。 父さんは会社じゃなく家の事を考えてミナがどうしたのか聞きに来た。ミナには父さんの恥部を知られないように息子に続き娘まで無くしたくなかったら。

父親は晩めしは食べて行けというがヒョンウクは断る。
義母は女が多いから孤独な老人にはならないわね。どうせミナにもそのうち分かるわ。
ご飯は勝手に食べて。
スタジオでセナが編曲中。

編集者は疲れて家に帰る。セナは歌詞を考え直すと言う。
セナ:男っぽさ
シウがダンスの練習中
セナ:すごく熱心ね

シウ:こんな時間まで何してる?
セナ:歌詞の書き直し 、お母さんと仲直りした?
シウ:仲直りってなんだよ 家族同士で気持ち悪い。

セナ:でもしないと 後で必ず後悔するわ。
シウ:孝行娘のお出ましだ。
セナ:親が亡くならないと孝行息子娘になれないと
シウ:亡くなったのか?
セナ:父さんからは連絡がなくなって長いわ。 母さんは亡くなったわ。
シウ:謹んでご冥福をお祈りします。なんで笑うんだ? 俺は本心だぞ。
セナ:とにかくおめでとう。 もう一度歌手に戻れて。
シウ:別にやめてもないさ。
セナ:ねー 男っぽさって何かな? あの曲を書き直してるの。社長が男っぽくもう一度書けと言うの。 でも男っぽいっていったい何? 男だから分かるでしょ?
シウが突然顔を寄せる。


セナ:こんなことで歌詞が書ける?
シウ:なにを難しく考えてるんだ。お前の曲は女が男を好きになった感情を込めたんだろ。
じゃあ 反対を考えたら良いんじゃないか?
男が女を好きになるとどんな気分か考えれば良いだろう?
セナ:それが想像できないから言ってるの。あーラウムを好きだった時どんな気分だった?・・・
シウ:分からない 忘れたよ。
セナ:そう言わずに教えてよ。
シウ:いいよ
セナ:言ってよ 秘密にするわ。
シウ:いいってば

セナ:秘密にするわ
シウ:あー練習生のくせに。
セナ:ねー教えてよ
<6話前半 終了>
訳をお借りしました。
ありがとうございます。