四人部屋のそれぞれの人に
それぞれの壮大な人生があるわけです
話をしたり お見舞いの方との会話で
その人生模様が垣間見えることも多いのです

あたしは五ヶ月間の滞在中に
何人もの同室さんと出会うことになります
その中でも特筆すべき人たちのお話です 
前回の「ピーナおじさんの」続きです

<脊髄損傷の熱い人ここにも>


転院したあたしを最初に勇気づけてくれた
某有名企業現役のKNさんのお話です

最初に驚いたのはKNさんが
物凄く明るくて温和だったことです

大きな障害を負っても相手に
これポッチも嫌な思いさせない人物でした
あたしもこうありたいと心から思いました

初日のショックで打ちひしがれていたあたしに

 

「ハハハ

相当ショックだったみたいですね
うんうん わかりますよー

自分も同じでしたからね
でもね むーさん

ここに何をしに来たんですか ?
落ち込んでる暇は無いでしょ ?
私もむーさんもまだ現役ですよ
ささ早く寝てくださいよ

明日ですよ 明日!!」

あたしはKNさんからこのような
励ましを幾度もいただきました
そのたびに大復活!(単純なのです)

かなり役職の高い方らしく
毎日の様に会社の方が来てました
聞こえてくる内容は結構シビアな
ことも多いのですが
そこでもニコニコ満載です
こんな上司は良いですねぇ
それに引き換え

あたしは・・・はぁぁぁ~

KNさんは脊髄損傷です
腰から下に大きな装具や
ロボット装具のようなものも
挑戦されていましたが
基本は車椅子です
軽量のものをオーダーして
自分の足にするんだと
訓練されてました

誰でもするのかもしれませんが
リハビリ室で何度も何度も
転倒からの復帰を練習するのですが
あたしはひたすら見てました
見惚れると言ってもいいのです

なんで脊髄損傷の人は

急性期病院の女の子といい

こうも熱いのでしょう

 

ある時はこんな事も言われました

 

「むーさん 私はたぶん自分の足では
もう歩けないかもしれない
でもね 新しい足を(高級車椅子)

手に入れたんですよ!
これでどこでも行きますよ
だから むーさんも
歩きまくってどこでもいくんですよー」

 

その日から歩きまくりモードはアップ

言うまでもありません

 

 

退院の日 ガッチリと交わした握手の
そのぬくもりは今でも忘れられません

KNさんはあたしを
患者からファイターに
変身させてくれた

奇妙な人どころか

大恩人的同室人なのでした

まだまだ続きます

 

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