浜松町での ビクトリーショー からの帰り際、ちょっと気になる物が有ったため 久々に 上野 御徒町 に在る 中田商店 へ寄って来ました。
中田のHPで、ドイツ スターム社 ミルテック ブランド の ポケットナイフ が販売されてるのを知ってて 通販より 現物を実際に見てから購入するかどうかを考えようと思い 実店舗へ行ったという訳ですヨ!!
この2点を購入。
こちらは MIL-TEC GERMAN POCKET KNIFE OLD STYLE BLACK です。
1980円税込
西ドイツ軍で使われていた ポケットナイフの 実物には無い黒色バージョンですネ!!
箱の裏面
Sturm 社でのアイテムナンバー Art.-Nr.: 15337050 が入ってますヨ。
中から出すとこんな感じです。
ナイフ本体とビニール製のケースが付いてます。
ツールを展開した状態です。
ラージブレード
マイナスドライバー・栓抜き・爪ヤスリ付きノコ切りブレード
リーマー
コルク抜き
グリップパネルだけが黒色ではなく、各ツールも黒塗装されてます。
ラージブレードの根元には、MIL-TEC の文字が 刻印ではなく白文字で印刷されてます。
反対側
ノコギリブレードの金属カバーを外すと、鋸刃が現れます。
側面に File ヤスリが付いてるので、2ndタイプ GAK2 をモデルアップしたんですネ!?
ただ、このノコブレードを出している時には 裏のリーマーが非常に展開し辛くなりますヨ。
軍支給品には無い 黒一色のジャーマンアーミーナイフというのも斬新で何か萌えますナ~(笑)
次に
こちらは MIL-TEC US ARMY STAINLESS STEEL POCKET KNIFE です。
1980円税込
米軍の汎用GIポケットナイフ US GI Knife Pocket General Purpose のレプリカって感じでしょうか!?
箱の底面
スターム社製品である アイテムナンバー Art.-Nr.: 15341000 が入ってます。
こんな状態で入ってます。
各ツールを展開した状態。
ラージブレード
缶切り
マイナスドライバー付き?栓抜き
革パンチ(リーマー)
クレビス(キーリング)
一見 良さげですが、細かくみると 結構 安ぽい造りですゾ。
見辛いですが ブレード根元の刻印は STAINLESS STEEL のみ。
もっと実物ぽくするなら、MIL-TEC という文字と 製造年を刻印して欲しかった所ですネ!!
なぜか!? ラージブレード先端は尖ってません・・・
本来マイナスドライバーとして使う 栓抜きブレードの先端も何故だか丸まってます。
仕上げ加工を忘れたんでしょうか??
USの文字も見辛く、グリップ表面のディンプルもしっかりした菱形では有りません。
一番ダメなのが、CLEVIS クレビス と呼ばれるこのU字環パーツで 米軍仕様書の指示と全く違う形状です。
MIL-K-818D の 構成部品である CLEVIS の サイズ指示図 (単位:インチ)
カミラスの米軍支給ポケットナイフと比べてみますと・・・
上が Mil-Tec
下が Camillus 1988
先ほど云った CLEVIS の形状が全く違うのが一目瞭然ですネ!!
2つ並べると、ミルテック の方はこれじゃ無い感が半端ないです。
比較した カミラス の ポケットナイフ 1988年製は、1985年に変更された Mil-K-818D の仕様書に基づいて製造された物です。
各ツールの比較
左 Camillus 1988
右 Mil-Tec
缶切りブレードは、ミルテックの方は何となく細めで 何本かの缶を開けたらすぐに破損しちゃいそうです。
左 Mil-Tec
右 Camillus 1988
栓抜きブレードの比較
ミルテックの方は、やはり細めで強度が不安な感じがします。
爪を引っ掛ける部分の位置も、ミルテックはやや下でツールが引き出し辛い位置に有ります。
左 Camillus 1988
右 Mil-Tec
レザーパンチブレードの比較
このパーツも、ミルテックの方が貧弱で使用時にパキッと折れてしまいそうな感じです。
左 Mil-Tec
右 Camillus 1988
ツールの格納状態比較。
ミルテックの方は、栓抜きと缶切りの噛み合わせが悪く 収納時に接触してしまうため 面倒ながら ずらして格納する必要があります。
並べると双方長さが違うように見えますネ! 確かに実寸でグリップの全長は、カミラス製が960mmに対して ミルテック製は945mmとやや短い事が分かりました。
中田商店では どちらも、同じ価格で販売されてますが 米軍タイプの方は造りが安ぽく感じましたヨ。