先日の 練馬駐屯地祭 で入手した ペンチケース です。

通信手 の 有線構成 時に使う 工具を入れるためのポーチですネ!!

 

官給品 の 革製 33工具入れ を基に製造されているようで

工具が入る場所は、同じ配置になってます。

このケースに収納する物は基本的に 電線の被覆剥ぎの付いたプライヤー と 電光ナイフ 、 マイナスドライバー になります。

 

私の場合、何を入れようかナ~っと考えてたんですが ネットで面白いモノを見付けました。

↑ 陸上自衛隊 の一般競争入札で JTK-33 という 有線構成用工具類 の公告書です。

令和5年8月31日に納入予定なんで 隊員さんに支給されるのはこれからのようですネ!!

 

さらに どういう工具が使用されるのかこの件から調べてみたら・・・

携帯工具 JTK-33 用 部品カタログ と云う書類が見付かりました。

セット内容の構成から見ると 33工具 みたいというか 新しい33工具 って感じですかネ!?

 

それぞれの品には、製造メーカー名や部品番号の記載が有り 一般で販売されてる商品の入手が可能なので、取り合えず取り寄せてみましたヨ!!

 

 

まず、カタログ番号1番 有線構成用ペンチ 

㈱エンジニア が 2017年に発売した 陸上自衛隊仕様の ネジザウルスDF がそれに当たります。

 

右側上部に納入カタログにも記載が有る 型番 PZ-33 になってますネ!

 

パッケージから出した状態

 

ヘッド部のアップ

実際に陸上自衛隊へ納入される官品では

軸の部分に この様な、刻印か印字が入れられるようなので 入ってない物は通常販売されてる実物同型の民生販売品となります。

 

 

次にカタログ番号2番 有線構成用ナイフ

OLFA㈱ から販売されている クラフトナイフL型 です。

 

納入カタログと同じ 型番 34B が入ってますネ!

今までだと、電工ナイフがセットされる所でしょうが 使い勝手の良さからこのナイフが選ばれたのでしょうか!?

33工具の内、使用頻度が多いものはペンチ(プライヤー)だそうで 電光ナイフやマイナスドライバーは殆ど使わないようです。

そう考えると、この34Bであれば使用用途関係なく使えるし 刃が破損しても容易に替刃へ交換可能と何かと便利なナイフですナ!!

 

パッケージから出した状態

オールステンレス製で頑丈そうなので、タフな使用にも耐えそうです。

 

横の大きいネジを緩めると、刀身がスライドして引き出せます。

それにしても本体がこんな銀ピカの状態なのに自衛隊の作戦や作業で使えるのでしょうか?

これだと納入される物が販売品と全く同じになるかは不明ですナ!?

あと部品カタログに記入のある XB34 とはこのナイフの替刃になります。

 

 

次にカタログ番号3番 有線構成用ドライバー です。

㈱兼古製作所 から Anex ブランドで販売されてる ビット差替式ハンドル 3610-H です。

 

今回は、今までのような マイナスドライバー だけでなく 色々な形状のネジに対応でき 電動ドライバーなどの差替えビットが使える 交換式ハンドル が採用されたんですネ!!

前にも書きましたが、付属していたマイナスドライバーの使用頻度は低くかったようなので この度の差替え式ドライバー採用は 色々なネジにも対応出来るため、使う隊員さんは増えるのではないかと考えます。

 

こちらは同社の交換用のビットです。

納入カタログに記載が有る AP-14 +2×-6×0.6 というビットは ANEXの一般販売品では見付からなかったので、自衛隊での別注品ではないかと思われます。

というのも末尾の0.6というのが 何を指すのが不明です、民生品だとその位置はビットの全長を表します。

写真の品は品番AHPM-1328Sという +1×+3(プラスドライバービット小×大)と +2×-6(プラスドライバービット中×マイナスドライバービット)の2種がセットになっている商品で、マイナスビット付きの方をAP-14 +2×-6×0.6の代替として使ってみました。

 

双方 パッケージから出した状態

ビットは 支給品 と同型のパワービットよりも 性能が上となる 同社製 ハイパービット(マグネット付き) です。

 

 

ハンドル本体へビットを装着してみましたが、ビットの全長が65mmだと結構短いですネ!! (基本はマイナスドライバーなのでそれを先端にしてます)

今の所、一般販売のAP-14のパワービットシリーズでプラスドライバーとマイナスドライバーの両面ビット付きは、長さ65mmの商品しか販売されてないようなんで (写真はハイパービットのですが)これを付けてみた訳ですヨ。

最悪、もっと長さの有る同社の他シリーズや別メーカーのマイナスドライバービットなどを使っても良いかと思われます。(差替え式なので、トルクスネジのビットも使えますしネ!!)

 

 

部品カタログ4番に載ってる ハイランド㈱ の 携帯工具携行用ケース というのは調べても出てこなかったので今回は省きます。

 

まぁ、ケース自体は手に入れた物が有りますから 代わりとして

先日買った 携帯工具携行用ケース こと ペンチケース へ中身をいれてみますネ!!

それぞれ、所定の位置にはスッキリ治まるようですネ~!

 

収納後フラップを閉じた側面から見ても特に違和感は無いように感じます。

 

 

中に何を入れようか迷ってましたが、新33工具ぽく纏められて良かったですヨ!!(笑)