2024春闘 ~ベースアップについて~ | オールリコーユニオン(リコーグループ従業員労働組合)

オールリコーユニオン(リコーグループ従業員労働組合)

リコーグループ従業員の労働組合です。
雇用形態にかかわらず、正社員でも派遣社員やアルバイトなど非正規社員でも加入できます。
リコー追い出し部屋リストラ事件をはじめとして、多くの労働問題を解決してきた実績があります。

私たちオールリコーユニオンでは、今年もリコーグループ各社との春闘交渉を行っています。

 

 

今回のブログでは、他社でのベースアップについてご紹介します。

 

 

日本経済新聞によれば、東芝は3月13日、2024年の春季労使交渉で基本給を底上げするベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分について労働組合の要求に対し1万3000円で満額回答、定期昇給分を含めた賃上げ率は5.6%とのことです。
東芝、ベア1.3万円で満額回答 3年連続

 

「東芝の満額回答は3年連続となり、23年の回答額(7000円)を上回った。足元の業績は営業損益で赤字に陥るなど厳しい状況が続くが、『従業員と組合員に対して、賃上げというかたちで報いたい』(東芝)としている。」とあり、東芝の経営陣の心意気が感じられる回答結果です。

 


中小企業に関しては、「連合が3月15日に発表した2024年春季労使交渉の第1次集計で、中小企業の賃上げ率は4.42%に達し、32年ぶりの高水準となった。」という報道がありました。

中小賃上げ4.42%、32年ぶり高水準 非正規にも広がる


組合員数300人未満の労働組合でも、賃上げ率は前年の同時期から0.97ポイント上昇し、ベースアップ(ベア)率も明確に分かる268組合で2.98%と0.86ポイント上がったとのことです。


決して経営状況が良いとは言えない東芝や、中小企業の賃上げに対する前向きな回答を目の当たりにしました。

 

株式会社リコー、リコージャパン株式会社、SBSリコーロジスティクス株式会社の業績は比較的良い状況です。

 

経営陣と粘り強く交渉をおこない、誠意ある回答を勝ち取りたいと思います。