15年ぐらい前からズーと行ってみたかった阿佐ヶ谷神明宮。

都内に住んでいますし、行こうと思えばいつでもいけるし、駅からもそれほど離れていません。

なんで今になったのかと思うのですが、令和元年5月1日に行ってきました。

 

お守り研究家の中津川です。下記の本を出版したり、お守りのアプリを作ったり、マツコの知らない世界に出演したりしています。

 

 

 

見て下さい!もう並んでいます。

御朱印の列でした。

 

今回はご祈祷をしたいので御朱印は諦め、境内に入ることにしました。

手水舎です。

御朱印に比べ空いています。

御朱印もらうのでしたら、まず参拝するべきだと思いますが、

鳥居の前に行列が出来ていては仕方がありません。

 

天神社です。学問の神様菅原道真が祀られています。

五角形の枠をくぐるようになっています。

 

道開きの神、猿田彦神です。

経営者などに人気ですね。

自分の進路などに迷ったときに参拝すると良いです。

 

能舞台では結婚式が行われていました。

とても良い雰囲気で神職の祝詞も素晴らしかったです。

 

右に八難除という幟が見えますが、これを行いたくて来ました。

 

八難除はこの神社のみ行われているご祈祷です。

なんと申込み書がありません!

でも、受付に並んでいますので、並ぶことにしました。

 

3000円から受け付けてくれるようです。

授与品が違いますが、3000円から受け付けてくれるところが大きいですね。

 

神社もご祈祷料をはじめ、お守りや御朱印をどんどん値を上げてしまっています。

昔は家族の分までお願いしていた方が、年金暮らしとなり、値段が上がり、そこまでのことは出来なくなったという話を色々なお寺や神社で聞きます。

 

子供が自分のお小遣いなどでご祈祷をしたいとは言いませんから、信仰が次世代まで続くのかと考えるとちょっとさみしいですね。

 

本来、こういったお金は自分の収入などに合わせて、多く出せる人もいれば、そうでもない人がいる。金額を上げていかない姿勢はとても素晴らしいと思います。

 

実はさほど調べていったわけではないので初めて知ったのですが、八難除というのは、この神社のご祈願の総称だそうです。

八難除(はちなんよけ)とは、全国で唯一、当神明宮だけが行っている御祈祷方法であり、年齢から来る厄年の災い(厄除)、方位や地相・家相を犯したことに起因する災い(八方除)、火や水や人の災い、因縁から来る災いなど、現世に数多ある災難厄事総てを取り除く御祈祷です。

ご祈願を受ける方は八難除ともう一つ願意を選べるという仕組みだそうです。

 

願意が88個あり、この中から選べます。

また、受付の人が名前から住所、生年月日に至るまで申込み書を記載してくれます。申込みするときは口頭でお願いします。

 

生年月日を見て厄年などにあたっていないか調べてくれ、あたっていればそれに応じた厄除け、あたっていなければ総合的な厄除けという形で災難厄事を取り除くご祈祷を行い、その後、自分の選んだお願いを取り次いでくれます。

 

まず祈祷殿に入り、神職さんがご祈祷を始めます。

はじめに八難除の祈願を住所氏名を述べながらあげていただき、その直後に逆の順序で願意と名前をあげてもらうというスタイルです。

 

通常5月ですと祈祷に至ってはごく少ないはずですが、令和元年の最初の日と言うこともあって、満員と言っても良いほどで行いました。

 

祈祷殿でのご祈祷が終わりますと、本殿の御垣内で拝礼が出来ます。

伊勢神宮の御垣内を思いおこす神聖な感じがします。

この格別感はたくさんお下がりを出すよりずっと良いと思います。

この写真は拝殿の外から撮ったのですが、奥に見える鳥居の前に並んで拝礼しました。

 

しかし、こちらのご祈願はお下がりもなかなか琴線に触れる素晴らしいものです。

お札

お守り

御神酒

お箸(八難除御箸と書かれていますが、箸は人間と神様をつなぐものとされています)

八難除御守(袋に入っていますが、中に肌守りが入っています。中身を出して身につけます。)

神明宮御神土(中にはビニール袋に入った砂が入っています。玄関などに蒔いて清めたりします。)

御神饌(古代五色米。ご飯と一緒に炊き召し上がります。)

五色塩(五色に色が付けられた塩が小袋に入っています。料理に使ったり、玄関や家の四隅に蒔いたりします。)

(授与品は5000円の場合です)

 

ブレスレッドの様なお守りが人気ですが、それよりもこちらが気になりました。

月の絵馬と波の絵馬。

月みくじ

 

月のおみくじと陽のおみくじ

 

天照大御神が主祭神の神社ですが、須佐之男命と月読尊も祀られています。

月読尊を祀っている神社はとても珍しいです。

 

ご祈祷を申し込む際に、どこで聞いて来たんでしょうかと聞かれ、ちょっと困ってしまいました。確かに誰かに聞いたと思いますが、15年以上前ですし、特定の誰かというわけでもなく、何かで話に上がったような、神職さんと話していたときなのか、それもあやふやで、、、でもしっかりマーケティングしている所も良いですね。

 

正五九(しょうごく)といって、お正月、五月、九月に参拝するというのが良い(特に金運)のですが、これを三回繰り返して九重参というのを推奨していました。こちらでは、正五九にこだわらず、4ヶ月に1回づつ年3回お参りを3年繰り返す九重参りを推奨していました。3000円ならそれもやりやすいですね。

 

タイトルにも書いたように品格の高い清らかな神社でした。

とてもお薦めです。

 

お守りアプリや神社ナビゲーターなどのアプリを作成しています。某スマホアプリサイトでもオススメになっています。

 

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