N264 : 北陸新幹線新高岡駅(仮)が開業前から危険信号…テコ入れ案検討中 | 一日一鉄 ~ほーぷの鉄道ニュース~

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日本全国全鉄道路線(JR・私鉄両方)を完乗した経験を元に、鉄道業界に関して戯言をぶちまけていくブログです。現在は日々の鉄道ニュースへのコメントがメインですが、そのうち乗り鉄記録を整理して載せていくかも知れません。

 北陸新幹線の開業効果創出をめざす「新幹線戦略とやま県民会議」の県西部地域会議(川村人志会長)が25日、高岡市であった。首都圏住民の新高岡駅(仮称)や観光地の利用希望が最少だった問題が指摘され、大型集客向け特区開設や周遊切符発行などの提案の具体策づくりをめざす方針を確認した。
 県西部6市や関係団体などによる各観光地の連携策や観光タクシーの料金割引などの取り組みが紹介されたが、新幹線開業後の首都圏住民の新駅利用希望で、新高岡駅が9・3%と金沢駅(38・5%)、新黒部駅(29・1%)、富山駅(23・2%)を大幅に下回る問題が論議された。

まだ開業すらしていないのに「新高岡駅(仮)」がピンチです。

この記事のタイトルを見た時、一瞬「新高岡駅」という駅名が不人気なのかと思いましたが、そうではなくて首都圏の人が利用したいと思わない駅ということで「不人気」と定義しているようです。
(ちなみに、新高岡駅はまだ仮称です。詳細はN115 : 北陸新幹線新高岡駅(仮)の駅名候補は5種類…「ドラえもん」駅はボツを参照してください。)

確かに、北陸新幹線が金沢延伸する際に富山県に出来る駅の中で、新高岡駅は富山駅や新黒部駅に比べると使われないかな…という感覚は持っています。
富山駅は県庁所在地なので別格でしょうが、新黒部駅も黒部ダムや立山連邦、宇奈月温泉などの有名な観光地が近くにあるため、比較的利用されるかなと考えています。

もちろん、高岡にも日本三大仏の高岡大仏があったり、大伴家持が奈良時代に国守として在任していたことから、高岡市万葉歴史館が存在したりと、それなりには有名なものがあるのですが、いまいち浸透していないように思います。

また、城端線の終点城端駅から世界遺産である五箇山に行くこともできますし、城端線の途中にある砺波市は「となみチューリップフェア」が毎年開催されているように、チューリップの街として有名です。
また、高岡駅を挟んで逆側には氷見線が走っており、終点氷見駅の周りは新線な魚介類は勿論、氷見牛や氷見うどん、氷見カレーなどの名物もあり、食にも困りません。

これらの場所がスムーズに観光できるように、JRやバスを含めた周遊券を発行することや、レンタカーを割安で貸し出せる仕組みを検討しているようですが、果たしてどうなることやら…。