N115 : 北陸新幹線新高岡駅(仮)の駅名候補は5種類…「ドラえもん」駅はボツ | 一日一鉄 ~ほーぷの鉄道ニュース~

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日本全国全鉄道路線(JR・私鉄両方)を完乗した経験を元に、鉄道業界に関して戯言をぶちまけていくブログです。現在は日々の鉄道ニュースへのコメントがメインですが、そのうち乗り鉄記録を整理して載せていくかも知れません。

 北陸新幹線の開業にともなって富山県高岡市内に新設される新駅の駅名候補検討委員会が27日の最終選考で複数の地元案を決め、高橋正樹市長に答申した。公募で最多だった「万葉高岡」が仮称の「新高岡」を上回るなど「批判票」が多かったとして、選択をJR側に委ねることになった。

N054 : 北陸新幹線にまさかの「ドラえもん」駅!?で取り上げました、北陸新幹線の新駅の一つである新高岡駅(仮)の新駅名ですが、結局「ドラえもん」駅のアイデアはボツになってしまったようです。
個人的には「ドラえもん」駅はありえないと思っていたので少しほっとしましたが…。

新高岡駅(仮)に関しては、影響範囲が高岡市だけのため、N102 : 北陸新幹線上越駅(仮)の駅名候補決定 ~上越駅 or 上越妙高駅~で取り上げました上越駅(仮)のように地方自治体同士で対立することがなかったのが救いなのですが、結果として一つにはまとまりませんでした。

結局、「高岡万葉」「万葉高岡」「新高岡」「高岡飛越能」「飛越能高岡」の5つの新駅名が候補となり、決定権はJR西日本に委ねられました。

以前のエントリで書いていますように、公募アンケートは昨年の11月~12月にかけて行われ、「高岡」+「万葉」の組み合わせた一番多かった(実際は「万葉高岡」が最多票)のですが、その後の駅名候補検討委員会の委員投票の結果としては、「新高岡」が一番、「高岡」+「飛越能」が二番となり、結果としてこれらの組み合わせが全て候補に残ることになりました。

「万葉」に関しては、以前のエントリでも書きました。
「万葉」といえば大伴家持が手がけたとされている万葉集のことなのですが、実はこの大伴家持は越中国の国司だった時代があり、その頃にたくさんの秀歌を残しているのです。
そして、その越中国の国府こそが、現在の高岡…ということで、高岡は万葉とは切っても切れない街とされています。

また「飛越能」ですが、「飛騨」「越中」「能登」の3つの旧国名の頭文字を取ったものであり、高岡がこれらの旧国名の玄関口として栄えてきたことが反映されています。
ただ、正直高岡だけで「飛越能」を担うには範囲が広すぎるような気もしますが…。

個人的には、前回のエントリで書きましたように「新高岡」駅で十分だと思うのですが…結果がどうなるかはJR西日本次第ですね。
来年には決まると思いますので、期待して待ちたいと思います。