レム睡眠行動障害 | AHn007のブログ

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<入眠してA→△とか月→日となり、早朝夢をみて月→♮状態となる>

活性化した神経を「線分」で表すこととする。しかも複雑な脳神経系を限りなくシンプルにマクロに表現する。

人は入眠すると、外界からの信号は遮断され、外界への働きかけも休止する。入力も出力も、ほぼ、ない状態となる。

通常、対象Oからの入力信号に反応して「感覚神経」が活性化する。

睡眠時、入力信号はない(目を閉じているのだから少なくとも視覚情報はない)のだから、感覚神経である視神経は活性化していない(目を閉じていても感じる明るさの知覚等をのぞけば)。

睡眠中「なにか」をみているとすれば、それは夢である。意識がある状態で現実にはない「なにか」をみているのであれば幻視である。レム睡眠行動異常症においても、レム睡眠中の夢を見やすい早朝、現実の対象Oではない、対象O´をみていることになる。この時、現実からの入力は抑制されてしまっている。

この「なにか」(部屋に人々が入ってきた等)をみても、通常の睡眠中であれば、筋肉を動かす運動神経は活性化しない。抑制されている。健常者が夢をみていて、仮に「なにか」と戦っていても、猛獣が追いかけてきて逃げていても筋肉は弛緩したままである。

通常の睡眠中は、ほぼ、感覚神経も運動神経も活性化しない。したがって

入眠してA→△とか月→日となる

ところが、レム睡眠行動異常症の場合、「なにか」をみて、反射的に例えばこれを追い払おうとした時実際に体も動いてしまう。健常者のように筋肉が弛緩したままではないのである。この際の神経活性化状況を

                     早朝夢をみて月→♮状態となる

と(左下から入力、右下に出力すると向きを定めて)表現した。

体を動かそうとする主体Sは、見当識が保たれた、意識等が正常に保たれた時のSではなく、いわば対象O´に短絡的に反応したS´が運動神経に働きかける、と考えられる。

睡眠中であるのに運動神経系に「抑制」が効かない状態となる、そういった疾患と考えられ、これはせん妄、レビー小体型認知症とも関係が深い。