人材開発課方針として「職場の三悪追放」を掲げ、全社的にアピールしませんか。
全ての研修の場で、三悪追放のチラシを配り、種を蒔き続けることを私は提案します。
三悪とは、次の3つです。
① 目標共有なし
・他の人の目標への無関心
・自分さえ良ければの集団
・蛸壺の中の組織と個人
② 組織がバラバラ
・他部との連携なし
・上位下達で現場は無言
・デジタル管理で組織は形だけ
③ 他人責任主義
・上司が悪い
・部下が悪い
・自分は悪くない
しかしこれだけでは「悪い・悪い」の悪口だけですから、これをどうするかの提案を添えます。
提案はズバリ「元気な職場づくり三原則」です。
① 目標共有 目標共有は、未来への希望を共有しあう職場づくり
② 全員参加 全員を活かす職場づくり
③ 自力実行 強い個人の育つ職場づくり
読者の皆さんは、三原則が「MTS三原則」であることはご存知ですが、
三原則は、どの会社でも大歓迎され、MTS導入の大きな誘因になっています。
三原則の中で、特に「自力実行」への関心が多いのに驚きます。
現代の日本人が、組織や制度への甘えによって「自分」を見失っていることの象徴かもしれません。
私は「目標共有」が大切な時代だと思ってます。しかしこれは本当に難しいことです。
アナログからデジタル社会となり、ますます難しくなっています。
人材開発担当者は「職場風土改革の種を蒔く人」です。勇断をもって実行してほしいと切に思います。