標題のとおりです。あくまで競馬と全く同じ感覚で、昨年7月14日に半年後の株価推移を漠っと予想していました。半年弱ほど経ったのでここらで一度振り返りをしてみたいと思います。
なお、本エントリの作成に当たって特定のホテル銘柄を買ったり、既に買い増していたり、売ったりする予定があるわけではありません。そのため、強気判定をしていても私とセイムボート投資になるとは限りません。改めて業績のチェックもしていないので、私の20年強の投資歴に基づく直感的な相場観が予想のベースとなります。凡例は【◎〉〇〉▲〉△〉×〉無印】です。見方は競馬と一緒ですが、▲や△のマークが現株価水準に対してニュートラル(現状維持)くらいのイメージです。
【株価は2023年7月14日→2024年1月26日】
株価の後のマークは対象期間における投資の出来・不出来の成果ではなく、当初の予想を示しています。
参考：日経終値 32,391円→35,751円
①帝国ホテル 999円*→1,022円 ×
②西武HD 1,457円→2,050円 ▲
③相鉄HD 2,457円→2,713円 ▲
④藤田観光 3,570円→6,300円 ▲
⑤共立メンテナンス 5,315円→5,966円 ▲
⑥ロイヤルホテル 1,329円→1,064円 ×
⑦R‐いちごホテル(IHR) 102,400円→120,200円 ▲
⑧R‐ジャパンホテル(JHR) 73,000円→76,000円 〇
⑨R‐星野リゾート(HRR) 643,000円→527,000円 〇
⑩R-インヴィンシブル(INV) 54,500円→60,900円 ◎
⑪グリーンズ 1,408円→1,984円 △
⑫アメイズ 1,323円→1,151円 △
⑬ABホテル 2,925円→2,265円 △
⑭ニューグランド 4,095円→4,710円 △
⑮リゾートトラスト 2,123円→2,506円 ▲
⑯リソル 4,670円→5,970円 △
⑰明治海運 588円→793円 △
【短評】
この半年の間に日経平均が+10.3%程度騰がっているため、大局的には堅調となりましたが、セクター内は銘柄別の濃淡が出た結果となりました。
唯一◎を付与した本命級のインヴィンシブル/INVは+11.7%となり、指数勝ちとなりました。ホテル市況高騰による相次ぐ増配で、配当利回りは5.76％に上りました。依然としてADR・稼働率ともに高止まりしているほか、昨年はPO実施で業容の拡大が顕著な状況。
〇を付したジャパンホテル/JHRは+4.1％(※12月末の一括配当落ちを考慮すれば実質+8%位)だった一方、星野リゾート/HRRは▲18.7％と大きくアンダーパフォームしました。JHRはINV比で収益改善が遅れていたものの、ここにきてやっと回復基調にあります。他方で星野は新型肺炎禍の近隣リゾートで“我が世の春”を謳歌していたものの、ここにきて回復してきた他ホテルへの人材流出が深刻化(賃金コスト)しており、収益回復は緩慢となりそうです。
また、▲を付与した5銘柄は相鉄HDが+10.4%に留まったものの、西武HDは実に+40.7％と目覚ましい上昇を見せたほか、藤田観光に至っては+76.5%と飛躍的な上昇幅を記録しました。新型肺炎禍で西武はプリンスパークタワーを、藤田観光は太閤園を売らなければもっとアップサイドがあったように思いますが、底の見えない状況下では仕方なかったのかなと思います。他方で圧倒的勝ち組の共立メンテは+12.2％と物足りない結果となり、株価に期待感がかなり織り込まれていたものと解されます。
いまこの瞬間におけるセクター内での相対的な物色候補としては、出遅れ感のある相鉄(2,713円)、アメイズ(1,151円)あたりかなと思います。アメイズは半導体バブルに沸く九州関連でもあるのですが、穴見一族があまり儲ける気が無いので燻っているような印象です。プライシング(値上げ)ひとつで変わると思うのですが・・・その辺はどうなんでしょうかね。
機会があればまた振り返りたいをしたいと思います。よろしくお願いします。
*参考記事 2023-07-17
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