3年半ぶりにホテル17社の株価を予想していきます。ダイニダン(第二弾)です。本予想にあたって特定銘柄の事前売買実績、事後売買予定は特になく、私の20余年の投資キャリアに基づいて直感的な予想をするだけのお楽しみ企画です。凡例強気順は【◎〉〇〉▲〉△〉×〉無印】です。見方は競馬と一緒ですが、▲や△のマークが現株価水準に対してニュートラル(現状維持)くらいのイメージです。
【株価は7月14日の終値】 ※参考:日経終値:32,391円
①帝国ホテル 1,998円 ×
②西武HD 1,457円 ▲
③相鉄HD 2,457円 ▲
④藤田観光 3,570円 ▲
⑤共立メンテナンス 5,315円 ▲
⑥ロイヤルホテル 1,329円 ×
⑦R‐いちごホテル(IHR) 102,400円 ▲
⑧R‐ジャパンホテル(JHR) 73,000 〇
⑨R‐星野リゾート(HRR) 643,000円 〇
⑩R-インヴィンシブル(INV) 54,500円 ◎
⑪グリーンズ 1,408円 △
⑫アメイズ 1,323円 △
⑬ABホテル 2,925円 △
⑭ニューグランド 4,095円 △
⑮リゾートトラスト 2,123円 ▲
⑯リソル 4,670円 △
⑰明治海運 588円 △
◎印はインヴィンシブルREITです。オペレーターであるフォートレス系のマイステイズはレベニューマネジメント、コストコントロールともに同業のJHRより上手な印象であるほか、ケイマンの2物件の高稼働や増床等のアップサイドに期待がかかります。
〇印はジャパンホテルREITと星野リゾートREITです。JHRは上述のINVよりはアッパーラインが強いので、インバウンド本格化なら代表格の沖縄アリビラや、北谷ビーチタワー、台場ヒルトンなどで単価慕いの展開も期待されます。
星野Rに関しては、“星野以外”の運営物件が足を引っ張ってきましたが、懸案の大阪のグランド・ハイアット(歩合)もリゾナーレとプリンスホテルのダブルブランドでリニューアルが図られたほか、他のバジェットホテルにも底入れの兆しが見られます。他方、オペレーションコストの高い“星野物件”での他ホテルへの人材流出によるコストアップが割引要素です。
▲印は6社です。西武はオフバランスで上がり目が減ったものの、プリンスホテルのADRは上昇余地を感じます。相鉄はフレッサインの単価増と地方サンルートホテルズの回復、藤田観光は椿山荘の挙式回復&ADR増と箱根新施設のオン、共立メンテは独自性をウリに国内客とインバウンドによる人流回復恩恵を幅広に受け、RevPAR上伸が見込めるものとみています。
いちごホテルRはバジェットホテル中心ながら、月次で顕著な回復が確認できる業績可視性の高さにくわえ、かつNAV0.77倍という他ホテルREIT比での割安妙味があります。リゾートトラストについては、会員権&稼働率が順調なだけでなく、メディカルやホスピスといった中長期的な成長期待の株価織り込みが甘いため、依然として妙味が残るものと考えています。
また半年後~1年後に振り返りたいと思いますので、よろしくお願いします。
*参考記事① 初回振り返り 2020-02-15
*参考記事② 初回予想時 2019-09-08
*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。
