標題のとおりです。あくまで競馬と全く同じ感覚で、昨年9月13日に数か月後の株価推移を漠っと予想していました。5ヶ月ほど経ったのでここらで一度振り返りをしてみたいと思います。
なお、本エントリの作成に当たって特定の小売銘柄を買ったり、または既に買い増していたり、または売ったりする予定があるわけではありません。そのため、強気判定をしていても私とセイムボート投資になるとは限りません。また、改めて業績のチェックなどもしていないので、私の17年の投資キャリアに基づく直感的な相場観が予想のベースとなります。凡例は【◎〉〇〉▲〉△〉×〉無印】です。見方は競馬と一緒ですが、▲や△のマークが現株価水準に対してニュートラル(現状維持)くらいのイメージです。
【株価は2019年9月13日→2020年2月10日の終値】
株価の後のマークは対象期間における投資成果ではなく、当初の予想を示しています。
①三越伊勢丹 839円→849円 △
②Jフロント 1,301円→1,337円 ▲
③髙島屋 1,265円→1,199円 ▲
④H2Oリテ 1,233円→1,000円 △
⑤丸井G 2,234円→2,442円 △
⑥パルコ 1,263円→1,848円 △
⑦ビックカメラ 1,147円→1,185円 〇
⑧ヤマダ電機 519円→595円 △
⑨マツキヨHD 3,980円→4,405円 △
⑩サンドラッグ 3,335円→3,670円 ▲
⑪クリエイトSD 2,433円→2,906円 〇
⑫ココカラ 5,990円→5,620円 ×
⑬Genky 2,185円→2,026円 〇
⑭キリン堂 1,929円→1,789円 ▲
⑮あらた 3,795円→4,705円 〇
⑯7&iHD 4,076円→4,356円 △
⑰イオン 1,974円→2,336円 △
【短評】
全般的に多少騰がっているように見えますが、この5ヶ月強の間に日経平均は7.7%程度騰がっているので、全般的に物足りない印象です。言うまでもありませんが、これは新型肺炎の影響でインバウンド需要がシュリンクしたため、百貨店やドラッグストア、家電量販店の株価が低迷しました。その一方、7&iHDやイオンなど純粋内需寄りの大型小売業の株価は素直に“指数成り”で株価が上昇している点が特徴といえそうです。
◎を付与した本命級の銘柄はそもそもありませんでしたが、相対優位として〇を付与した4銘柄のうちクリエイトSDが+19.4%、あらたが+23.9%と顕著なパフォーマンスを示した一方、ビックカメラが+3.3%とやや伸び悩んだほか、Genkyに至っては-7.2%とマイナス着地となり、リージョナル寄りのドラッグストアでも明暗の差が出た印象です。ただ凹凸はあるものの、これら4銘柄のトータルパフォーマンスとしてはなかなか良好だったと言えそうです。
また、▲を付与した4銘柄の中でもサンドラッグだけは“指数勝ち”したものの、Jフロントは“指数負け”、髙島屋やキリン堂に至ってはマイナスということで、こちらは冴えない結果となりました。関西ウエイトの高い銘柄で新型肺炎(によるインバウンド)影響が素直出た格好ですが、たとえば△を付与したH2Oリテイリングはセクター内で相対的にかなり売り込まれていることから、現在の株価位置であればかなり妙味が高いように思います。なお、唯一×を付与したココカラファインについては、予想通りのマイナス決着でした(お持ちの方がいたらすいません)。
機会があればまた振り返りたいをしたいと思います。よろしくお願いします。
*参照記事(本企画ローンチ時) 2019-09-13
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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