決算対応についてのポエム。 | なちゅの市川綜合研究所

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カタギの業務多忙につき今日もポエムです。ポエム、と言っても詩的要素ゼロなのですが、

通常の企業分析エントリと区別するために便宜上そう呼ぶことにしています。企業分析エ

ントリはファクトに基づく評価と将来性の検証をしっかりやらずに、憶測部分を多目にして

超適当に書き殴っても最低1時間取られてしまう反面、エモーショナル成分が多いポエム

記事はおよそ30分で好きなことを書けるので時短が図れるのです。

閑話休題。目下の当方はカタギの仕事の予決算風味の仕事(フロントなので所謂経理で

はない)をしていてよく思うのですが、決算を締めたり、予算を作ったりするのはとても大変

な仕事だと思います。正確性が求められることは言うまでもありませんが、やはり自分の

作った数字を最後にそこから独り歩きをはじめてしまうので責任が伴い、どれだけ見直し

ても不安は消えることがありません。それなのに昨今の企業決算は早期対応が求められ

ていて、45日ルールもありますが、正直それだけあっても足りないくらいです(笑)。

 

私も駆け出しの投資家の頃は、「チッ、決算出てくる遅いな。なんで必要な数字が手元に

全部あるのに、公表するのに1ヶ月以上かかるんだ」「あみやき亭のレベルでやれとは言

わないけど、2〜3週間あれば決算・予算出せるだろ」とクソ生意気なことをよく思っていた

ものですが、今思えば本当に浅はかだったな・・と思います。しかも私の苦労なども実は

大したものではなく、某四大事務所で会計士をしている義弟は毎年5月〜6月は決算対応

集中でマジでしにそうになっているので(そもそもGWという概念もない)、そういうのを見

につけても、決算対応の世界のディープダンジョン感を感じずにはいられません。

そんなわけで、個人投資家のみなさまにおかれましては、サラリーマンのことを社畜だの

なんだのバカにしないで、“中の人”なりの苦労があることを汲んでいただけるとありがた

いな・・・と思います。決算については特に。本日のポエムについては以上となります。

 

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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に 

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