下げ相場で下げなかった反動もまた大きい/投資戦略アウトルック(2018.8.27) | なちゅの市川綜合研究所

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私はそんなに売り買いをする方ではなく、週に一度も売買をしないこともよくあります。

それでも先週のエントリで多少触れました通り、直近の大きめの調整で新興銘柄を中心に

オーバーシュート気味に突っ込んだ銘柄は少なくないと捉えており、先週央からテクニカル

リバウンドを試しにいく局面に入ったと考えているため、若干銘柄入れ替えを行いました。

(※スクリーンショットしている“75日マイナス乖離30%以上”の某銘柄を新規組入しました。)

 

また、株価位置が高い/低いの話もありますが、決算の織り込みが一巡したことで、株価の

ボラが少し落ち着いてきて売買しやすくなったこともその理由の一つであります。新興株は

参加者の性質上、急落すると板がスカスカになり、そこに数日遅れで追証決済売りが来て

「底の底」や、「底の底、そのまた底(強烈な下髭付日足となったりする)」を試しにいくことが

あるので、それを待った形です(尤も、本当の底かどうかは後にならないとわかりません)。

 

そして実は上記以外にも銘柄入れ替えを実施した理由があり、それはこの大きめの調整で

値持ちが良かった株や、むしろ騰がった銘柄を一度換金したかったという理由もあります。

 

下落相場で“野中の一本杉”のように騰がった銘柄は、その後も右肩上がりとなるケースも

多いので、相場格言的にはホールドが定石ですが、一部上場銘柄等で流動性が高い銘柄

ならともかく、時価総額数百億円(ないしそれ以下の)個人投資家ばかりの新興銘柄の場合、

調整相場で下げなかった反動も相応に大きく、リバウンド相場で置いていかれるどころか、

逆に時間差で下げることも間々あるので、一旦そういう下落を回避した格好となります。

 

単純なリバウンド狙い、というよりも下げ余地回避のために消極的に動いたという感じで
しょうか。本命の銘柄をひたすら信じてじっと騰がるのを待ったり、更に買い増しするのも

一法かと思いますが、私は「負けにくい投資」を優先しているので、あまり変な愛着を持た

にドライに対応することとしています。

 

*本日の参考画像

日経平均は意外に崩れていませんが、東証一部でも新興銘柄群のように、セクター丸ごと

見送られいるのもあるので、そういうのは見逃せないと思います。機械や電気機器セクター

は今更言うまでもありませんが、地味に食品株なども安い銘柄が増えたと思います。私は

買っていないものの、食肉関連なども割安感が際立ってきたように感じています。

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