新興株の目先のリバウンド狙いについて/投資戦略アウトルック(2018.8.18) | なちゅの市川綜合研究所

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夏休みで市場参加者も少ないことにくわえ、ここに来て日銀のステルステーパリング観測も

出てきたので、何とも嫌らしい相場になってきたと思います。長期金利の上昇傾向にくわえ、

(かなり段階的に実施されると思われるものの、)本当にETFが買い増し縮小されるということ

になれば、日本株に対して厳しいバリュエーションを要求しなくてはならず、やはりゲームの

ルールが変わっていくことを常に意識しながら、相場に向き合う時期に来ていると思います。

 

新興株に関しては先のエントリでも触れたとおり、個人投資家のパフォーマンス低下傾向に

より高いマルチプルが段々許容されなくなっており、決算は事前の期待以上でやっと買われ、

予想比インラインで売り、内容がダメなら翌日のストップ安にくわえて2~3日は叩きこまれて

反発もしない・・・という感じです。これまでのように地合いさえよければ、内容がダメでも翌日

か翌々日には織り込み切って、決算前の株価水準を回復してたりするようなラッキーもある

のですが、そういう例を全く見なくなったあたり、個人のリスク許容度の低下を感じます。
 

それでも流石にここまで下がったので、例えば来週とかの超目先の相場については、一旦

はリバウンドを試すタイミングになっていると考えます。昨日は叩き込まれた新興株のいくつ

かの中には底入れを感じさせるものもあり、絶対的な株価位置の安さからこれまでとは多少

毛色の異なる資金も入ってきているように思います。足許ではファンダメンタルズよりは需給

重視の傾向もあるため、通常よりテクニカル面を重視したエントリーが大事だと思います。

 

*本日の参考画像

75日マイナス乖離上位銘柄の一部です。3割引、4割引シールは当たり前(!?)の状態なので、

さすがにいくらなんでも3ヶ月ほどで企業価値がここまで変わるわけではないので、こういった

銘柄から選ぶのもアリと思います。あきらかに有望と思われる銘柄も幾つか混じっています。

(参考画像は特段の意図なく適当に抽出したサンプルなので、この中にあるとは限りません)

IMG_2508.PNG

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