受注残高は飛躍的な増加、豪雨復興特需も・ビーアールホールディングス(1726)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【1726】ビーアールホールディングス(東証一部) ---

現在値 473円/100株 PER16.7 PBR3.38 3月配当優待 9月配当優待

極東興和が中核。中国/関西のPC橋梁中堅。MAでエリア拡大し全国化。
配当は3月末・9月末の年2回・合計7円のため、配当利回りは1.48%となります。

ビーアールホールディングスは株主優待制度を導入しており、3月末・9月末の単元株主に

500円分のクオカードを進呈しておりますので、配当優待利回りは約3.59%となります。

(※1年以上の継続保有が必要。なお、10単元保有の場合は3,000円分のクオカードを進呈)

業績を確認していきます。
■2015年3月期 売上高 206億円、経常利益 7.6億円 EPS 14.3円
■2016年3月期 売上高 208億円、経常利益 4.5億円 EPS 14.4円
■2017年3月期 売上高 243億円、経常利益 13.2億円 EPS 24.8円 

■2018年3月期 売上高 236億円、経常利益 16.3億円 EPS 26.3円(5/11)

■2019年3月期 売上高 280億円、経常利益 16.5億円 EPS 28.2円 ce
□2018年9月中 売上高 111億円、経常利益 8.0億円 EPS 12.9円 四e 

2018年3月期の売上高は前期比2.9%減の236億円、経常利益は同22.8%増の16.3億円となり

2割強の増益を確保したものの、売上高は予算を下回り減収着地となりました。北陸・長崎・

リニア中央の各新幹線で受注が続いているものの、案件の大型化により進捗率が想定より

伸びなかったことが主な要因となります。一方、利益については不採算工事の減少や設計

変更による粗利益率の向上で想定超の利益を確保するに至りました。

 

進行期である2019年3月期の予算については、売上高が18.3%増の280億円、経常利益は

1.1%増の16.5億円を計画しており、実績期とは一転して2割弱の増収を見込んでいるものの
逆に利益面はほぼ変わらずとなる見込みです。期初時点の受注高は前年同時期と比べて

130億円以上多い410億円程を確保しており、既述の各新幹線をはじめとしたJRTTからの

受注が激増しているほか、官公庁(主に宮城県)の受注が寄与し、期初の手持としては過去

最高額が積み上がっています。豊富な受注にも拘わらず利益が伸びないのは、労務費及

び資材の高騰などによる採算悪化を想定し、保守的に見込んでいるものと推察されます。


当社は一昨年9月に公募増資と自社株の売出(@209円)により、約12億円の調達を済ませ、

NEXCO3社で約3兆円もの事業予算を有するとされる「高速道路リニューアルプロジェクト」

に対応すべく、橋梁用のPC床の生産工場の設備増強を実施しています。NEXCOの同プロ

ジェクトは15年間に渡って継続されている状況ですが、4年目に突入しいて本格的に受注

が増加しており、橋梁補修・補強分野は今後も強含みの展開が予想されます。

 

高速道路以外の鉄道分野に関しても、先に挙げた北陸新幹線(深山トンネル、白山・加賀

間軌道スラブ、他橋梁)、長崎新幹線(大村・長崎間軌道スラブ)、リニア中央新幹線(自立式

ガイドウェイ)といった鉄道分野での受注を積み上げており、こちらも順調と言えそうです。

 

ということで、中期的な業績目標は開示されていないものの、会社側では「今後も安定した

増収増益基調を維持できる見込み」とアナウンスしている状況や、今期は5.5→7.0円へ3期

連続の増配予想しているほか、配当性向も20.9→24.8%へ大きく引き上げているので、当面

は手元資金だけで成長出来るメドが立ったと判断しています。残る懸念点は、先の西日本

豪雨でも特需が発生する可能性もあるので、溢れんばかりの受注に対して、十分に受けら

れるだけの人員体制(採用・教育面)が整わない可能性があることはリスクかと思われます。

 

*参考記事① 2017-01-19 264円 --
指定替え・優待拡充後に公募増資が炸裂、ビーアールホールディングス(1726)。

 

*参考記事② 2017-12-23 433円 -- 

中間業績は大爆発、受注残も“高原状態”・ビーアールホールディングス(1726)。

 

 

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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に 
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