リコー持分TOBとIFRS移行でEPS急伸へ、コカ・コーラボトラーズジャパン(2579)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【2579】コカ・コーラボトラーズジャパン (東証1部) --

現在値 4,570円/100株 PER32.7 PBR 1.48 6月配当 12月配当優待

国内ボトラー最大手。CCEJとウエストが統合。傘下に青汁のキューサイ。
配当予想は6月12月の年2回合計年50円で、配当利回りは1.09%となります。

コカ・コーラボトラーズジャパンは株主優待制度を導入しており、12末現在の単元

株主に2,700円分の商品交換ポイント(※45ポイント)を付与しておりますので、配当
優待利回りは1.68%となります。なお、3年継続保有の場合は4,500円分のポイントと

なりますので、この場合の配当優待利回りは2.08%となります。

業績を確認していきます。
■2014年12月期 売上高 4,244億円、経常利益 106億円 EPS 41.1円
■2015年12月期 売上高 4,404億円、経常利益 137億円 EPS 91.4円 
■2016年12月期 売上高 4,604億円、経常利益 206億円 EPS 48.1円 
■2017年12月期 売上高 8,726億円、経常利益 398億円 EPS 144.3円(2/13)

■2018年12月期 売上高 1兆73億円、経常利益 479億円 EPS 141.0円 ce
□2018年6月中間 売上高 4,250億円、経常利益 208億円 EPS 57.8円 四e

2017年12月期の売上高は経営統合時点の予想である9,065億円に対して8,726億円、

経常利益は同予想381億円に対して398億円となり、予算水準での着地となりました。

主力の清涼飲料事業において、天候不順の影響に加え、自販機の不振もあり、販売

数量が減少したものの、特保などの高単価品の増加施策や経営統合による製造関連

・販管費のシナジーにより営業利益段階で40億円程の“浮き”を捻出し、プロフォーマ

(※期初に経営統合した場合のnon-GAAPでの試算)では約4%の増益を確保しました。

 

進行期である2018年12月期は経営統合が巡航期入りし、予算の売上高は15.4%増の

1兆73億円、経常利益は20.2%増の479億円を其々予想しています。今期は1Qより旧

コカ・コーライーストジャパン(CCEJ)の業績がオンされるので、その上乗せ分が主な

増収要因となりますが、清涼飲料事業における販売数量の前提を前の期比102%で

置いて、トップライン段階からの成長を目指しています。また、経常利益に関しても、

CCEJの前期1Q分を控除してなお16%程の利益成長を目指していますが、今期も80

億円もの統合シナジーを創出する計画となっているため、実態としては製造関連や

販管費のコスト削減施策により数字を作っていくものとみられます。


当社は昨年4月に存続会社であるコカ・コーラ ウエスト(CCW)とCCEJの経営統合に

より、巡航売上高が1兆円のメガボトラーとなりました。世界のボトラーとの比較では、
売上高1.2兆円のコカ・コーラ・ヨーロピアンパートナーズに次ぎ、世界3位のボトラー

に躍り出ました。当初は2019年12月期までの3年累計で200億円のコスト削減効果

を見込んでいましたが、直近の開示では「2020年12月期までに250億円削減、営業

利益650億円」へと修正されていたため、進行期を含めた向こう3期間はリストラだけ

で2桁幅の利益成長が見込める計画となります。また、“隠し玉”として、今期末から

IFRSへ移行予定となっているため、CCEJの統合で発生した580億円分ののれんを

含む760億円分の償却(年換算40~50億円程度)を飛ばせると仮定すると、この中期

目標はオーガニックな営業努力が特になくとも、達成が視野に入る公算となります。

また、CCWの筆頭株主として15%もの株券(※統合後は8.2%)を握っていたリコーも、
同社の経営不振により当社株を手放すこととなり、当社は本年3月に約560億円を

投じて自社株TOBにより全て回収しました。本件については市場価格に13%強もの

ディスカウント(@3,275円)をかけて、リコーに当社株をぶん投げさせたため、上手く

足許を見た自社株買いであると考えています。

 

株主還元に目を転じれば、このTOBの成就によりEPSは機械的に9%程度伸長する

ほか、会社側では名実ともにIFRS適用となる来期からは「配当性向30%」を掲げて

いるため、今期は6円増配して50円配当を予想しているものの、この増配幅は今後

さらに拡大していく可能性もありそうです。

*参考記事① 2017-03-25 3,640円 ーー

統合で巨大ボトラー誕生へ、コカ・コーラウエスト(2579)。


*参考記事② 2015-04-19 2,091円 ーー
日本製紙より四国コカを買収し業容拡大、コカ・コーラウエスト(2579)。

 

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