騰がっていない銘柄探しより、人間観察を重視。 | なちゅの市川綜合研究所

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「別に勝たなくてもいいので、負けないこと」を志向しております。
本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報等に基づき、作成されています。
当ブログの情報に全面的に依拠することはお控えいただき、最終的なご判断はご自身でお願いいたします。

今回のエントリは、今年の投資方針のサブテーマとなります。

 

みなさま先刻ご承知のとおり、昨年までの好調な相場で個人投資家に人気

のある中小型株はフェアバリューないし、割高なバリュエーションまで買い

上げられてしまっている状況です。そのため、今年は噴いた銘柄を無理して

そのまま引っ張らずに、順に逃げ場を探っていくような形を想定しています。

その際の利食った資金で、まだ騰がっていない中小型株を探してシフトして

いくのも作戦としてはあり得るのですが、そういう出遅れ銘柄にまで物色の

裾野が広がるのは、株価的に先行する割高な中小型株の続伸基調が継続

することが前提となる部分があるので、単純な値上がりを求めるのであれば、

銘柄シフトより先行銘柄の逃げ場を丹念に探った方が幅が取れると思います。

 

そこで重要なのが“逃げ場”の探し方となります。弊ブログ読者の方はご記憶

かもしれませんが、昨年10月に「どの投資家をフォローすべきなのか?問題」と

いう記事をエントリしておりますので、基本的な考え方はそこに記載の通りです。

 

なお当該記事は、当方が想定した通りハレーションがあり『自分がフォローして

いるのは全員自分より優秀な投資家さんです!(なちゅ氏の指摘は失礼です!!)』

とか、『最近は投資家の個人投資家の銘柄研究レベルやパフォーマンスが昔

より格段に底上げされているので、そもそも下手な人なんて殆ど存在しません!

(いまだにリーマンショック時代を引き摺るなちゅ氏の感覚は時代遅れです!!)』

といったご意見・ご批判を弊ブログ外で頂戴していることも認識していますが、

当方としては各所より貴重なご意見を頂戴していることをありがたく思います。

 

話が逸れました。色々なご意見を頂戴しつつも、やはり個人投資家が中心の

中小型株相場の転換点を知るには、「相対的にキャリアの短い方」や「あまり

上手でない方」からの情報発信が非常に端的でわかりやすく、相場の過熱感

や市場参加者の心理状態を掴むのには適していると思います。また、発信の

内容自体もさることながら、発信の量(持ち株が騰がると多弁になり、下がると

寡黙になる傾向が強い)も、相場の温度を測る上で参考になると思います。

 

というわけで、高値圏の今年はサブテーマとして、上手い人~そうでもない人

まで万遍なく人間観察を強化して、相場心理の解読に努めたいと思います。

 

 

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基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。


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