既存店苦戦で、減配の今期はMAが頼り。クリエイト・レストランツHD(3387)。 | なちゅの市川綜合研究所
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【3387】クリエイト・レストランツHD(東証1部) --

現在値 998円 PER28.5 PBR4.83 2月配当優待 8月配当優待

SC等の飲食フロアにビュッフェやカフェ展開。立地ごとに業態開発。
配当金は2月8月の年2回で合計10円で、配当利回りは1.00%となります。

クリエイトレストランツは株主優待制度を実施しており、100株以上の株主

に対して、年2回3,000円ずつのお食事券を配布しておりますので、これら

を合算した配当優待利回りは約7.01%となります。

業績を確認していきます。
■2014年2月期 売上高 525億円、経常利益 37.9億円 EPS 20.4円
■2015年2月期 売上高 693億円、経常利益 43.8億円 EPS 68.8円 
■2016年2月期 売上高1032億円、経常利益 73.0億円 EPS 35.1円 
■2017年2月期 売上高1135億円、経常利益 63.4億円 EPS 34.8円  

■2018年2月期 売上高1180億円、経常利益 68.0億円 EPS 34.9円 ce 
□2017年8月中 売上高 589億円、経常利益 34.0億円 EPS 18.1円ce 

2017年2月期通期の売上高は前期比9.9%増の1,180億円、経常利益は同

13.5%減の63.4億円となり、期初計画を割り込みました。主力のCR事業で

地方SCのビュッフェが軟調に推移したほか、SFP事業の磯丸水産が開業

効果の剥落や単価減少に見舞われた結果大きく落ち込み、全社の既存店

売上高は想定97.8%のところ、実績は95.3%と2ポイント以上も下落しました。

なお出店は計画比+17店となり、期末店舗数は857店となりましたが、それ

にも拘わらず、トップラインから予算割れしているのは苦しいところです。


進行期の2018年2月期の予算については、売上高が3.9%増の1,180億円・
経常利益は9.3%増の68億円を予想しています。既存店前提は97%と一見し

て保守的な数値に見えますが、ここ数年は爆発的に店舗を増やしている

経緯があるため、開業効果の剥落する店舗が断続的にオンされることを

考慮すると、わりと妥当な予算かと思われます。出店に関しても、大幅に

抑制して76店(前年度は116店)を見込んでおり、既存店テコ入れやコスト

削減にフォーカスした「雌伏の一年」となる見通しです。

そのため、3年中計に関しても下方ローリングしており、これまでの目標であ

る2019年2月期の売上高を1,450→1,300億円、経常利益を106→80億円に、

最終年度である2020年2月期の売上高を1,500億円(CAGR10%)、経常利益

を100億円(CAGR16%)へ修正しています。

 

そしてこの中計は、オーガニック成長を前提として、上記の定量目標値を

置いていますが、既存店の回復は時間が要るため、今期も基本的に営業

の数字がアクチュアルとして読みやすいMAを中心に数字を作っていくもの

と推察されます。当社には年間60件程のMA案件の持込がある様ですが、

今期はこれを100件ペースに引き上げ、"積極取組方針"とするようです。


と、すれば10%台に低下した自己資本比率の改善とバンカビリティの確保

により、買収余力を維持することが何より重要であり、今期の大減配予想

13→10円(配当性向30%基準)はネガティブ材料ではあるものの、まずまず

納得いくところではあります。現株価水準も東証一部上場時の売出価格

スレスレの株価位置であり、POしずらい状況ですので、仕方ありません。


*参考記事① 2016-11-15 988円 --

中計達成にはMAが必須、クリエイト・レストランツHD(3387)。

*参考記事② 2016-06-01 1,019円 --
IFRS移行で増資も解決!?クリエイト・レストランツHD(3387)。

 

 

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