現在値 2,381円/100株 PER--.- PBR1.91 8月優待 2月配当
子供写真館の最大手。七五三が主力で下期比重高い。
配当は期末一括の年間50円配のため配当利回りは2.10%です。
スタジオアリスは株主優待制度を導入しており8末の単元株主に対して、「株主
優待撮影券」を1枚を進呈しています。当社優待券は金券屋で3,000円位で換金
が可能なため、目安の配当優待利回りはおよそ3.35%となります。
業績を確認していきます。
■2013年12月期 売上高 353億円、経常利益 31.0億円 EPS 72円
■2014年12月期 売上高 370億円、経常利益 38.8億円 EPS 103円
■2015年12月期 売上高 381億円、経常利益 53.3億円 EPS 159円
■2016年12月期 売上高 387億円、経常利益 54.7億円 EPS 177円
ーー
■2017年12月4Q 売上高 402億円、経常利益 51.7億円 EPS 177円 ce
■2018年2月期変 売上高 441億円、経常利益 38.1億円 EPS 130円 ce変則
□2017年6月2Q 売上高 156億円、経常利益▲0.3億円 EPS▲17円 四e
2016年12月期の売上高は前期比1.5%増の387億円、経常利益は同じ2.6%増
の54.7億円となり、売上は予算未達・利益は超過となりました。店舗数の累計
は488→503店に純増15店となったものの、直営既存店が98.3%止まりだった
ことで売上が伸び悩みましたが、七五三の前撮りの推進によるコスト平準化等
がある程度奏功して、計画水準の利益を確保した模様です。
なお進行期から決算期が12月→2月に変更となり、今回のみ14ヶ月変則決算と
なりますが、12ヵ月累計期間の予想も公表しており、売上高は3.8%増の402
億円、経常利益は5.5%減の51.7億円を予想しています。今期は全店のカメラ
入替や新業態への設備投資(と減価償却費)の増加が重く、決算期変更に隠れ
て実態が見えずらくなっていますが、雌伏の一年となる見通しです。それでも、
3月までの既存店売上は前年をクリアしており、まずまずの推移と言えます。
なお、決算期の変更は11月の繁忙期と次年度予算の策定時期の重複を避ける
目的と会社側では説明しており、今回はサービス(?)で翌2019年2月期の目標
予算(売上高418億円・営業利益57億円)も併せて開示しています。数字自体は
かなりコンサバなものなので、中期的には新店出店というより、店舗改装への
注力とママさんスタッフの繁忙期雇用等の基盤固めに注力すると思われます。
株主還元については、久々に5円増配して通期50円配当としたものの、今回の
14ヶ月変則決算でも50円予想のため、実質減配となっています。既述のカメラ
の減価償却費はあるものの、キャッシュベースではじゃぶじゃぶで無借金状態
の財務がどんどん良化しているので、一層の還元を期待したいところです。
*参考記事① 2016-10-09 2,158円 --
今期は久々の増配へ、スタジオアリス(2305)。
*参考記事② 2015-05-07 2,166円 --
スクールフォト事業を推進、スタジオアリス(2305)のレビュー。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。
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