柔軟性のある投資家でありたい。 | なちゅの市川綜合研究所

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昨日はちょっと刺激的なエントリーをさせていただいたのですが、今日は違う
テーマで思うところをつらつら書かせていただきます。私は他の投資家の方に
安易に流されることなく、自分の投資手法を確立させることを非常に重視して
いますが、それを優先させるために多くのことを捨てている自覚もあります。

以下に私の投資手法(というか単なるルール)をいくつか挙げます。
どれも「原則として」の枕詞付きのルールですので、例外はあります。
 
 ①ケチのついた株は買わない
 ②無配銘柄は買わない
 ③赤字のバイオ株は買わない
 (※他にも沢山あります。なお、優待銘柄はこの限りではありませんw)

②・③はともかく、①が何のことかよくわからないと思いますが、要は東芝
とかタカタとか東電とかそういう銘柄は、一切いじらないということです。
①をいじらないことのメリットは、最悪の場合は上場廃止といったリスクを
回避できることですが、オリンパスのようにV字回復するケースであっても
検討すらせずに見送っているため、このような「再生銘柄」を手掛ける経験
やノウハウは一切蓄積されないこととなります。

②と③はやや似ていますが、伸び盛りで資金需要のある企業や先進分野
の企業などの無配企業を原則として投資対象外とするため、かなりの制約
を伴うこととなります。特にIPOを始めとする新興市場の新興企業には無配
の会社が相当数存在するので、無配ながら先進的事業を展開する企業へ
の投資が人様より遅くなるケースも出てきます。具体的な銘柄名を挙げると
優待のあるエボラブルアジアには投資できましたが、アドベンチャー(※既に
有配)は手を出せないまま騰がってしまった・・・とか、まぁそういうことです。

つまり私は様々なルールを課すことで、人に左右されなくなった反面、銘柄
選択における柔軟性を失ってしまった部分もあるのです。私の投資キャリア
も十数年となり、良くも悪くも固まってきた自覚はあるのですが、ヒトとしては
まだ30台前半ですので、「広い視野を持った、柔軟性のある投資家」になる
べく、少しでも手掛けられる範囲を広げていけるよう、精進したいと思います。
(まぁ、これは投資に限らず私の生き方全般に言える話なのですが・・・ね。)


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