でやりましょう」的なエントリをさせていただきましたが、やはり儲かっている
他の方が気になって仕方ない投資家さんが、年末より更に増えてきたよう
に感じています。
具体的にはバリュー株や優待株しか買わなかった投資家さんが、急に昨年
のIPOのセカンダリーを弄り出したり、PER10倍台の成長株を買うのに熟考
していた方が、PER30倍弱でも躊躇なく買いにいったりと・・・あまり昨年には
見られなかった光景を多く目にするようになりました。投資判断に至るまでの
思考も割安だから買うのではなく、来期・再来期の成長率をアテにしたりして
買ったりしているので、まるで安全運転をしている人が、スピード狂になって
しまったような感じであり、これは決して良い兆候ではないと思います。
もちろん隣の芝生をうらやむ気持ちも分かりますが、いつ終っても不思議で
はないこの高値圏において、普段弄ったこともなく、何の事業をやっているの
かもよく理解できていない"値動きだけが良い"銘柄を手掛けるのはリスクの
高い話です。手掛けるにしても、自分がよく理解している銘柄に絞るべきで、
安易に「パフォーマンスが良かった誰か」に相乗りする場合には覚悟の上で
臨むべきです。また、それで運よく儲かっても投資家としての成長はほとんど
見込めないほか、大怪我するまで同じことを繰り返すことになる点にも注意
しなくてはなりません。
で、何が言いたいかというと、この局面でわざわざ自分のパフォーマンスの
不甲斐なさを憂いて、値動きの良い株に目移りするのは自分の投資方法が
確立していない証拠だと思います。Twitterで凄腕投資家のイチ押し銘柄を
検索しまくるくらいなら、自身と保有銘柄に向き合った方がよいと思います。
アベノミクスもトランプ相場も期間限定のサービス相場ですので、今のうち
に「転び方」を考えておくだけでも、近い将来に来るであろう焼け野原の後
に残せる資産は違ってくるかと思います。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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