現在値 443円/100株 PER20.0 PBR0.84 3月配当 9月配当優待
仏壇仏具の小売店で業界首位。葬儀社との提携販売、屋内墓苑も積極化。
配当金は年2回合計7円のため、配当利回りは1.69%となります。
はせがわは株主優待制度を導入しており、9末に100株以上を保有する
株主に対して、1,500円相当の九州特産品(※ピエトロ商品の詰め合せ等)
を進呈しておりますので、配当優待利回りは約4.96%となります。
業績を確認していきます。
■2013年3月期 売上高 207億円、経常利益 17.6億円 EPS 53.5円
■2014年3月期 売上高 216億円、経常利益 26.0億円 EPS 87.0円
■2015年3月期 売上高 193億円、経常利益 10.2億円 EPS 23.2円
■2016年3月期 売上高 194億円、経常利益 7.0億円 EPS 19.6円
■2017年3月期 売上高 200億円、経常利益 8.1億円 EPS 22.1円 ce
□2016年9月中 売上高 96.8億円、経常利益 3.1億円 EPS 10.3円(11/4)
2016年9月中間期の売上高は前年同期比1.6%減の96億円、経常利益は
同9.0%減の3.1億円となり、期初計画を割り込んで減収減益となりました。
東日本で墓石の販売が堅調に推移したものの、主力の仏壇・仏具事業に
おける販売単価の下落が影響し、数量増にも拘わらず減収となりました。
なお2017年3月期通期の見通しは据え置いており、売上高は前期比31%
増となる200億円、経常利益は同15.9%減の8.1億円を見込んでおります。
屋内墓苑の受託販売事業において、7月に開苑した熱田市の"最勝苑"
に加え、10月にも新規物件の販売を開始したこともあり、下期に寄与する
見通しですが、従来の仏壇・仏具の仕入価格上昇が継続しているため、
上期の落ち分を埋めることは難しく、通期予算は未達濃厚と思われます。
そもそも仏壇・仏具事業自体が、住宅の省スペース化や仏壇等を備える
ことに対する価値観の希薄化により、構造的な苦戦を強いられています。
当社はこうした仏壇や仏具の簡素化・小型化傾向に対して、カリモク家具
との提携により、リビングと調和した意匠性のある家具風仏壇を開発し、
ヒット商品となっています(※要は"amadana"家電の仏壇版みたいなモノ)
また、従来型の路面店についても、既述の家具風仏壇等を前面に出した
新型店舗の出店を進めており、金町・調布・大森山王に続いて4店目となる
大泉学園店を出店したほか、ついにSCへのテナント出店を進める計画が
ある様です。この辺の時流に合わせた商品・出店対策は遅きに失している
感じもありますが、ジリ貧ながらも毎期黒字を続けており、財務的にもまだ
余裕があるので、手を打てる限り、いずれ浮上余地があるかと思います。
*参考記事① 2015-12-16 476円 --
はせがわ(8230)から株主優待のピエトロがきたのでレビュー。
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*本記事の内容記述は一般に入手可能な公開情報に基づき、作成されています。
特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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