現在値 1,070円/100株 PER12.3 PBR0.70 2月配当優待 8月配当優待
老舗百貨店天満屋グループのスーパー。岡山、広島、香川に展開。
配当金は2月8月の年2回×2.5円、合計5円のため配当利回りは0.46%です。
天満屋ストアは株主優待制度を実施しており、単元保有する株主に対して
2,000円分の買物割引券または1,000円分のVISAギフトカードを年2回進呈
しておりますので、VISAギフトでの優待利回りは2.33%となります。
業績を確認していきます。
■2013年2月期 売上高 800億円、経常利益 17.8億円、EPS 50.4円
■2014年2月期 売上高 780億円、経常利益 15.2億円、EPS 13.9円
■2015年2月期 売上高 740億円、経常利益 18.6億円、EPS 32.9円
■2016年2月期 売上高 737億円、経常利益 23.2億円、EPS 45.7円
■2017年2月期 売上高 745億円、経常利益 24.0億円、EPS 86.6円 ce
□2016年8月中間 売上高 376億円、経常利益 12.5億円、EPS 40.1円
□2016年11月3Q 売上高 559億円、経常利益 18.6億円、EPS 75.1円(12/28)
2016年8月中間期の売上高は前年同期比1.5%増の376億円、経常利益は同
9.9%増の12.5億円となり期初予想を上回って、増収増益となりました。3月に
総社店を改装オープンしたほか、4月に真備店の新規出店により増収確保し
生鮮・惣菜が堅調だったことにより、利益面も2桁近い伸びを示しました。
なお2017年2月期通期の予算に関しては、売上高が前期比1.0増の745億円、
経常利益は3.3%増の24億円となる期初予想を据え置いていますが、12月末
に3Qが開示されており、売上高555億円・経常利益18.6億円とかなり順調な
進捗率をマークしているため、今期の業績は上振れ含みと思われます。
当社は2013年にイトーヨーカ堂(セブン&アイ)から2割の資本参加を受けて
以降、店舗にセブン銀行のATMを置いたりする程度しか、目立った動きが
見られなかったものの、ここにきて福山店にLOFTを導入したり、倉敷駅前の
Arioのヨーカ堂店舗を閉鎖した上で、当社店舗を承継出店するなど、やっと
資本業務提携らしい動きが出てきました(ヨーカ堂のリストラ受け皿と推察)。
また、この倉敷店から非常に競争力のあるセブンのPB商品である"セブン
プレミアム"と電子マネー"nanaco"も導入されることとなったため、全般的に
当社店舗の競争力が底上げされるため、中長期的に期待出来ます。
あとの成長ドライバーとしてはオイシックスが株を買い取って買収した移動
スーパー「とくし丸」のFC展開ですが、こちらは現在15台稼働中ということで
「とくし丸」の中ではメガフランチャイジーになりつつあるものの、売上寄与は
未だ軽微な状況です。セブン&アイ同様に他力ですが、オイシックス(と大地
を守る会)が「とくし丸」のブランドを育ててくれることに期待する形となります。
*参考記事① 2015-11-10 1,045円 ーー
移動スーパー「とくし丸」展開でエリア拡大も、天満屋ストア(9846)。
*参考記事② 2015-05-26 982円 ーー
セブン&アイ傘下入りも競合多い。ギフトカード優待の天満屋ストア(9846)。
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