移動スーパー「とくし丸」展開でエリア拡大も、天満屋ストア(9846)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【9846】天満屋ストア(東証2部)投資判断 Inline継続

現在値 1,045円/100株 PER16.1 PBR0.70 2月配当優待 8月配当優待

老舗百貨店天満屋グループのスーパー。岡山、広島、香川に展開。

配当金は2月8月の年2回、2.5円ずつの計5円のため配当利回りは0.47%です。
天満屋ストアは株主優待制度を実施しており、単元保有する株主に対して
2,000円分の買物割引券または1,000円分のVISAギフトカードを年2回進呈
しておりますので、優待利回りは2.39~4.30%となります。

業績を確認していきます。
■2012年2月期 売上高 805億円、経常利益 20.1億円、EPS 28.3円
■2013年2月期 売上高 800億円、経常利益 17.8億円、EPS 50.4円  
■2014年2月期 売上高 780億円、経常利益 15.2億円、EPS 13.9円
■2015年2月期 売上高 740億円、経常利益 18.6億円、EPS 32.9円
■2016年2月期 売上高 736億円、経常利益 22.0億円、EPS 64.9円 ce修正
□2015年8月期 売上高 371億円、経常利益 11.4億円、EPS 36.5円

2015年8月中間期の売上高は前年同期比微減の371億円、経常利益は同
33.6%増の11.4億円となりました。前期退店3店(※前期末の店舗数は22店)
のため、ハナから減収を予想していましたが店舗改装と客単価の改善に
よりほとんど吸収し、上期予想水準を上回って着地しました。

2016年2月期通期予想も多少増額修正しており、売上高が微減の736億円、
経常利益は17%増の22億円に修正しています。引き続き資本業務提携先の
セブン&iからの支援や、積極的な店舗改装による改善効果が発現していく
見通しとなっております。

また旧親会社である天満屋とのポイントカード相互利用や、三越伊勢丹や
高島屋が推進しているショッピングセンター内「テナント百貨店」についても
「天満屋ショップ」の名称で出店をし始めています。

以上、投資判断についてはInlineでカバー継続します。
増額していますが、現在のバリュエーションに特段の妙味はありません。

当社はテレビ東京系のビジネス番組などでも話題の移動スーパー「とくし丸」
事業のFC契約を株式会社とくし丸と締結し、フランチャイジーとなりました。

今年1月のFC契約から既に6号車の開業にまで漕ぎ着けており、地元自治体
とも高齢者の「見守り」に関する活動支援契約を締結することで本事業を急速
に深化させています。当社が拠点とする中国エリアは「買い物難民」が多い
エリアでもあるため、筆頭株主であるセブンの代わりに当事業のポテンシャル
を測ったり、ノウハウを蓄積する目的があるのかもしれません。

*参考記事 2015-05-26 982円 投資判断 新規Inline
セブン&アイ傘下入りも競合多い。ギフトカード優待の天満屋ストア(9846)。

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