本社のあるビルを見に行くのが大事。 | なちゅの市川綜合研究所

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私は投資先や投資候補先の本社ビルを見に行くことがよくあります。IRの
説明会に行くのとは異なり、外からビルを眺めるだけでは業績どころか社内
の様子もわかりませんが、それでも見に行くのにはいくつか理由があります。

①ビル自体を確認するため
入っているビルのグレードはどうなのか、何枚くらい借りているのか、近くに
子会社もいるのか、自社ビルなのか(そうでないのか)などを確認します。
例えばボロボロの業績の老舗企業でも、換金性の高い好立地に自社ビルが
あったりすると、私は加点して評価します。この他にエントランスの作り込み
ひとつにしても会社姿勢が出るので、そういうのもチェックしたりします。

②記憶のアンカリングをするため
小売店舗やエンド向けの商品があるメーカーや電鉄会社とかならともかく、
投資先のイメージというのはIR資料や、ホームページ、日経新聞の文字面の
情報が全てとなります。例えばB2Bの半導体商社とかデータセンターやSIer、
鉱業の会社などは、日常接することがないのでイメージが湧きづらいです。

そのため、本社のあるビルを確認することで、投資先のイメージが可視化され
以降の投資先に関する情報は、その本社の視覚的なイメージに紐づけること
が出来るようになります。「丸ビルに入っていた〇〇」とか「名古屋の栄にある
△△」といったような感じです。あと当然ですが、投資先に関する情報が頭に
残りやすくなりますし、変な情も湧くので(笑)握力も強くなります。


①・②以外にも、不動産屋観点から見るポイントなどまぁ色々あるのですが、
基本的にはこの2点が大きいです。みなさまも時間のある時は是非オフィス街
をぶらぶらしてみてください。文字列として「名前だけ知っている会社」を可視化
して、頭の中で映像化出来るのは大変有意なことだと考えております。

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