居酒屋「鳥貴族」の飲食店舗の運営及びフランチャイズ展開。
配当金は1月7月に4円ずつのため、配当利回りは0.29%となります。
鳥貴族は株主優待を実施しており、1月末7月末現在の単元株主に1,000
円分の優待券を進呈していますので、配当優待利回りは1.00%となります。
業績は下記の通りとなっております。
■2013年7月期 売上高 128億円、経常利益 4.9億円 EPS 27.5円
■2014年7月期 売上高 146億円、経常利益 8.3億円 EPS 52.4円
■2015年7月期 売上高 186億円、経常利益10.8億円 EPS 56.9円
■2016年7月期 売上高 245億円、経常利益15.4億円 EPS 85.7円
■2017年7月期 売上高 307億円、経常利益19.2億円 EPS 100円 ce
□2017年1月中 売上高 145億円、経常利益 7.1億円 EPS 37.6円 ce
2016年7月期の売上高は前期比31.3%増の245億円、経常利益は同43%
増の15.4億円となり、期初予想を上回って売上高・利益ともに3割近い
伸びを示しました。店舗純増78店計画のところ、実績は78店舗と同数
に留まったものの(期末494店)、既存店売上高が想定の101%に対して、
107%という好調な数字を記録したため、利益の伸びが大きくなりました。
なお今2017年7月期の売上高は25.4%増の307億円、経常利益は24.6%
増の19.2億円と今期も2割を軽く超える増収・増益を予想しています。
さすがに前の期の修正幅が大きかった教訓もあり、最初から少し強め
の数字を置いている印象ですが、それでも既存店売上は101%想定で
あり、その辺のKPIは現実的な値となっています。ちなみに足許の8月
は101.7%、9月は101.8%で推移しており、出足もまずまずと言えます。
(※新規出店は純増100店舗(+20店舗)、期末累計592店舗を計画)
また、今期が最終年度となる3年中計で経常利益14億円を目指して
いましたが、3年かからず2年で達成してしまいましたので、定量的な
目標値は次の中計を待つ形となります。本年8月に南柏店で発生した
誤提供事件の絡みもあるので、人材教育などの定性面に注力する
内容が出てくるかもしれません。特に当社は急拡大を遂げているも
ののFC店舗が相当数あるので、多少成長スピードが落ちたとしても
人材教育はしっかりやるべきだと考えています。
当社は本年4月に東証一部上場、9月に創業30年、10月に国産食材
使用比率100%を達成したほか、足許の株価急伸で昨年7月の増資
水準である@2,537円(※分割考慮)も回復し、順風満帆な会社経営が
進んでいる印象です。関東圏でのFC展開はまだまだこれからですし、
地方も手付かずなので、基本的に向こう数年間の成長モメンタムの
維持(年率2割程度の利益成長)は陰りの無いもの、と考えております。
*参考記事① 2015-11-11 2,425円 ---
中期経営計画は1年前倒しペース、破竹の勢い続く鳥貴族(3193)。
*参考記事② 2015-04-12 1,700円 ---
カンブリア宮殿で放映、鳥貴族(3193)から株主優待が届きました。
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基づいて投資を行い、何らかの損害が発生した場合でも責任を負いません。



