中期経営計画は1年前倒しペース、破竹の勢い続く鳥貴族(3193)。 | なちゅの市川綜合研究所

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【3193】鳥貴族(東証JQS) 投資判断 Outperform継続

現在値 2,425円/100株 PER41.1 PBR6.09 7月配当優待 1月配当優待

居酒屋「鳥貴族」の飲食店舗の運営及びフランチャイズ展開。
配当金は1月7月に2円ずつのため、配当利回りは0.16%となります。

鳥貴族は株主優待を実施しており、1月末7月末現在の単元株主に1,000
円分の優待券を進呈していますので、配当優待利回りは0.98%となります。

業績は下記の通りとなっております。
■2012年7月期 売上高 108億円、経常利益 1.6億円 EPS 8.3円 
■2013年7月期 売上高 128億円、経常利益 4.9億円 EPS 27.5円  
■2014年7月期 売上高 146億円、経常利益 8.3億円 EPS 52.4円
■2015年7月期 売上高 186億円、経常利益10.8億円 EPS 56.9円
■2016年7月期 売上高 231億円、経常利益13.8億円 EPS 58.7円 ce
■2017年7月期 売上高 258億円、経常利益14.0億円 EPS 約78円 中計
□2016年1月中 売上高 108億円、経常利益 6.3億円 EPS 58.7円 ce

2015年7月期の売上高は前期比27.7%増の231億円、経常利益は同30.2%
増の10.8億円となり、期初予想を大幅に上回って売上高・利益ともに
3割近い伸びを示しました。前期は店舗純増58店計画のところ、実際は
51店舗(累計414店)と出店計画はショートしたものの、上場キャンペーン
やメディア露出による既存店売上の好調推移でカバーしました。

なお今2016年7月期の売上高は24.1%増の258億円、経常利益は21.3%増
の13.1億円と今期も2割を超える増収・増益を予想しています。今期は
純増78店舗を予想しており出店ペースが加速するほか、既存店は約1%
の売上伸長を想定しています。ただ足元の既存店売上は101%どころか
110%を挟んだ水準で推移しており、直近10月に至っては何と114%という
爆発的な水準を記録しているため、早くも上ブレ必至と言えます。

前期に策定した3年中計もほぼ一年前倒しで達成することが間違いない
状況であり、最終年度である来期の経常利益目標14億円はローリング
必至です。特に7月に東証二部市場に鞍替えした際に、高株価をテコに
エクイティで約18億円(@2,537円)も調達出来ているため、出店ペースの
更なる加速が期待出来ます。

以上、投資判断はOutperformを継続します。
指標面の割安感薄れるも、業績の勢いに比べ会社予想はなお保守的です。

当社の大倉社長は飲食業界のイメージアップのため使用人の賃金アップ
や休暇取得などの福利厚生に力を入れています。同業の○Pカンパニー
がイメージ戦略で賃金を抑えて安くこき使うのとは対照的です。そのため
当社が近い将来上位市場を目指していくことは間違いないと思われます。

上位市場に行く際にまた資金調達するようなことがあるかもしれませんが
株式分割や株主優待の拡充等を絡めて株価に配慮することも行うケース
も多いため、そこまで気にしなくても大丈夫かもしれません(適当)

*参考記事① 2015-04-12 1,700円* (5,100円) 投資判断Outperform継続
カンブリア宮殿で放映、鳥貴族(3193)から株主優待が届きました。

*参考記事② 2014-11-01 1,160円* (6,960円) 投資判断Outperform格上
ひふみが買い漁る鳥貴族(3193)から、初めての株主優待が届きました。

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