
【6294】オカダアイヨン(東証1部) ---
現在値 759円/100株 PER9.0 PBR0.9 3月配当優待
破砕・解体用建機メーカー。環境機械の仕入れ販売も。アジア開拓。
配当は3月一括の23円配当のため、配当利回りは3.03%となります。
オカダアイヨンは株主優待制度を導入しており、3月末の単元株主に
2,000円分のクオカードを進呈しておりますので、配当優待利回りは
約5.66%となります。
業績を確認していきます。
■2013年3月期 売上高 84.7億円、経常利益 6.0億円、EPS 81.7円
■2014年3月期 売上高 103億円、経常利益 8.3億円、EPS 83.9円
■2015年3月期 売上高 119億円、経常利益 9.4億円、EPS 83.3円
■2016年3月期 売上高 120億円、経常利益 7.2億円、EPS 63.6円
■2017年3月期 売上高 130億円、経常利益 9.0億円、EPS 84.0円 ce
□2016年9月中 売上高 65.0億円、経常利益 5.7億円、EPS 53.6円 ce
2016年3月期の売上高は前期比比0.8%増の120億円、経常利益は同23.8
%減の7.2億円となり期初計画を大きく割り込みました。主力の圧砕機
に関しては耐震化工事需要が堅調に推移するものの、レンタル業者の
投資延期で減収となったほか、油圧ブレーカーも公共事業や震災復興
需要の一巡で反落となり、好調な海外事業だけでは補えませんでした。
なお今2017年3月期通期の売上高は7.9%増の130億円、経常利益は24.7
%増の9.0億円を予想しています。国内では耐震化工事需要が引き続き
底堅く推移するとみられるほか、当社は依然として国内売上比率が8割
強を占めるため、足元での円高傾向は輸入仕入価格や製造原価低減
に寄与することが期待されます。
当社は2021年3月を最終年度とする中計「アーチ2020作戦」で、売上高
200億円・経常利益20億円を計画しておりますが、昨年計画したばかり
のこの中計は早くもローリングを迫られており、最終的な目標指標に
変更はないものの、足元の3年間に関しては減額修正しております。
(※2019年3月期 売上高165→150億円、経常利益15.0→12.6億円)
あと5ヵ年で中計目標をクリアするのは難しい情勢となっているものの
朝霞工場の竣工により、主力機種の生産能力が倍増していることや、
東京オフィス(霞ヶ関の東京倶楽部ビル)や横浜オフィスを新たに開設
して、関東での拠点構築を足元で一気に完了させているため、営業
の強化によりきちんと刈り取れるかどうかが焦点となりそうです。
また株主還元については前の期に市場変更記念配を2円出したものの、
これを落とさずに1円増の23円配当を予定しています。当社は2012年
3月期から連続増配しているため【8.5→10→12→18→22→23円(予】
今後も積極的な配当還元が期待されますが、他方で手厚い株主優待
制度の導入により、株主数が1,800→14,000名まで爆発的に増加して
いるため、優待改悪リスクが高くなっているのは要注意だと思います。
*参考記事① 2015-12-22 1,120円 ---
クオカ優待で株主数は3倍増、オカダアイヨン(6294)。
*参考記事② 2015-07-23 1,168円 ---
高額クオカード優待導入と連続増配、オカダアイヨン(6294)。
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特定の証券・金融商品の売買の推奨ないし勧誘を目的としておらず、本記事に
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