【9979】大庄 (東証一部) －－
現在値 1,512円／100株 PER78.3 PBR1.42 8月配当優待 2月配当優待
配当金は年2回合計14円で、配当利回りは約0.92%です。
また大庄は株主優待制度を導入しており、単元株以上の株主に対し、
半期に1度2,500円相当の当社お食事券のほか産地直送品などを進呈
しておりますので、配当優待利回りは約4.23%となります。
以下、総会での質疑応答の要旨です。
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Q.有利子負債が多いが。
A.100億円位あって、社債も入れると104億円位である。ただ手元現金が
114億円あるのでネット無借金だ。積極的な改装投資に使いたいので、
手元流動性を厚くする。低金利で期限の利益を確保する意味もある。
Q.業界全体がシュリンクしているが業態開発は大丈夫か？
A.居酒屋業界から駅前・チェーン店という優位性がSNSの普及で消えた。
どれだけ路地裏の店でもネットのひとつで行列が出来る。マグネットの
強い高い専門性のある業態でないと対抗出来ない。また多業態を持つ
ことで業態転換している。転換後既存店120-200%を叩き出す店もある。
Q.社外取締役の選定基準はあるのか？
A.過去に取引の無い人間で、東証の定める基準に従って選定している。
コーポレートガバナンスコードも参考にして選定している。
Q.SNSトラブルについての対応はどうか？
A.非常に気にしている。理念を植えつけるとともに、何のために働くのか
などアルバイト教育を徹底している。報酬と結び付けるようにしている。
別途、大庄SNSポリシーというのも定めている。
Q.優待はカタログ選択制でなく、食事優待券をいきなり送って欲しい。
A.社内で検討します。
Q.一つの県で4店舗(かそれ以下)しか店がない県がある。経営効率は？
A.全国制覇という夢があったが、そういう時代でないのは理解している。
今期もそのような店を閉める計画はあるが、数は少ない。逆に地方は
伸び代のあることも事実なので、一つの県で最低5店舗は出して軌道
に載せるようなことも一方では考えたい。なお地方は｢採算店｣も多い。
Q.横浜・川崎の庄屋に11店舗行っている、最近は従業員の責任感がない。
A.申し訳ありません。また指導徹底します。またご指導ください。
(因みに回答役員は本当にその店に行って指導している感じでした)
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今期は経常利益10億円と超Ⅴ字回復を計画していますが、9月・10月の
既存店売上高は計画101%に対して、102%・106%と大幅に超過してクリア
しているので、久々の業績達成がうっすらと見えてきました。担当役員
曰く「計画を上回るかたちで株主の期待に応えたい」とのことなので、
まぁある程度の手応えを掴んでいる様な雰囲気もありました。
また、売り出し中の｢MIYABI CAFE｣事業に関して、浅草橋店はともかく
神戸の三宮店はどうやって駅前立地確保したのかな・・と疑問に思って
いましたが、どうやら業態変更でやりくりしたようです。確かに当社は
古くから駅前立地を賃借していたり、店舗不動産を自前で持っていたり
するので、その辺に関してはなおテコ入れ余地があるように思います。
なお、当社総会はお土産が出ました。
当社オリジナル商品である「MIYABI」のディニッシュパンと海洋深層水
のお水2本、マスコットキャラクターの詰め合わせでした。マスコットの
お腹には「はい、よろこんで！」の文字が記されています・・・。
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